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紺の豚のブログ一覧

2013年01月29日 イイね!

入院。

日曜日にモンツァから電話。
「やっと空きました。入庫いつされますか?積車で迎えに行きましょうか?」
「いつものように火曜日に行きます。多分大丈夫だと思いますけど、煙が出たら迎えに来てくださいね。」
「無理はしないで下さいね。」

一ヶ月ぶりに456を始動。キルスイッチを入れると一発で掛かった。
阪神高速で神戸へ。6速2500回転での濃密な回転感を伴った「フウーン」とも言うべきエンジン音とパワーに、やっぱり出来るだけ長く、12気筒と付き合って行きたい衝動に駆られる。

30分ほどでモンツァに到着。
直ぐボンネットを開けるが、煙は出ていない。T工場長が覗き込んでくれる。
「外側のカムカバーのパッキンは、シールがちゃんと効いてて漏れてないですね。これはやっぱりエアチャンバー外さないといけないか…この系統のエンジンはいつもこれが大変なんですよね…あ、でもアンダーカバーの上にオイルが溜まってるから、どこか漏れてますね。お預かりしていいですか?暫く乗って見て調べてみます。」
「よろしくお願いします。」
Nさんも心配して来てくれる。
「煙を吹いたって言ったので、すわエキゾーストからかな?それならこの時代のフェラーリに多いバルブシールかなと思っちゃったんよ。それだと48本のバルブ全て打ち替えで、ヘッドオーバーホールとなれば200万以上ですから。」
なにそれ怖い(笑)

モンツァには珍しい旧チンクが止まっている。
「珍しいですね、チンク。」
「これホンマもんのアバルトなんですって。後ろヒンジドアで可愛いけど、フードが上げてないんで人気ないんだそうです。695じゃなくて595SSだそうですよ。」
「ナンチャッテはよく見ますけど、ホンモノは初めてみました。」
「言ったら譲ってくれると思いますが、どうですか?」
「いや、そうすると456降りないといけないんで…」

さあ、どうなることやら。
まな板の上の鯉ならぬ、リフトの上の紺豚号であった。

Posted at 2013/01/29 19:01:07 | コメント(12) | トラックバック(0) | 456 | 日記
2013年01月28日 イイね!

不思議な縁の亀岡詣で

不思議な縁の亀岡詣で一月二十日日曜日。何も予定が無かったので、嫁さんに
「亀岡に行ってみようか?」
「え?なんで亀岡?」
「以前から気になっていたドゥリムトンっていうイングランドの田舎を再現した村があったろ?」
「そう言えばそんな話あったわね。何も予定も無いし、行ってみようか。」
「ついでに亀岡トライアルランドに寄って、森さんにもご挨拶して行かないか?」
「ミルキーウェイの時に『一度遊びにおいで』って誘っていただいたものね。行きましょ。」
丁度Rover75にスタッドレスを履かせたし、家族で行ってみる事にした。

ドゥリムトンは京都府境を超えてすぐのところだった。
かわいいイングランド風のお家がある。娘もこっそりチェックの帽子とマフラーだ。

天気は良かったが風が強かった。レストランの前でやっていたフリマの人のテントが隣の池まで飛ばされて、皆で拾ったり押さえたり大変。その中で、娘は可愛いカチューシャを作ってもらっていた。
カフェレストラン「ポントオーク」にてランチ。折角だから皆でキッシュやミートパイを取った。私はイギリス料理で一番好きなフィッシュアンドチップスをいただく。

ポテトフライが多くって、私でも満足。紅茶もおいしくいただけて、ゆったりとした時間が過ごせて嬉しかった。横にあるアンティークのお店も見せていただいたが、雑貨が中心で嫁さんの好きな家具等はなかった。

今度は亀岡トライアルランドに。
お電話すると、「来客中だけど、別にかまへんで。」とのこと。遠慮なくお伺いすることにした。トライアルランドの入り口を入ると森さんが工場の方から顔を出されて
「丁度勝部さんが来てはるんや。2年前に壊れたアストンが治ったんで、持ってきはったところで良かった。」
え、エンジンブローしたあの戦前型アストンが?!それも今日出来上がっていま乗ってこられたのだと言う。あまりの奇遇に嫁さんが
「なんだか不思議な人の縁を感じるわ。」
と言う。本当にそうだ。

森さんの自宅はトライアルランドから谷を降りた所にある。ツーバイフォーのキット住宅を輸入して大工さんと一緒に建てたというDIYのお家だ。横のガレージは亀岡トライアルランドのHPのトップに出てくるガレージそのもので、このアストンと森さんのフラミニア・スポルト・ザガートが収まっている。
このアストンは二年前のイベントでエンジンブローしたのだが、つてで新しいエンジンを入手して組み上がったところらしい。クランクケースに弱い部分があり、そこが壊れてしまうのだが、ちゃんと対策部品がイギリスに存在する(!!)らしい。

私が直接見た戦前車はこれとブガッティT35だけなので何とも言えないのだが、でも美しい事はわかる。

芸術的機械加工部品によるエンジンルーム。ちゃんとこれってSUキャブだったりするんだろう。勝部さんが、
「今組み上がった所だったんで、ダメ出ししながら大阪の工場からぼちぼち走って来たんや。」
「たしかにエンジンの前のここはオイル漏れてそうですね。エンジンフードが汚れてますもんね。」
「うん、冷却水も少しここらへんは気をつけへんとな。」
このクルマはシャシーだけだったのを、あるマニアがこつこつ全部木製のフレームから作り出して直したのだが、8年かけて90%出来たところで手が止まってしまい、残りを勝部さんと森さんが引き受けたとのこと。確かにコクピットも木組みの部分が多い。

「スリーホイーラーよりはクルマらしいですね。」と森さんに言うと、
「ブレーキがこれの方が良く効くからなあ。スリーホイーラーはバイクのブレーキやから、止まろうとフルブレーキしても30mは走ってしまうんや。」
「え、怖いじゃないですか。今度からスリーホイーラーの前を走るのは止めときます(爆)」
「しかし、ミルキーウェイ、大阪から走って行かんで良かったわ。」
「だからフェリーにして下さいって言って正解だったでしょう?」
「でも、ゴールから道の駅ふたみに置いてあるトランポまででも遠かったで。」
「すみません、やっぱり遠かったですか。私あの時は適当に、「50キロくらい」なんて言いましたけど、後で見たら80キロあったんですよね。ごめんなさい。」

その後、お家に上がり込んで色々見せていただく。
スタンド、小物、椅子、すべて森さんの手作りだ。溶接もされる(自宅ガレージの上のランチアマークもすべて森さんの手作業の溶接の作品)ので、色んなものを作っておられる。義父もDIYの人でかなり色々作る人だが、すごい。嫁さんが
「え、こんなのまで作ってしまうんですか?!」と絶句している。
奥様もフランクな方なので、嫁さんも楽しいらしい。

大人の話に飽きた娘が
「外にある滑り台で遊びたい!」と言い出したので、遊ばせに行く。森さんが
「トライアルの友達が、廃棄になった公園のすべり台を『要るか?』と持って来たんで、二つつなげて長くしたんや」
「でも、いくら斜面にあるって言っても、あれ10m近くありますよ!」
何でも作ってしまう人だ。

勝部さんはいつもここに古いアストンを置いているらしい。JRと京阪で枚方の自宅まで帰られているとのことだったが、折角なので淀屋橋まで75でお送りさせていただいた。
「それにしても、アストン復活して良かったですね。もう何か出られるんですか?」
「うん、ラフェスタ(プリマヴェーラ)はもう仮エントリーしてるんや。」
「流石。で、秋のミルキーはどうされるんですか?」
「流石にスリーホイーラーは疲れたな。今度はアストンかな。」
「古い方、それとも新しい方(DB5)ですか?」
「まだわからんな。ナビによるかもな(笑)」

帰宅してから嫁さんに
「どう?kotaro さんと僕のお師匠さんは凄かったでしょ?絶対真似なんかできっこないのは判ってるけど、でも憧れてしまうんだ。」と言うと、
「今まであんな人たち見た事無いから、ほんとにびっくりして、でも凄いし、ほんとに素敵だなって思ったの。自分の手の届く範囲で、自分でこつこつ直して..本当にヨーロッパの田舎みたい。」
「そうだね。又良かったら遊びに行こうよ。」
「ええ。」

不思議な縁の取り結ぶ、亀岡行きだった。
Posted at 2013/01/28 23:11:17 | コメント(7) | トラックバック(0) | クラシックカー | 日記
2013年01月06日 イイね!

四万十川と尾道ーミルキーウェイのリベンジー

四万十川と尾道ーミルキーウェイのリベンジーこの正月、ミルキーウェイ・ブルーアイランドラリーのリベンジに四国旅行に行ってきた。と言っても、制限速度の確認に行った訳ではなく(笑)、曇り空や雨の中だった四万十川の沈下橋にもう一度行きたいと思っていたのだった。

1/2夕刻、徳島にある兄の家に向かい、帰省していた長男を含め家族4人と犬一匹でRover75で大阪を出発。神戸で渋滞に遭ったが、夕方には到着。兄家族、妹家族と総計15人で久しぶりに夕食。
1/3、母も含めて5人フル乗車+犬一匹でRover75に乗り込み、足摺岬を目指した。昨年のミルキーウェイで竜串までは行ったのだが、先端の足摺岬までは行かなかったので、訪ねてみる事にした。用心してスタッドレスタイヤに履き替えて行ったのだが、一応雪道はなかったものの、大歩危小歩危のあたりではかなり路肩に雪が残っていた。高知道も四万十市から60キロくらいまでは開通しており、徳島から直行なら5時間程度だったろう。大阪から直行よりかなり楽に宿の「足摺テルメ」に到着。

翌日1/4は足摺岬に立ち寄った後、土佐清水市の「ジョン万次郎資料館」に。けっこう面白かった。

たまには75の写真も撮ってやろう。美しいセダンだなあ。

さあいよいよメインの四万十川ヘ。先ずは河口に近く一番長い佐田の沈下橋ヘ、ミルキーウェイでも通った右岸沿いの道を取った。冬晴れの快晴で、これはリベンジができそうだ。

渡るところのビデオを嫁さんに撮影してもらい、左岸のたもとに駐車して家族で写真を撮っていると、高知新聞の記者さんから取材を受けた。ドラマ「遅咲きのひまわり」のお蔭で人出が多くなっているらしい。出発しようとすると、向うから可愛いシルエットが...てんとう虫だ!

ついつい出てこられたオーナーさんと話をしてしまう。
「可愛いですね!私もミルキーウェイで昨年来て、天候が悪かったので、もう一度リベンジで来たんですよ。」
「そうですか!松山のイベントだって聞いた事があります。私も石鎚山のイベント(=クラシックCarニバルin小松には行ってるんですよ。」
「お互い主催者同士は仲がいいみたいですね。」
等と思わず立ち話。嫁さんも話の輪に入ってくる。2月に家族で行こうかな?と思っていた大山のスキー場の話などで盛り上がる。クルマ好き同士、いいなあ。

どんどん日が陰ってくるので、次の目的地、岩間の沈下橋に。ミルキーウェイの時は、土砂降りだった。

今回は日陰になってしまっていたが、


ああ、快晴で良かった。歩いて渡ってみると...寒い!折角なので75でも渡ってみた。すごい迫力(笑)

そこからは宇和島→松山と最短距離の高速道路で移動し、松山の北、権現温泉の「権現山荘」で宿泊。料理と温泉が絶品だった。

1/5は大阪までの帰路。折角晴れたので、美しいしまなみ海道を走る事にした。あ、これは一昨年のミルキーウェイのコースだな。

大三島の大山祇神社で初詣を済ませる。やはりここの神域は素晴らしい。

そう言えば、あのときは折角尾道に行ったのに、デンついただけで折り返したんだっけ。大林宣彦監督の「尾道三部作」は嫁さんも私も見ているので、ぜひ行ってみよう。
丁度お昼になった。折角だから家族で尾道ラーメンにするか。尾道駅近くの「ベッチャーらーめん」に。

うまい。チャーハンもうまい。炒飯魔人の私が言うのだから間違いない(笑)

足の悪い母には商店街の「浪漫珈琲店」に行ってもらい、「時をかける少女」でも出てきた艮(うしとら)神社へ。そしてその裏から山を上がって行くと絶景が!

ここまで来て良かった。下りの坂も向うに海が見える。

下って行く途中の瀟酒な洋館。

一時間ほどだったが、尾道を満喫した気がした。尾道を出発したのは15時半、そのあとはひたすら山陽道を走り、渋滞もあったが食事をして20時15分には帰宅した。

何だかミルキーウェイ・ブルーアイランドラリーで見残した所ばかり、リベンジしたような旅だった。
Posted at 2013/01/06 15:34:31 | コメント(14) | トラックバック(0) | Rover75 | 日記

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「希少なクラシックランチア http://cvw.jp/b/769949/47416450/
何シテル?   12/19 11:47
紺の豚です。 「飛ばさねぇ豚はただの豚だ」 でも、三角窓を使うには、それほど飛ばせない(笑)。 よろしくお願いします。
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