雪道走行後には洗車したほうがいい?しないとどうなる

2022年2月2日

スノードライブ 雪道

雪道を走ったあとはしっかり洗車をしたほうがいいと言われますが、それはなぜなのでしょうか? 雪道走行後に洗車を行わないとどんなことが起きるのでしょう? 今回はスノードライブ後のメンテナンスと、その予防法です。

雪道走行後に洗車が必要なのは、融雪剤が散布されるから

雪道を走った後に洗車が必要なのは、雪が凍結しないようにとまかれる融雪剤がクルマに悪影響を及ぼすからにほかありません。

融雪剤の成分は、塩化カルシウムや塩化マグネシウム、塩化ナトリウムなどつまり塩なのです。塩がまかれた道路を走り、塩が付着すればそれはやっぱり落とさないと錆が発生してしまいます。

融雪剤が散布される理由は2つあります。ひとつはその名のとおり、雪を溶かすことが目的、もうひとつは凍結防止機能で融雪剤をまくことで解けた雪が再凍結することを防止します。

雪予報が出たけど、実際は雪にならず雨だったというときもじつは融雪剤がまかれていることがあります。融雪剤は雪が降る前にまいたほうが効果的に働くので、雪予報が出た段階で融雪剤がまかれてしまい、溶けた融雪剤を含んだ雨水(ようするに塩水)を巻き上げて、下まわりに付着させてしまうのです。

融雪剤そのものは小さな顆粒状のものが多く、水に溶ける前ならばさほどクルマに付着しないのですが、塩水と化したものはとてもやっかいなのです。

雪道走行後はコイン洗車場などでの洗車がおすすめ

スノードライブ 雪道 洗車

雪道を走った後は下まわりをしっかりと洗いたいものです。

最近の門型自動洗車機には床面からジェット水流が出て下まわりを洗う機能が付いたものもありますが、やはりすみずみまで洗うのはむずかしい印象で、ベストとなるのはコイン洗車場などで使われているジェット噴射式の洗車ガンを使っての洗浄です。

降雪地帯では温水が出るタイプもあり、そうしたタイプはよりキレイに洗浄することができます。下まわりを洗う際は、ホイールハウスの内側などはもちろん、アンダーカバーの内側などもしっかりと水を吹き付けて、洗い流すようにしましょう。

塗装がしっかり乗っている部分からは錆は発生しません、錆びが出るのは塗装が剥がれたり塗装されていない部分です。

コイン洗車場に出向くのが難しい場合は、自宅で強い水流で洗うようにしたいものです。強い水流を得るためには2つの方法あります。

ひとつは噴射口の先を細くするもの、もうひとつは水に圧力を掛ける高圧洗浄機の導入です。噴射口の先を細くするのはホースの先っぽをつまんだりすることでも可能ですが、やはりノズルを取り付けるほうがスマートでしょう。ノズルは2500円程度、高圧洗浄機は1万円程度で販売されています。もちろん効果が高いのは高圧洗浄機です。

雪が降る前にできる予防と錆が出てからの処理

現代のクルマには高い防錆加工が施されています。トヨタの保証規定を見ると、乗用車、バン、ワゴンについてはボディ塗装が新車登録時から3年間、ボディ外板穴あき錆びが新車登録時から5年となっています。

穴あき錆びについては「使用過程で塗装を傷つけたことから生じた錆は保証の対象外」です。普通に考えればキズが付いていなければ穴が開くほどの錆びが発生はまずありません。またこの保証には、日頃の点検整備をきちんと行ったことが条件となっています。

基本的には錆に対する予防はユーザーに任されています。錆を予防するのにもっとも効果的なのは、アンダーコート施工です。

雪国などでは新車時からアンダーコートを追加施工、車検ごとにメンテナンス施工を行っていることも多くあります。一般的なアンダーコート施工は、クルマをリフトアップしてアンダーコート剤を吹き付けるだけですが、クルマを大事にしたい人はチューニングショップなどでパーツを外してのアンダーコート施工をすることもあります。

リフトアップ+アンダーコート施工の場合は1万5000円~2万円程度の料金ですが、パーツを取り外す場合はさらに価格がアップします。また、中古車や使用過程にあるクルマなどで下まわりの洗浄が必要な場合は、さらに洗車代も必要になります。この洗浄をいかにきちんと行うかが大切で、できればスチーム洗車というタイプの洗浄を行いたいものです。

ボディにキズが付いて金属面が見えるようになってしまった場合にはタッチペンなどを使って、塗装の補修を行うことで錆が広がることを防げます。また、塗装面以外のボルトやナットなどに錆びが出ているときは亜鉛塗料を塗ることで錆びを抑えることができます。亜鉛塗料は錆の上から塗っても効果を発揮しますが、できれば錆を取り除いてから塗ったほうがその効果を高めることができます。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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