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落とし穴 - Keiワークス
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菅野 祐輔
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スズキ / Keiワークス
不明 (2003年) -
- レビュー日:2023年12月29日
- 乗車人数:2人
- 使用目的:買い物
おすすめ度: 5
- 満足している点
- 母の身の丈に合ったスポーツKカー。
- 不満な点
- 自分としては、初ターボ車なのでタービンの恩恵を感じたかったのですが、ノーマルならこんな感じなのかな…。
- 総評
-
自分のクルマ(AE86)と比べるような表現が多いです。
また、素人の観点での記述ですのでご了承ください。
この車は、はっきりと言ってしまえば、すれ違いもできないようなせまっこい峠みたいな道なら確実に我がトレノと同等かそれ以上の速さを持っています。
サーキットの様な馬力の有無がはっきりと露呈する場所では、どうあがいても自分のトレノには勝てない…。
ですが、場所が場所ならFRのトレノでは確実にケツが出てしまうような速度でコーナーに進入してしまっても、FFターボのKeiなら限界に近いスピードでコーナーに進入しケツを出す事なく踏んで踏んでコントロールする事ができます。
さらにKeiという車はアルトワークスやラパンSSなどと違い、極端に車高を下げるセッティングでなければ悪い路面状態にこそ その強さを発揮するクロスオーバーSUVな性格も魅力的。
トレノでは出走すらも断念してしまうような天候・路面状況でもKeiならばガンガン走っていけます。
流石は“81スイフト・ミニ”などと呼ばれただけあって当時ラリーやワンメイクレースで活躍していたり、この車輌がいまだに根強く人気な理由がよく分かります。
しかしスズキのWorksと言えば「じゃじゃ馬」なイメージが強く、Keiに関してはかなりマイルドな出力特性に思います。
インパクトに欠ける反面、過激にチューンを施さない限り乗り手を限定しない温厚な性格が人気の理由の一つなのだとも思います。
ですが、場所と乗り手次第では何十段も速いスピードで悪路を駆け抜けてしまう…。
自分からすれば母とこの車の組み合わせは、まさに“それ“…。
クルマ自体が爆発的に速い訳ではないし、母もスポーツドライビングの経験は一切無い。
なのに、母の持つ独特な運転スタイルとKeiという車の特性が揃ってしまえば、サーキット走行を何度も重ねてスピードに慣れているであろう自分でさえも“敵わない”と錯覚させられてしまう瞬間がある…。
少し違えど、自分にとっては「藤原文太」と「インプレッサ」の様な…
“空飛ぶ円盤”とまではいかないものの…、
“落とし穴”みたいな存在です…。
「たかが軽自動車」と侮るなかれ…
これが“小排気量ターボ”且つ“Kei Works”という車種ならではの真髄なのでしょう。
まさに「実用的でラクなクルマ」ですよ…これ…!
- デザイン
- 5
-
自分が小学生の頃から母はスズキのカタログを見てはKeiやスイフト(HTシリーズ)の形が好きだと言っていました。
自分からすれば、インテリアやリアだけ見ればHT81Sに見間違えそうなほどそっくりで丸みのある可愛らしいこんもりとしたボディに、猫の目の様なヘッドライトと小さなインテークダクトが特徴的に思います。
それまでのKeiとは違い、Worksの証であるアグレッシブな専用フロントバンパーにはラリーカーをも彷彿とさせる大型フォグランプ。
Kカーの中では大型ながらもスタイリッシュで自己主張をしすぎないリアスポイラー。
他のホイールを履かせようと思わせない純正アルミホイール(前期用ダークグレーカラー)。
元々、純正至高派の母ですがホイールさえも外装を変えたがらないのは自分も賛同です。
リリースされたエアロパーツは多少あれど、イタズラに外装を変えるなら純正形状のまま方がカッコイイと自分も思っています。 - 走行性能
- 5
-
まずは少ない馬力を補うほどの軽量ボディ。
他のWorksと比べればむしろ重い方ですが、後ろから見てるとなかなかコーナーが速い。
実際にハンドルを握ると素直なハンドリングに、軽快な走りながらも安定した挙動。
(ウチのクルマは2WDなので)純正で装備されたLSDも相まってしっかりタイミングを合わせてやれば、上りでもグイグイと登っていきます。
次は路面状況を選ばない、時代の先駆けとなったSUV性能。
元々車高が高いためロールがすごく、低いクルマに慣れた自分では攻められたモンじゃないです。
しかし、腰高だからこその恩恵は、ある程度のグラベル路面でも走れる高い走破性能にあります。
C系アルトワークス等の超軽量かっとび車よりも雪道や未舗装路に強いダートラ向きのスタンスは今までのスズキ他Worksとは明らかに一味違うWorks。
本腰を入れてスポーツ走行をするならばボディ補強には大金がかかると感じる剛性ではありますが…。
ジムニーやヴィヴィオには敵わないにしても積雪地帯である居住地を考えるなら、やはりアルトよりKeiです。
パワーに関しては、ターボと言えど軽自動車の馬力ではタカが知れています。
なので、自分からすれば速いと感じた事はありません。
が、ノンターボのF6A、K6Aを乗り継いだ母(一般人)からすれば十分速いのだそうです。
考えてみれば、それだけターボの効きもマイルドで扱いやすさが未だに万人受けする一つの要因であると思います。
オイル、フィルター、プラグ、イグニッションコイル等の消耗品は別ですが、今後もエンジン内部はもちろんのこと、吸気排気系、タービン周りの部品さえも手を入れることは無いと思います。 - 乗り心地
- 4
-
助手席に乗った時の乗り心地という観点から見れば、Worksなだけあって特段に良いと言う事はありません。
結局はどんなクルマも運転者のテクニックや気遣いによって乗り心地の印象は大きく変わってきます。
ただウチのクルマに関しては「さらにハンドルを握っていたくなるクルマ」をコンセプトに掲げているためウチのクルマのハンドルを握った者は、他同車輌よりも運転席に乗っていたくなる乗り心地(というより操作性)を持っていると思います。 - 積載性
- 5
-
リアシートの居住性が低いだけにラゲッジスペースは広々としています。
私事ですがタイヤ・ホイール合わせて16本がトランクに入った事があります。
しかしRピラーバーなどを装着した場合はこの限りではありません(要確認)。
本当はこれに自分のクルマのアタック用タイヤとジャッキ等の工具を載せて母にサーキットのピットまで来て欲しいのですが、母は嫌がります。 - 燃費
- 4
-
エンジンに少し手が入った自分のクルマに比べれば良い方ですが、そこまで良いとは思いません。
ターボと5MTという組み合わせではどんなに頑張っても良いとは言い難いです。
他に燃費が良いクルマはゴマンと居ますし、そもそもスポーツ走行に振った車に燃費を求めるのは見当違いだと思います。
が、元々軽いボディなのと、レギュラー油種、加えて2WD方式で過度なインチアップ・パワーアップをしていない車輌ならば走り方次第で燃料代をかなり抑える事が出来ます。 - 価格
- 4
-
当然、生産はすでに終了しているため中古の個体しか手に入りません。
我が家に迎え入れた時はあまり深く考えませんでしたが、今より少し前の年代なら高価な額だったと思います。
しかし、2023年現在では半導体不足の影響により新車納期遅延で中古車自体の価格が上昇し、中でもこのクルマの需要は著しく増えて中古価格はさらに上昇傾向に思います。
加えて毎年やってくる自動車税は軽自動車の中では最高額。
されど、しっかり知識のある人の手が入っていたり大切にされていた車輌であれば大いに価値はあると思います。 - 故障経験
-
年式が年式だけに多々故障はありますが、特に印象に残ったデカい故障はコレでした。
①点火系トラブル
②エンジンオイル食い
①イグニッションコイルと点火プラグを同時に交換したため、どちらが悪かったのかは断言できませんが、ある日突然2気筒になってしまったのは驚きました。
中古車店で不具合が無ければ点検・交換しない部分の不調は恐ろしいです。
それはある日 突然やってきます。
それが嫌なら新車を買えという当たり前の話ですが…。
それでもスズキは流用品が多く、Kei(K6A)用のアフターパーツも豊富。
加えてKei自体の構造が簡単なので、考え方次第では故障さえも楽しいクルマです。
(素人の自分では修理できない部分もありますが…)
②K6Aに多い“オイル食い"があり、タービンブロー寸前でした。
原因はピストンリングの破損。
前オーナーさんがどのようなオイル管理とメンテナンスをしていたかは分かりませんが、自分達家族の元に来た時はすでに15万kmを突破していた事もあって当然と言えば当然に思います。
ですがスズキ車に特化した玄人職人の元でO/Hを施し、20年前の個体(ウチのクルマはWorksとしては最前期の6型)とは思えないほどに元気を取り戻したウチのクルマはまだまだ現役です。
我々の日常生活の中で無くてはならない存在として大活躍してくれています。
(特に母のストレス発散)
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