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2019年式ロッキーPremium感想文 - ロッキー
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ノイマイヤー
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ダイハツ / ロッキー
プレミアム(CVT_1.0) (2019年) -
- レビュー日:2019年11月17日
- 乗車人数:4人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 3
- 満足している点
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1.今時貴重な小型車枠のSUV
2.ターボエンジンの快活な加速性能
3.使える居住性・荷室スペース
4.充実した安全装備
5.現行RAV4より自然なドラポジ - 不満な点
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1.無塗装インパネのグロス
2.落胆するほど酷いアイドル振動
3.家族が驚いたガレージシフトショック
4.操作するたび掌の肉が挟まるシフトレバー
5.調子に乗ると総額300万円オーバー - 総評
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DNGA第一号のロッキーはダイハツがトヨタにもOEM供給するコンパクトSUVである。3995mm×1695mm×1620mmというコンパクトなサイズだが、室内は大人4人が座れる十分な広さを確保。荷室も必要十分でBセグの標準形のモデル同等の使い勝手を確保した上に、デッキ下に掘りこんだスペースを確保したのはクロスビーへの対抗心か。
トリムのレベルは近年グッと良くなってきた軽自動車と同等レベル。グレードによって赤の挿し色が効果的に使われている。ドアトリムのハンドル部分が例の重く感じる位置に配置されているが、ちゃんと旧来の餌箱が着いていて操作しやすい。ダイハツの気配りを感じた。残念なのは黒いインパネが無塗装でテカリが酷い点だ。30年前の軽を思い出すほどのレベルであり、2019年の普通車がこれでは安っぽい。グロスが出ると高級感が無いだけでなく、ウインドシールドガラスへの映りこみやドライバーへの光りの反射など機能面にも影響するので投資は嵩むが塗装するべきだろう。Aピラーをもっと立てておけば反射は無視できたかもしれないがデザインに対して制約になるため、反射しにくい塗装か樹脂そのもののグロスを下げる技術開発が求められる。
運転すると1Lターボエンジンの快活な動力性能が良い。ただし、信号待ちで発生するアイドリング振動は酷い。エコアイドルが作動しない事もあるから看過できない。振動から逃れたい一心でシフトをDからNに動かすと、びっくりするようなシフトショックが発生。(試乗車は走り続けており暖機済)
市街地走行が多いこの手のクルマがよく遭遇するシーンでこのレベルの振動を出すのはまずい。軽自動車でももっとマシなクルマはある程だ。事前情報で印象が良かっただけにこれは落胆すべき結果だ。
ダメ押しで、ディーラーで車庫入れする為シフト操作を繰り返したが、DからRへ操作する際にボタン操作すると手のひらの皮がボタンとレバー本体に挟まれて痛かった。樹脂部品に必ず存在するPLをうまく処理できていないかクリアランスに関する検討が漏れていないだろうか。
こういう部分も含めてロッキーは荒々しい、或いは洗練を欠くと言わざるを得ない完成度である。
見積もりを取った。試乗車は最上級Premiumだが、ストーリアを思い出すマスタードイエローが選びたく、カラーの選択肢が豊富なGの4WD(222万円)を選択。Gではスマアシの基本装備に加えて、死角警報装置やコーナリングランプやアダプティブハイビームが備わる。クラスを考えると充実しており是非選びたい。X、Lグレードでは上記装備は備わらない(死角警報のみMOP)。追加で本革ステアリングとシフトノブを選択。用品はマットとナビ(9吋)とドラレコとETC等を選択し、諸費用込みで298万円。安全装備が充実してるとは言え、1LターボのSUVが300万とは恐れ入った。
Premiumなら確実に300万円オーバーの買い物だ。現行RAV4が400万円を超える時代なので、安いほうなのか。
実は親族のベリーサの代替有力候補としてモーターショーで見たときから期待していた一台であったが、お勧めするのは避けようと思った。確かにサイズが適切で安全装備は充実している。しかしアイドル振動やシフトショック、インパネのグロスの高さ、シフトレバーの危害感など積もり積もったデリカシーの無さは総額300万円クラスの乗用車としての受け入れ難い。雪国在住の方々の生活の足でありながら、遊び心がある貴重なキャラクターだけに「ふざけず」にキチンと改良すればきっと良作になれるはず。
- 走行性能
- 4
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かつてのテリオスは1.3L、ビーゴは1.5Lだったが、ロッキーはトールの上級エンジンである1Lターボを搭載した。あまり期待していなかったのだが、助手席に営業マン、後席に妻とチャイルドシートに座った子供を乗せても思いのほか軽快な走りに驚いた。
それもそのはずで98ps/14.3kgmというスペックはかつての自然吸気1.5L並みのスペックで車重はFFで1tを切っているのだからそれも納得。CVTのため、加速性能そのものも高いのでPWRスイッチがあるが、それすら不要とも思える性能だ。
ステアリングフィールは市街地の扱い易さ重視で
スルスルと軽く回るがこれはキャラクターに合っていて好ましいが、前述の動力性能を考えるともう少しどっしりしていても良い。 - 乗り心地
- 3
- 17インチホイールを履いているのに乗り心地は市街地走行に適した柔らかい感触。この部分はパッソ同様に軽自動車とは一線を画すレベルにある。高速走行は試していないため、全体的な評価は出来ないが、コンパクトカーとしては平均的なレベルと感じる。サイズ感の似た初代RAV4の様なキビキビ感は無くおっとりしているが、キャラ的にその方が適切だろう。
- 積載性
- 4
-
室内の居住性はなかなか適度だ。運転席に座るとテレスコが装備されずチルトのみの設定だがドラポジは決まった。ステアリング中心とシートの中心のズレが小さく、違和感が消えない現行RAV4より好ましくさえ感じた。
後席もTNGAでは脚の収まりが悪いのにDNGAのロッキーはアップライトに座る為窮屈感が無い。これなら後席に人を乗せても不満が出るレベルでは無いだろう。リクライニングも微調整しか出来ないが、シートベルトのアンカー成立範囲が狭そうなのでこれで良い。また、車幅が1700mmを切っている上にドアが短かめなので子供の乗せ下ろしがやり易く好印象だった。
ラゲッジは軽やBセグハッチバックを凌駕する実用的なサイズだ。我が家のようにベビーカーとボストンバッグとお土産を搭載してもRrシートが充分使えるレベルなので軽からの乗換えなら「さすが普通車」と思うレベルだろう。 - 故障経験
- 新車のため故障など考えにくいが、樹脂バックドアの変形が心配だ。昨今、トールのバックドアの意匠面に変形が見られる個体が増えているように思う。ぶつけたわけでなく左右対称に現れているので内部の補強材と表面の接合面が熱収縮などの要因でヒケ始めているのではないかと懸念している。トールだけなら良いが、他の軽自動車系のバックドアも同様の現象を見ることがあり、ロッキーでも恐らく同構造と見られる樹脂バックドアが大丈夫なのか気になるところだ。気づかない人も居るかもしれないが、自分の車であれが起こったらクレームを入れたくなる。
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