最高のドライバーズカー - XJシリーズ

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最高のドライバーズカー

さとさとsan
ジャガー / XJシリーズ
プレミアムラグジュアリー_RHD(AT_3.0) (2016年)
- レビュー日：2024年2月24日
- 乗車人数：４人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 5

デザイン：5
走行性能：5
乗り心地：4
積載性：4
燃費：2
価格：2

満足している点: ・メッキパーツが多いのにいやらしくなく上品なエクステリアデザイン
・英国車らしいインテリアデザインと高い質感
・実は勇ましい排気音(可変バルブ付きマフラーに交換済み)
・高い静粛性
・後席の乗り心地
・今時の安全装備が一通り付いている(後期のみ)
不満な点: ・前席の乗り心地(固い)
・後席の狭さ
・壊れにくくなったとは言え、やっぱり壊れる
・デイライトは2019年以降モデルのみ
総評: コンフォートにもスポーティにも走れる最高のドライバーズカーです。
普段はさらっと乗り回せて、いざという時は俊足のスポーティセダンとなり、家族を乗せても、一人の時でも満足できる1台だと思います。

サイズは5135x1900x1455mmでSクラスのショートと同等ですが、車重は1,890kgとEクラスに近いため、乗り心地やハンドリングはかなり軽快です。
ただ、クーペ風のデザイン故か、後席の足下はEクラス程度しかなく、お世辞にも広いとは言えません。
後席に乗る家族が小柄なので問題ありませんでしたが、余裕を持ちたいならロングボディ一択ですね。

家族が増えるため乗り換えてしまいますが、乗員数の制約がなければまだまだ乗り続けたい1台でした。

デザイン: 5; 上質なウッドやレザー、上品なメッキパーツがふんだんに奢られた英国感溢れる内外装は、所有感を満たしてくれます。
外装には結構な面積のメッキパーツが付いていますが、国産車によくあるゴリゴリメッキとは全く違い、上品な佇まいとなっています。
また、内装は目に見える部分には合皮や布地でカバーされ、プラスチッキーな部分はほとんどないため、誰がどの角度で見ても高級車だなと感じる作りになっています。
(ちなみにオートバイオは本革なので、見た目にもわかるほど質感が高いです)
走行性能: 5; V6スーパーチャージャーは自然なフィーリングで踏めば踏むだけ軽快かつ力強く加速します。
大柄なボディとは裏腹に、ハンドリングも軽快でクイックに曲がっていきます。
乗り心地: 4; 前席と後席で別の車かと思うほど評価が分かれます。

前席：☆3
やはりドライバーズカーを強く意識しているのか、想像よりも正直固い足回りです。
往年の猫足感も希薄で、ドイツ車寄り(というかほぼドイツ車？)の乗り心地です。
感覚的には過去に試乗したAMG E53に近く、しなやかさの中にも少しコツコツと、ややしっかりめに路面のフィーリングを伝えてくるような乗り心地です。
その点が運転の楽しさにも起因している部分かとは思いますが、X308やX350の様な猫足感はあまり感じられませんね。

後席：☆5
完璧なカーペットライドかつフラットライドです。
本当に路面にタイヤが接地してるの？と思うほど極上な乗り心地です。
後席はX350の乗り心地に近いと思います。

静粛性：☆5
タイヤ銘柄にもよるかもしれませんが、VEURO VE304を履いている分には、ロードノイズや車外音も低く、高い静粛性でした。
内装の軋み音やビビり音は皆無で、ベースがプラスチックや樹脂でできた内装パネルを剥がすと、パネルとパネルが接する部分には軋み音防止のためと思われる布テープが貼ってあり、感動しました。
積載性: 4; トランク容量は奥にも上にもかなり広めです。
トランクスルーはできません。
燃費: 2; ドイツメーカーの3リッター6気筒に比べると、燃費は悪いです。
この車格ともなると燃費なんか気にしてても面白くないので、気にしない方がいいですね。

街中チョイ乗り：4～5km
街中＆郊外：6～7km
高速(100km/h巡行)：12～14km
高速(ぬうわkm/h巡行)：9～10km
価格: 2; 買う時は安く、売る時は激安です。
いい車なのですが、仕方ないですね。
故障経験: 故障しにくいと思い後期の5年落ち距離浅を選びましたが、最初の1年間でちょこちょこ壊れました。
ヤナセで購入し、1年間の保証がついており全て保証でカバーできましたが、それなりの維持費を見ておいた方がいいです。

※部品、工賃込み
・冷却水漏れ　約30万円
・ドアロック不良　約5万円
・地デジ不良　約30万円