扱いやすさと非日常のパワー、そしてちょっと癖 - スカイライン

マイカー

扱いやすさと非日常のパワー、そしてちょっと癖

ヤクソン
日産 / スカイライン
400R(AT_3.0_V6ターボ) (2019年)
- レビュー日：2021年9月29日
- 乗車人数：５人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 5

デザイン：5
走行性能：4
乗り心地：4
積載性：3
燃費：3
価格：3

満足している点: 小径ターボというレスポンスのおかげで踏み込んだ瞬間に強烈な加速を味わえるというのはストレス解にも一役たちます。
日常使いとしても、セダンの中では小さい分類なので扱いやすいです。
不満な点: とにもかくにも意味ないかもしれないですが、折角４００Rなんだから３００ｋｍスケールのメーターとかにしてほしかったですね。
そしてこのビッグパワーを受け止めるミッションも普通のATみたいなものなので全性能を出し切れてないかもしれません。
癖が少しあるのも不満と言えばそうかもしれませんが、昔からスカイラインは癖があるのは御愛嬌。R３２でもタイプMはドッカンターボに近い癖だったのでじゃじゃ馬でした。それを乗りこなそうとするから車は面白いとも言えます。
V37も癖があるから嫌う人も好む人もいると私は思います。
唯一の物言いとしたら、収納が車内は少ないという所くらいですねｗ
総評: １年乗ってみて、輸入車から日産に戻って後悔はありません。
V37の初期から１０年近く経つから古いとかいう人もいますが、乗ってみて思うのは昔からのスカイライン好きな人には結構合ってると思います。
特に４００Rはスポーツ路線です。でかいナビとかプロパイロットとかあれば便利かもしれませんが、そんなものは気にしません。
日常使いができる４００Rと考えれば良い車です。高級感も演出しながらスポーツも忘れていない、そして先進技術もそれなりに搭載されています。
実用性を考えた令和のスカイラインの最高峰と言っても差し支えないと私は思います。
昔のスカイラインの良さは十分知っています。
でも様々な要因で叶わないのが現実です。その中で出来ることを具現化した形だと自分は思います。

デザイン: 5; インフィニティ仕様と対立するところではありますが、結局はオーナーの好みの問題です。
自分はこのデザインがカッコいいと思いますし、インフィニティ仕様も悪いとは思いません。好みがこっちなだけです。
リアの造形美と新型テールは良くマッチしています。MAZDAの最近の車に似てるとも言われますが、乗ってる人には違いが分かると思います。
リアはグラマラスに見えてもフロントはシャープに見える、魅力的なデザインと思います。
ちょっと古いデザインというのが男心をくすぐるのかもしれません。
走行性能: 4; パワー等はレベル違いです。唯一の難はATですね。どうしてもパワーについていけてない感じがしてしまいます。DSGに長く乗ってたので変速のリニア差は大きいです。まだエンブレもマニュアルモードでは効きますが、通常使用だとDSGのようにはいきません。
バイワイヤーのステアリングは意外と扱いやすいと思います。中速域のコーナーでの舵角は少しシビアな気もします。
乗り心地: 4; 極端に言えば、サスペンションは柔らかい方と思います。ゴルフに比べればスポーツモードで同等くらいです。あとはランフラットのゴツゴツが硬さを増幅しているのかもしれませんね。
スカイラインも高級路線に足を入れていることもあって車内は静かと思います。タイヤのノイズくらいですかね。
積載性: 3; トランクはデカいのですが、車内の小物入れスペースは少ないです。リアに至っては皆無に等しいです。ドアポケットは全席に付けてほしいですね。
あとセンタコンソールのリア側の旧灰皿スペースの所がブランクという勿体ない限り。小物入れや後席用のシガーソケットかUSBなどあっても良いと思います。
燃費: 3; ３Lツインターボでカタログ値１０ｋｍ
パワーを考えれば十分と思いますよ。その代償がシャバシャバオイルってことかもしれませんけど。
価格: 3; 乗り出し価格としては上級クラスかもしれませんね。値崩れが激しい車種のようで数年後の価格は不明ですが、今後こう言ったハイパワーターボ車が出てくることは厳しいでしょうから貴重な内燃機関車だと思います。
故障経験: 特になし。
足回りのリコールがありましたが、特に症状は出て居なかったので問題ありませんでした。