ヤマハ ビラーゴ400

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ヤマハ

ビラーゴ400

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未だ魅力的なじゃじゃ馬娘 - ビラーゴ400

マイカー

未だ魅力的なじゃじゃ馬娘

おすすめ度: 3

満足している点
何よりエンジンの造形。エキゾーストパイプ、マフラーの曲線。よく回り癖のないエンジン特性。ヤマハらしい素直だが気持ちの良いハンドリング。
不満な点
脆弱な電装系。すでに廃番だらけのキャブレターインナーパーツ。バブル期特有の謎設計で修理メンテナンスが難解なこと。
総評
とてもいい時期に作られたバイクだと思います。
メーカーとしてもまだまだ元気だった。
それほど排ガス規制も厳しくなかった。
機械としての品質も完成されてきていた。
そんな、恵まれた時代に作られたバイクです。
バイクが電気仕掛けの家電ではなかった、純粋な機械だった、最後の時代。
程度のいい個体がどんどん減っています。
そして値上がりしたり海外に流出しています。
もう、最後のチャンスかもしれません。
デザイン
5
タンクからシート、リアフェンダーへ繋がるラインの美しさ、エンジンの造形とエキパイの曲線からの消音機への流れは、機械に生命が宿っていると表現しても大げさではないと思っています。
走行性能
4
最大出力40馬力という数値で分かる通り、低回転でトルクが出るタイプではないです。アメリカン的な走りより、ある程度エンジンを回して走る感じになります。ただ、ロードスポーツの基本、コーナー進入で前輪に荷重をかけて向きを変え、積極的に後輪に駆動をかけてコーナーを立ち上がる、そんな乗り方がしっくりくるのでよく回るエンジンが気持ちいいのも事実です。ちなみにエンジン音は「み゛ゅーん」です。
乗り心地
4
前後共に柔らかめではありますが、ある程度のペースまでなら不安感のない足回りだと思います。
エンジンの振動はびっくりするくらいありません。
アメリカンらしさを期待して乗ると物足りないかもしれません。
シート自体はふかふかで座り心地がよく極端なフォワードコントロールではないので腰も痛くなりません。長距離走る場合はとても快適です。
積載性
3
リアシートはそれほど大きくないですしに荷かけフックがあるわけでもありません。サイドバッグはウインカーを移設でもしないと難しいかもしれません。
リアシート下には鍵一本でアクセスできる車載工具入れがありますので、ETC取り付けとかはそのスペースを活かせば難しくはないと思います。
燃費
4
市街地、バイパス、峠道、渋滞色々まんべんなく走って17km/Lくらいでした。まだ慣れていないので無駄にエンジン回し気味なのでもう少しよくなりそうではあります。30年前の空冷400㏄としては充分かなと思います。
価格
3
まず玉数がほとんどありません。
部品もゴムパーツや消耗部品はまだ出ますが、外装部品を中心に欠品が多くなってきています。ただ、維持していくのには困らない程度には部品がまだ出ます。
価格は安値安定です。ただし、個人売買や保証なしで買うのは博打かも。充電系が弱いですしそもそもこの年式になると配線自体の劣化も進んでいます。
こだわりがなければ新しい現代のバイクに乗った方がコストは安く済みます。
ちなみに現時点での相場は10~20万程度です。自分のビラーゴの場合は車両本体は25万程でしたが、納車後まともに走れるようになるまでに部品代だけで6万以上かかっています。ここに工賃を乗せることを考えたら新車の方がいいと思います。
故障経験
購入前に弱点の電気系統を見てもらったにもかかわらず、納車後はトラブルの連続でした。
お決まりの点火系、充電系、燃料ホース、キャブレターとほぼ全交換でした。
ある程度は予想していましたが…

インジケーター別体モデルだと、ステーがよく折れるようです。

そこそこ年数が経ったバイクですのでハーネスの劣化は避けられません。最低でもコネクター端子のリフレッシュ、充電系統、点火系統の配線の見直しは必要かも。燃料ホースも、特にメイン~サブタンク間が硬化しやすいです。キャブ周りはヤマハの持病のインシュレーターが割れやすい。インナーパーツはジェットホルダーのゴム製キャップが痩せて恐ろしく濃くなるのがこの型のキャブの持病かなあ。

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