ボディの磨きやキズ消しまでできる、コンパウンドの種類と使い方

2021年5月25日

コンパウンド

ボディの傷を消したり、塗装面にツヤを与えたり、ガラス面に貼り付いた異物を削り落としたり、コンパウンドが活躍する場面は多岐にわたります。しかし、一口にコンパウンドといってもその種類はさまざまです。コンパウンドの種類や使い方を解説していきます。

コンパウンドは研磨剤のこと、紙やすりのように

コンパウンド(compound)という単語には化合物という意味があります。自動車関連でコンパウンドは、今回取り上げる“研磨剤”としてのコンパウンドと、タイヤのトレッド部分の“ゴムの化合物”としてのコンパウンドの2つの意味で用いられます。どちらも化合物ですが、両者はまったく異なります。

今回は研磨剤としてのコンパウンドです。研磨剤のコンパウンドは磨き粉のようなものと考えるとわかりやすいでしょう。紙やすりに目の粗さ(細かさ)を示す番手があるように、コンパウンドにも研磨剤の粒の大きさによる目安あり、粗(あら)目→中目→細目→つや出し、ソフト→ハードといった具合に表示されるのが一般的です。

コンパウンドは研磨剤ですが、目が粗いほど削れる量が多くなります。ただし、削り傷もまた多くなります。そこで、順番に目を細くしていって仕上げるのが通常の使い方です。最初から細い目のものを使っても作業ができますが、効率が悪いのでこうした順番になるわけです。キズの深さに合わせた粒子の大きさで順番に磨いていくことが大切です。

水性と油性、練りと液体、何を使って磨くか?

コンパウンドは研磨剤となる粒子と媒材で構成され、媒材には水性のものと油性のものがあります。それぞれに使い勝手があり、水性は研磨力が高く(油性は滑りがいい)、使用後の洗い流しが楽という利点があります。一方、油性の利点は扱いやすさですが、削れた塗料が油とともにキズのなかに入り込むとキズが目立たなくなるので、作業後に脱脂処理するとふたたびキズが浮き出ることもあります。

“練り”というのは媒材の濃度が濃くペースト状になっているもの。液体は媒材の濃度が薄くシャバシャバしたものです。一般的にペースト状のもののほうが目が粗くなります。

磨き作業は、スポンジや布を使って手作業で行う場合と、スポンジやバフなどをドリルやポリッシャーなどに取り付けて磨く場合があります。番手が粗いときには道具の表面が多少粗くても問題がありませんが、仕上げつや出しで目の粗いスポンジのようなものを使っては意味がありません。番手ごとに合わせた道具選びも大切です。

おすすめのコンパウンドは?

コンパウンドを使ったことのある人なら、このくらいのキズならこのくらいの番手、とった大まかな予想が付くかもしれませんが、未経験者には難しいものです。そうした場合は、粗目~仕上げまで数段階の粒子がセットになっているものを選ぶといいでしょう。セットを使う場合は、まずはもっとも細かいものでテストして、なかなか作業が進まないようなら番手を下げながら作業し、最後に最も粗いコンパウンドで仕上げるのが手順です。おすすめは「ホルツ コンパウンド・ミニセット MH926」で、価格は700~800円程度です。量は少ないのですが、粒子の大小による効果がよくわかります。

コンパウンド

金属磨きとして有名な商品にピカールがあります。ピカールはコンパウンドとは謳っていないのですが、ピカールブランドで発売されているコンパウンドが「ピカール(PiKAL) 液体コンパウンド」シリーズです。とくに「LC303」はピカールよりも粒子が細かく、高品位塗装にも使えます。価格は2000円程度となっています。

また、ガラスコーティングなどのコーティングは、まず下地となるボディ表面を平滑に処理しないと、きれいに仕上がりません。そこで、DIYでガラスコーティングにチャレンジしてみようという方におすすめなのが「ピカピカレイン 液体コンパウンド」です。価格は3000円程度と少し高価なのですが、表面仕上げ用と鏡面仕上げ用の2本が1セットとなっているので、しっかりとした下地作りが可能です。専用スポンジ×3、専用クロス×2が同梱されます。

 

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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