【基礎知識】失敗しない自動車保険の選び方とは?

2020年1月7日

自動車

自動車の保険には必ず入らなければならない自動車賠償責任保険(自賠責保険、強制保険)のほかに、任意保険と呼ばれるものがあります。この任意保険はその名前のとおり、入っても入らなくても自由です。しかし、万が一の事故のときには任意保険に加入しておらず加害者となった場合、とんでもない出費が必要になることもあります。今回は任意保険の選び方と、お得なかけ方についての話です。

任意保険の種類はどんなものがあるのか?

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任意保険には保険会社が販売する“保険”と共済組合が運用する“共済”があります。どちらも基本的には同じですが、共済の場合は組合員のみが対象となるという特徴があります。地方公務員共済や農協などさまざまな組合があります。一般的に共済の場合は掛け金が安くなりますが、人身傷害補償(過失に関係なくケガに対する支払われる保険金)が設定されないなどの違いがあります。

任意保険は以下に細分化されます。
・対人賠償保険(事故の相手の人に対する保険)
・対物賠償保険(事故時の物に対する保険)
・搭乗者賠償保険(自車に乗っている搭乗者に対する保険)
・人身傷害補償保険(過失に関係なくケガに対する保険金)
・自損事故傷害保険(自損事故に対する保険金)
・無保険車傷害保険(相手車両が無保険だった場合に支払われる保険金)
・車両保険(車両に対する保険金)

任意保険はどれくらいの割合で加入されているか?

内容2 自動車保険の加入率は75%程度、自動車共済への加入率は15%程度で合計90%程度は何らかの任意的な保険もしくは共済に加入していることになります。しかし、約10%は加入していないわけですから、事故が発生したら怖いことは間違いありません。こうなると無保険車傷害保険には加入しておかないと万が一のときに不安だということがわかります。ただ、無保険車傷害保険は、後遺障害や死亡のときにしか支払われないので、搭乗者賠償保険や人身傷害補償、さらには生命保険などにも加入しておくことが自己防衛として大切なことがわかります。

掛け金を抑える方法はあるのか?

自動車保険の掛け金を抑えることは意外と容易です。まず大きく掛け金を下げられるのが、ネット加入ができるダイレクト保険を使うことです。営業マンや営業所にかかるコストをカットしその分掛け金を下げています。さらに、比較サイトなどを使うとクオカードなどがもらえるという利点もあります。

また、運転者の年齢を制限したり、運転者を限定することでも掛け金を抑えることができます。クルマ本体にかける車両保険を削ることでさらに掛け金は下げられます。逆に車両保険は単体では掛けるとことはできず、対人保険などとセットでないと加入できません。

未成年者は運転歴が浅いとされて掛け金が高く設定されています。これは、同居親族の等級を引き継ぐ、セカンドカー割引を使うなどの方法によって掛け金を抑えることができますし、親族と同じクルマを使うならそのクルマに未成年者が運転できるように保険の条件を緩和するという方法もあります。


(諸星陽一)

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