ポルシェ |  PORSCHE (ドイツ)

プロフィール

設立年月日

1931年 

社長名

マティアス・ミューラー(Matthias Muller) 

関連リンク(外部サイトへのリンクです)

グローバルサイト(http://www.porsche.com/) 

概要

ドイツはシュツットガルトに拠点を構え、RR方式の911や水平対向エンジンの搭載など、特徴的な技術を持つスポーツカーメーカー。その高い技術力はF1やルマン24時間レース、さらにはパリ~ダカールラリーなどの優勝によって実証されてきた。長期に渡って生産が続けられる911とボクスターを主力モデルとしてきたが、現在ではVWと共同開発した高級SUVのカイエンを初めとするSUVラインナップや、4シーターモデルのパナメーラなど、モデルラインナップの拡大が著しい。現在、VWグループの一翼として経営統合が進行中だ。ポルシェの技術力は単に同社だけのものではなく、世界中の自動車メーカーがポルシェに対して様々な分野の研究開発を依頼する。世界の自動車開発をリードする存在としても注目される。  

歴史

1931年、フェルディナント・ポルシェがシュツットガルトにデザイン&コンサルタント事務所として設立。フェルディナンド博士は1933年に、ヒトラーから国民車開発の承認を受け(案はフェルディナンドが出している)、1938年に空冷1000cc・リアエンジンのKdFの生産にこぎつけている。これが後にオリジナルビートル(タイプ1)になった。同時期には同じくヒトラーの要請で、ミッドシップレーシングカーのPヴァーゲンも開発。第二次大戦中はナチスの戦車などを設計し、終戦後はフランスによって戦争犯罪人として収監されている。

フェルディナンドが収監された頃から、会社の運営は一緒に事務所を立ち上げた長男のフェリー・ポルシェが行うようになり、フェリーはその後、ポルシェ356を自社開発、1948年に生産を開始している。1951年にフェルディナンドが亡くなるとフェリーは会社の代表となり、1962年にはフェリーの長男のブッツィが設計を手がけた911の生産が始まる。911は現在もポルシェのスポーツカーイメージを代表するモデルとして生産&開発が続いている。

1975年には初のFRポルシェとなる924を、77年にはV8エンジンを搭載したFRポルシェの928を、81年には直4エンジンを積んだFRポルシェの944を発表しているが、その後長い間、ポルシェはFRのモデルを作らず、フロントエンジンポルシェの復活はカイエンを、FRポルシェの復活はパナメーラを待つことになる。1988年には当時の先端技術を結集したスーパーカーの959も発表している。

ポルシェ家には他にもアウディでクワトロシステムを開発し、その後VW監査役会長になったフェルディナンド・ピエヒもいる。社のオーナーは現在もポルシェ家である。 

技術

・世界初のハイブリッドカー
ポルシェ社時代の開発ではないが、1900年にウィーンのローナー社に在籍したフェルディナンド博士が、エンジンに加えて前輪のホイールハブにモーターを組み込んだインホイールモーターを備えたローナーポルシェを開発、これが世界初のハイブリッドカーとされている。ローナーポルシェのインホイールの実物が、ドイツのポルシェミュージアムに展示されている。

・水平対向エンジン
別名ボクサーエンジンとも呼ばれ、左右のシリンダーが水平に向かい合うため上下方向の振動が少なく、車両重量バランスの良さなどがメリットとして、製造コストやメンテナンス性、ストローク量の取りにくさなどがデメリットとして挙げられている。かつてはVWやアルファなど、数多くのメーカーが採用していたが、現在市販車メーカーで採用しているのはポルシェとスバルのみ。ポルシェの現行市販車では911、ボクスター、ケイマンが水平対向エンジンを使う。

・PDK
ポルシェが独自開発したデュアルクラッチトランスミッション(DCT)がPDK。市販車へのDCTの採用はVWがゴルフIV R32にDSGとして世界初採用しているが、その歴史を遡るとポルシェが1980年代にレーシングカーの956と962で採用を試みたPDK(ポルシェ・ドッペル・クップリング)に辿り着く。当時は過大な変速ショックを伴うなど評価が芳しくなかったためポルシェは開発を断念するが、米ボルグワーナー社が開発を続け、DSGとして実現した。遅れて登場するPDKはZFが開発した7速DCTを採用している。 

販売網(ディーラー)

1997年末までミツワ自動車によって輸入・販売が行われていたが、現在はポルシェジャパンが唯一の正規輸入販売元で、全国に正規販売店のポルシェセンターが展開している。 

モータースポーツ

1948年に登場する356以来、ポルシェは50年以上にわたって様々なレースで活躍している。特にル・マンを含む耐久レースでの活躍が知られ、その黄金期である1980年代には、グループCにおいて956が6連勝を果たしている。

1988年にCカーのワークス活動を休止したポルシェは、その後は主にプロダクションカーをベースにしたGT系レースで活躍しているが、ごく近年になってF1(可能性は薄い言われている)やル・マンへの参戦の可能性も噂されている。 

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