使用限界は4mm!?スタッドレスタイヤの寿命と交換時期について解説

2021年9月28日

スタッドレスタイヤの寿命は?

今回はスタッドレスタイヤの寿命について解説していきます。タイヤは山が残っていれば使えると思っている方が多いようですが、実は山が残っていても、古いタイヤは使えないことが多いものです。特に、ゴムのしなやかさが性能を左右するスタッドレスタイヤは注意が必要です。

この記事のPOINT
溝にプラットフォームサインが出現するとスタッドレスタイヤの使用限界
スタッドレスタイヤの柔軟性が失われる3シーズン目が寿命
タイヤワックスは寿命を縮めてしまう

スタッドレスタイヤの寿命は五分山まで!

タイヤには残り溝が1.6mm以下になると出現するスリップサイン(ウェアインジケーター)が設定されています。スタッドレスタイヤにもスリップサインは設定されていますが、それとは別にプラットフォームというサインがあります。スリップサインはタイヤが使用限界の1.6mm以下になるとサイドウォールの「▲(三角マーク)」の延長線上に、トレッドパターンを橋渡しするように出現します。プラットフォームは、タイヤの溝深さ(山の高さ)が新品の半分になると「→(矢印)」の先に、スリップサインのようにブロックを橋渡しするように出現します。

プラットフォームの出現は、スタッドレスタイヤとしての使用限界であることを示すものです。新品タイヤの溝深さは8~8.5mm程度です。つまり約4mmでスタッドレスタイヤとしての寿命は終了です。ただし原則的には、プラットフォームが出現してもまだしばらくは、雪道などでなければ使えます。

そのほかのタイヤの使用限界は残り溝が1.6mmと書きましたが、これはあくまでも保安基準での話で(1か所でもサインが出たら整備不良)、安全で快適な状態はやはり4mm程度までと考えた方がいいでしょう。つまり、スタッドレスタイヤが半分減ったから夏タイヤとして使うというのはあまりおすすめできる方法ではありません。

スタッドレスタイヤは基本的に3シーズンが限界

スタッドレスタイヤはコンパウンドに柔軟性があり、しなやかに路面に接地することが大切です。このしなやかさがなくなると、氷雪路でのグリップが下がってしまいます。

コンパウンドの柔らかさは、コンパウンド内に含まれているオイルによって保たれていますが、時間の経過に比例してオイルが抜けていくので、タイヤは次第に硬くなり氷雪路でのグリップダウンを招きます。この現象は製造直後から進みます。製造後約3年でかなり硬化するため、スタッドレスタイヤの寿命は3シーズンといわれています。   

タイヤワックスはタイヤを劣化させる原因になる

タイヤメーカーはスタッドレスタイヤの寿命を延ばすためさまざまな技術を開発しています。横浜ゴムがタイヤへの添加物としてオレンジオイルを使っているのも、寿命を延ばす効果があるからです。

一般ユーザーがスタッドレスタイヤの寿命を延ばすことはできないと言っていいでしょう。逆に、間違った保管法などは寿命を縮めることになってしまいます。スタッドレスタイヤに限らず、タイヤを保管する際には、まずきれいに洗うことが大切です。汚れたままだとさまざまな不純物がタイヤを劣化させます。

タイヤは雨風や直射日光が苦手なので、できれば屋内保管が望ましいです。ベランダなどに保管する際はカバーを掛けるようにしましょう。また、タイヤワックスはタイヤをキレイに見せますが、劣化促進の原因となるので使わないことが基本だと覚えておきましょう。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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