【洗車機は傷がつく?】最新の洗車機機能について

2020年8月7日

洗車機 使い方

クルマを大切にする人は洗車もこまめに行っていることでしょう。そして大切にすればするほど避けられるのが機械洗車機です。機械洗車のイメージは、使ったら傷だらけになる……というようなものですが、果たしてどれくらいダメージがあるのでしょうか? そして、手洗いならばボディにダメージはないのでしょうか?

硬いブラシの洗車機は減っている

洗車機を使うとボディに傷が付くのは、硬いブラシでこするからにほかなりません。昔の洗車機に使われていたブラシはナイロン製のブラシで、よく洗車機の手前に置いてあるホイールなどを洗うためのピンクやブルーのプラスチックのブラシみたいなものがグルグル回りながらボディをこすっていたのですから、それはキズ付くのが当たり前でしょう。

一方、現在の洗車機に使われているのは、ゴムやスポンジなどのブラシとなっています。ナイロン製ブラシに比べると圧倒的に柔らかいので、ブラシが原因で付くキズはかなり軽減できるようになっています。しかし、まったくキズが付かないわけでないのが実状です。しかし、たとえ手洗いであっても十分な準備なしに洗い始めればボディにキズは付いてしまいます。

洗車 いろいろ

最初にきちんと濡らしてくれるか

手洗い洗車のときも同じですが、まず最初に水をたっぷりとかけて汚れを浮き立たせてから洗車が開始するのが基本です。乾いたボディをいきなりブラシでこすったらキズが付くのは当たり前です。現在の洗車機はほとんどがきちんと水をかけてから洗車を開始しますが、そのタイミングは機械によって異なります。どんな様子で洗車が行われるか、他の人が洗車する様子を見るといいでしょう。

また、洗車機の近くに高圧洗車機があるとか、水道のホースで水をかけることが可能な場合は、予洗いをしてから洗車機に入れるのがいいでしょう。意外でしょうが、雨の日に洗車をすれば、キズは付きづらいということになります。

究極はノンブラシ洗車だが

機械洗車のノンブラシ洗車というものがあります。これは高圧洗車機が何機も取り付けられた機械のなかをクルマが動いて水圧でクルマを洗うというものです。水圧で洗うのでブラシ式よりは洗浄力が弱いのですが、すり傷という面では安心感があります。

ノンブラシ洗車機で予洗いをしてから、軽く手洗いしてその後にもう一度ノンブラシ洗車をするという人もいるようです。このほうほうだと、キズが付きづらい洗車方法でありながら洗車時間を短縮できるというメリットがあります。

洗車によって発生するキズは洗車時間とトレードオフの関係にあるといっていいでしょう。時間をかけてていねいに洗車すればするほどキズが付く可能性は下がります。一方、簡単にすませようとすればそれなりにキズが付く可能性はあります。しかし、最新の洗車機で付くキズはかなり微少で、時間との兼ね合いを考えれば気にならないと私は考えます。とはいえ、気にする人は気にするんですよね……これは払拭できない、永遠の課題なのでしょう。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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