翌10/10、7時間ガッツリ寝た私は朝風呂に入り7時から朝食。
なぜ旅行先でのバイキングはこんなに食べられるのだろう(笑)
外に出ると快晴。
こうなったらオープンしかないでしょ!
1日目はお見送りだけだったこるまろさんも登場。
「後ろについて行って良いですか?」
「私も付いて行く立場なんですが、宜しければぜひ一緒に走りましょう!」
この緑の軍団はアルファ1300GTJr (
heyさん)、2000GTV(
じぇじぇりんさん)そして1600GTJr。緑が三台揃うのは珍しい。昨日に続いてheyさんは一緒なのは決まっていたのだが、じぇじぇりんさんから
「僕も一緒について行って良いですか?」
「ぜひぜひ。せっかくご同室だったし!」
でもこの時点で
ランチア・トレビ・ボルメックス (lancistaさん)
ランチア・フラミニア・ス−パースポルト・ザガート (stratosさん)
アルファロメオ 2000GTV (じぇじぇりんさん)
アルファロメオ 1300GTJr (heyさん)
ランチア・リブラワゴン (Kさん)
それ以外にも
ランチア・デルタ・エボ2
ロータス・エラン・FHC
プジョー106 1.3ラリー
が私の前にいて、後ろは
ランチア・デルタ・エボ2 (総社市のTさん)
シボレー・カマロ・Z28 (こるまろさん)
という11台に膨れ上がっていた。これはぜったいはぐれるだろうという予感がしていた。
ホテルから蒜山高原に上る道。
サイドウインドウは立てているが、フルオープン。昨日と同様にトレビが速く、前から9台目では追いかけるのに必死!ここではビデオが撮れるが、それ以降はとてもそんな時間もない。一旦停止して幌を立てる時間も無いので、外気温計がどんどん下がって寒さとの戦いとなって行く。出発時17.5度だった外気温はこの時12.5度、最終的には11.5度まで下がったが、ジャケットを羽織る暇もなかった。実は最初の3−4台はこの前にある鬼女台(きめんだい)で一服していたのだが、heyさん以下は気づかず激走、それにも離されて最後の4台だけが必死でコマ図通りに走っていたのだった。
大山を降りて行く道(10/9の2本目のビデオによく似ている)でそれは起きた。
ストレートエンドに右60度コーナー。前を行くリブラワゴンがきれいに進入して行ったので大丈夫だとおもってコーナーに入ると、ジャリが浮いていて四輪ドリフトっぽく外に流された!!
ケツがうまく出たので少しカウンターを当てた形になり、お釣りも来ずきれいに立ち直った。うしろのエボ2のTさんが少し車間を開けてくださっていたために助かった。ごめんなさい!
小沢コージさんがミニ・コンバーチブルを買ってトヨタのエンジニアと話をした時、
「ミニのハンドリングは我々トヨタでは出来ないですね。滑った時トヨタはアンダーのままです。BMWミニはFFを作ってなかったからかも知れませんけど、テールアウトするんですよね。危なくてとっても出来ない。」
と言っていたようだが、その意味が解ったかも。ただ、トラクションコントロール+ABSがあるから、ちゃんとコンピューターがうまく下手っぴをサポートしてくれただけかも知れない。公道で滑ったのはCR-Xで事故りかけた時から20年ぶりかも。肝を冷やした。
大山をかなり降りても前を行くプジョー1.3ラリーとエランには会えない。そろそろおかしいなと思い、トレビのlancistaさんに電話してみると、
「え、コマ図20まで行ってるの?こっちはまだ15で休んでるよ。」
「行き過ぎちゃいましたね。かなり距離があります。」
「今から行くから待ってて!」
リブラワゴン/ミニ/エボ2/カマロで立ち話をして楽しんでいると、20分以上たってlancistaさんたちが。こちらも4台くらいしかいない。
この後は合流したのはいいが、こるまろさんと離れてしまった!ごめんなさい!
また田んぼの真ん中で止まったので、何事かと思うとお昼の相談だった。赤碕の道の駅の横にある「海」に向かう。
「海」からは本当に目の前に日本海が。30分以上外で待たされたハラペコ10名の目の前には
「モサエビ丼」ご飯大盛り!
モサエビの出汁を吸った味噌汁が絶品。
モサエビは甘くない甘エビという感じ。あっさりモチモチ。美味しくて10分で完食!
ここからは大山を反時計回り、大山寺やスキー場からガンガン走って行く。あまりに速すぎてビデオも撮れないくらい。皆さんに迷惑をかけないよう、一番ケツに着くとやっぱりしんどい。
大山ガーデンプレイスで休憩になった時は心底ホッとした。レンゲの蜜だけを集めた超高価なはちみつを嫁さんの土産に買い、さあ出発するとなったら、
トレビが動かない。
うわー大変。でも私より詳しい人がうじゃうじゃいる。ゴールに急がないと、もう15時半だ。
「lancistaさん、ごめんなさい。先に行きます。すみません」
(ごめんなさい、あと250キロ一人で帰らないといけないので)
するとじぇじぇりんさんも
「付いて行っていいですか?」
「ぜひ。」(一人だとgoogle mapしか友達がいないので)
後で知ったのだが、ライト系が不安で、暗くなる前に帰りたかったそうだ。
二人で大山周回道路を走る。素晴らしいブナ林と景色なのだが、鏡が成で待ってくださっている白猫#35さんのことを考えると、ゆっくり景色も見てられない。折角この2日間の最後で、きれいに大山が見えたので、やっと撮った写真がこれ。
ゴールに近づくと、参加車が続々と帰ってくる。ああ、最後の集合に間に合わなかったなあ。
ゴールの鏡が成には白猫#35さんご夫婦とあと一人しか居られなかった。
「lancistaさんを見放して来てしまいました。皆さん帰られたんですね。」
「ええ、私達も紺豚さんを見送ったら、lancista君の方向に行くつもりです。あちらにおられる方達には、もう山を降りて溝口インターから帰ってもらうように、lancista君から言ってもらいました。」
終わりに会えなかったのは残念だが、仕方ない。
じぇじぇりんさんも先に帰られたので、寂しく一人で蒜山を降りる。折角だから行きに行けなかった鬼女台に行ってみよう。
一人佇むミニ。でも今回はミニできて本当に良かった。ドリフトもしたけど、限界まで楽しめたなあ。やっぱり小さい車は楽しいなあ。別れ難くなってきた....
鬼女台から西を望む、真ん中から少し右に大山が見えるのだが、雲の中だ。溶岩台地であることがよく分かる地形だ。
東の方、蒜山を望む。美しい。
帰りに心配になってlancistaさんに電話。
「いま、ちゃんと動いて帰ってます。」
「良かった〜〜〜。どうなったんですか?」
「オルタとエンジンブロックを繋いでたアース、外れてました。」
「皆さんが見つけてくださったんですね!良かった。これに懲りずに来年も誘ってくださいね!」
主催者の白猫#35さんからも
「フラミニアで来れるまで続けてますから、絶対来てくださいね。」
と言われている。
16時に鏡が成を出て、吉川→宝塚で20km、90分の渋滞に巻き込まれ、自宅に帰ったのは21時前だった。多分燃費は12km/lくらい。大山を二周300キロ走っても、ガソリンは1/3残っていた。さすが1.6リッター。
ランチアベルリーナの速さと、ミニの楽しさを満喫した二日間だった。