たくさん、たくさん、たくさん積んで遊びに行こう!

2018年9月12日

自動車の積載スペース

キャンプなどアウトドアでの遊びに凝ってくると、どうしても荷物が多くなってくるものです。じつはその時期を通り越すと荷物が減ってくることも多いのですが、この荷物の多い時期はアウトドアライフの通過点みたいなもの。この荷物が多い時期を経験しなければ、次のステップには進めないものです。そこで、この荷物の多い状態のアウトドアライフを支えてくれるクルマを探して行きましょう。

荷物を積むならなんと言っても貨物車

普通免許で運転することができるクルマを大きく2つに分けると、乗用車(5ナンバー、3ナンバー)と貨物車(4ナンバー、1ナンバー)になります。貨物車というのは、人が乗る部分よりも荷物を積む部分を広くしているクルマのことです。乗用車で荷物が積める部分を広くすることは法的にNGなので、貨物車よりも荷物が積める乗用車は存在しない……という不文律が生まれるのです。商用車を使って遊びに行く……という方法は遊び好きの人たちのなかでは比較的昔から行われてきました。たとえばハイエースの荷室にプレイグッズを満載したり、ハイラックスの荷台にジェットスキーやモトクロッサーを積んで遊びに行く人たちは昔からいたのです。

ホンダは発表になったばかりの軽貨物車のN-VANで遊びにいくことを積極的に提案しています。キャンピング仕様はもちろんですが、さまざまなタイプのトランスポーターとして軽貨物を使うことを提案しているのです。登録車(軽自動車以外のクルマ)の貨物の継続車検は毎年ですが、軽貨物の車検は初回を含めて2年ごとなので登録車にくらべてずっと使いやすいという特性があります。

N-VAN

サードシートレスのミニバンを知っていますか?

今は新車ではなくなってしまったのですが、少し前まではサードシートをレス化して5名定員として荷室を広くした乗用ナンバーのミニバンが存在していました。
3列シートモデルでもサードシートを収納すればそれなりに広さを稼げますが、ないならないほうが広くなることは確実です。

ネット上のブログなどを見るとミニバンのサードシートを取り外して使っている方も多く見かけますが、この方式はグレーな部分があります。サードシートを取り外したうえで、車検場で構造変更の申請をして乗車定員を減らすのが正式な方法ですので、単純にシートを外せばいいというものではないので、気をつけましょう。また、シートを取り外してしまったために、荷室が広くなりすぎると貨物車扱いになり、ナンバー取得が難しくなることも考えられます。

意外とラゲッジが狭めのモデルもあるSUV

SUVはS(スポーツ)の部分に比重を置くか、U(ユーティリティ)の部分に比重を置くかによってラゲッジルームの容量が大きく変わって来ます。リヤゲートの傾斜がきついタイプのSUVはどうしてもラゲッジスペースは小さめになります。ミニバンが垂直のサイドパネルやリヤゲートを使っているのは、室内スペースを広く確保するためにほかなりません。SUVのラゲッジルームはミニバンに比べて形状が複雑なので単純に数値だけでは比べられません。候補車がある場合は、実車に荷物を積むなどして確認するのが一番です。


(諸星陽一)

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