クルマを買ったらどれだけ維持費がかかる?

2018年6月21日

福沢諭吉の一万円札とクルマのキー

クルマはお金がかかる。そういわれることは少なくありません。実際にはどんなお金がかかるのでしょうか。少しかかる経費の種類をまとめてみようと思います。確かにタダではありませんが、これを負担すれば、いつ何時でも自分が好きなように利用できるクルマが手に入る、と考えるとそれほど法外な出費ではないかもしれません。そういったことと併せて、クルマのコストについて考えてみたいと思います。

クルマ購入+維持にかかる基本的な費用

まず自動車を購入する際、カタログなどに記載されている消費税込みの車両本体価格だけでは購入することができません。クルマは登録しなければならないからです。車検がなければ車検を取って、ナンバーを付ける事になります。ナンバーを付けるためには、登録車であれば車庫証明も必要です。新規で購入する場合、車両本体価格を基準にした課税簿価をもとに取得税もかかります。ですので、どんな車でも、凡そ車両本体以外に数万円から数十万円(購入車両の価格帯にもよる)程度の費用が掛かることが一般的です。

所有していれば駐車場代(自宅に車庫がある場合はかかりません)、自動車保険(車検ごとに負担する自賠責保険とは別に任意保険に入らないと保証しきれません、必要です)そして燃料代です。加えて、毎年の自動車税もかかります。これは乗用車の場合排気量で区分されています。小さな車の方が安く、排気量の大きなクルマは高額になる傾向があります。軽自動車は特例的に安く抑えられています。最近軽自動車が人気なのはこうしたことが理由でしょう。ちなみに、軽自動車の場合高速道路の通行料金が安いことはもちろん、任意保険などの掛け金も格段に安いです。

毎年の法定点検や、乗用車であれば新車登録から三年、それ以降は二年に一度ある車検も受けていく必要があります。その費用も掛かってきます。

こうして項目を挙げていくとなかなかたくさんのお金がかかりますね。確かに維持費自体、絶対的に安いものではないかもしれません。

キレイな青い車のフロントに乗っているブタの貯金箱とそれに手を置く女性

比較する時代、安くする方法はいろいろある

確かにこれだけの項目のコストがかかります。ですから一つずつ払っていくとそれなりの出費になるのは事実です。そこで活用をおススメするのが、ネット上にある比較サイトです。最近ではネットにあらゆる比較サイトがありますね。そういうものを活用していくと、かなり出費を抑えられることでしょう。保険も、車検だってディーラーでなければならないことはありません。税金関係はさすがに安くする方法というのはあまりありませんけれど。

天秤とブルーとネイビーにミニ四駆
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レンタカー、カーシェアリングにした方がお得、かどうかは利用頻度による

最近ではこれだけ多くの出費がかかるくらいなら自分で所有しないで借りた方がお得、という意見がかなり強まってきています。果たしてこれは本当でしょうか?確かにそんなに利用しないならお得でしょう。けれども、ある程度の頻度以上利用する人は所有した方がいいと思います。週に一回利用する人でコスト的にはイーブンではないでしょうか。ただ都内の場合、駐車場を借りるととても高い地域もありますので、一概には言えないところもあります。でも忘れてはいけないのは、あのレンタカーやカーシェアリングの利用料金にはもちろんクルマの維持費などが含まれています。これは上記で述べたものです。それらの維持費にプラスして利益が出るような料金設定になっているので、頻繁にこういったサービスを利用するのであれば、ご自身でクルマを一台所有する方がいいかもしれません。 ただクルマの利用頻度が低い場合には、いろいろな維持費を考慮すると、レンタカーやカーシェアリングを活用する方がラクという意味でもお得かもしれませんね。

週に一回以上利用する人は、自分で持ってしまった方がいいと申し上げたのは「個人で好きなように使える自由」が一緒に手に入るからです。コスト的に同じなら持った方が得ではないかと思うのです。一台あるととても便利ですし、好きな時間に好きなだけ利用できるとうのは最大の魅力ですね。

無理をしても持つべきとは申しません。しかし、迷っていて、その投資が可能な範囲なのであれば、クルマに投資するのも一つの手でしょう。

オープンカーでドライブを楽しむ男女

軽自動車を侮るなかれ

何か一台クルマが欲しい、でもそれでもコスト的に負担できるか、と不安な方は軽自動車がおすすめです。いつでもどこへでも出かけられる自由は変わりません。そのうえで今どきの軽自動車、妥協して選ぶ選択肢などでは決してないのです。京都くらい日帰りすることも不可能ではありません。旧街道のような道をクルマが通れるようにした場所など、軽自動車に乗っていると水を得た魚の気持ちがわかるようです。


(中込健太郎)

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