ホンダ VTR1000F

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ホンダ

VTR1000F

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荷物が積みにくく航続距離が短いが楽しいバイク - VTR1000F

マイカー

荷物が積みにくく航続距離が短いが楽しいバイク

おすすめ度: 4

満足している点
ドカドカドカっと加速してゆく野生味溢れる加速感。ツアラーとしての巡航の楽さ、リッターバイクらしいパワフルな乗り味。
不満な点
リッターバイクとしては軽い方とはいえ峠では重い。燃費が15km/Lくらいと2ストのTZR 3XVより悪いw、タンクの小ささと相まって航続距離が短い。
重心が高く視点が高いためツーリングでは楽だが、コーナーでの切り返しはヨイショってなる。
総評
とりあえず加速が楽しい!
直線番長バッチリ、コーナーもそこそこ。
ただ何故こんなにも燃費がよろしくないのか…。タンクも小さくて航続距離が少ない。
しかしツアラーとしてなら走行性能はコレで充分。
巡航速度は3速ホールドで60〜120km/h、望むなら更にかき上げれば200km/hくらいまでソッコーでぶち上がる高速ツアラー。
とりあえず峠でもTZR250R 3XVについてはいける。
デザイン
4
V2エンジンがもたらす前後重量バランス問題を解決するため両サイドに別れたラジエーター。
段差のないシート、必要最小限のカウルレイアウト。
大きなシングルヘッドライトは多少古臭いが好きな人は気にならない。
ガチフルカウルでもなければ、ネイキッドでもない。かといってビキニカウルでもない。
だがそこが良い。
走行性能
3
空気圧純正セット、フロントフォークシールの交換によって脚はリニアな反応をするようになった。
峠でも頑張れるように多少硬めなセッティング。
何処でもオールマイティ、逆に言えば何処でも少し足りない。
比較対象がTZR250R 3XVになるが、やはり重くて峠下りツッコミでは止まらない。ビッグツインのバックトルクは強大で強力なエンブレが掛かる。
が、レプリカと比べると段違いに神経を使わずに疲れず乗れる。
乗り心地
4
良い良い。
シートも絶品。2時間くらい乗りっぱなしでもお尻は2つ以上には割れない。痛みもない。直立ポジションでお尻に負担がかかるXLRの方が痛い。
純正ままだとタンクとシートがツルツルでニーグリップがし難いという話もあるが、ズレ防止のシールを買えば良いだろう。
個人的には余り気にならない。
ただしハンドルに関して純正は絞りすぎなので、ハリケーンなどの垂れ角のないセパハンか、ステムを造作してバーハンに替えないと辛い。
積載性
3
ツアラーなのにリアシート下にグラブレールがない。そのためフックがなくて荷紐やネットを固定しづらい。が、まあ工夫すればシート形状が段差なしなので沢山載る。
燃費
2
悪い…15〜16km/Lか。
2ストより悪いのは低回転トルクが細く、3000rpm程度は回っていないとガクガクするから回し気味になるからだろう。
そして旧態然のキャブなのでビッグツインで最適化するのが難しいからではないかと思われる。
タンクも15Lで10L減で燃料警告灯が点き、トリップ150kmくらいでスタンドを探す羽目になる。
価格
2
こなれていて安い。
既に最終型でも2007年から17年、マイVTRあたりだと1997年の欧州逆車のため既に27年が経過しているので欲しい人は30〜50万の間でリッターバイクが手に入る。
手入れはかなり必要だが、この性能が30万円ならお安いと思う。が、リセールはもはや期待出来ない。
故障経験
ゴム類はできる部分は全部交換した方が良い。
特にブレーキ周り、マスターやキャリパーのOHは必須。20年以上前のゴムシールが劣化していない訳はない。フロントフォークシールも交換した。インシュレーターも怪しい。リアのダンパーも終わっていた。
パーツはまだ出るので壊れる壊れると聞くレクチファイア/レギュレータとカムチェーンアジャスタは予備パーツとして持っておく方が良いだろう。
リアディスクも64千キロも走っていれば交換時期。
自分でDIY出来ればよいが、出来ない人は交換履歴が分かるバイクを買わねばならない。安かろう悪かろうを買えば地獄を見ることになるだろう。

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