何度も書いてますが、ウチのジムニーは1990年製のJA11の1型のようです。当年とって35歳、この子は今までどんな人生を送ってきたのか…そこは知るよしもありません。車体とシャーシは相当錆びて痛んでいます。ボンネット周りや車体の要所に、長年の放置のせいで溜まった砂埃が堆積しています。でも、恐らく20年ほど前のオーナーさんが、タニグチのパーツをふんだんに使ってイケイケに仕上げてあったり、さらにはオールペン、荷物室の床をFRPで補修、エンジン載せ替え、メーターのケーブルやケース交換等々、結構金のかかる修理も経験済みです。
そう考えると、この車は熱烈に利用された期間と放置あるいはノーメンテだった時代が交互に来ている感じではないかと想像しています。おそらく今までの期間の半分は野晒し放置だったのではないかと。サビがすごいので海辺にあったのかもしれません。以下、この子の35年間を想像してみました。
1990年
新車で誕生。オーナーさんとの生活始まる。
その後複数のオーナーさんを経て日常生活の足として7万キロを走破。その後5年ほど放置期間あり一気に劣化。
2005年ごろ 7万キロ
次のオーナーさんが安く購入。オールペン、タイヤホイール交換、パーツ組みつけでカッコよく仕上げてオフロードをガンガン走行、右前が壮大にに凹むなどする。まめにメンテを行うが、ミッションケースのフィラーボルトをなめて破損。以後オイル交換不可となる。このオーナーさんとしばし幸せに過ごし4万キロ走るが、その後放置。タイヤもこの後19年間つけっぱなしに。
2011年ごろ 11万キロ
オーナー変更?四国へ。車検のため、構造変更を実施。しばらく足として活躍するが、その後空き地にて8年余りの放置開始。海のそばで錆が大きく進行する。走行2万キロ。
2019年 13万キロ
格安で購入され、四国から東北へ移動。雪国の通勤の足として活躍するが点検メンテは最低限。破損箇所の修理などはなし、サビによる劣化が加速。通勤中にイノシシとクマを轢くなどしてさらに破損する。3万キロ強を走行。後半新しい車両を入手、8ヶ月ほど屋外で放置。
2023年 16万キロ
8月にオーナー変更で関東へ。
バッテリー上がり?点火系故障。マフラーステー折損。エンジン不調、足回り異音多数、サビ穴、雨漏り多数、ギア入らず。
対策としてサスペンション、ブッシュ、タイヤ全交換、ナックルオーバーホール、錆止め対策、プラグ交換、樹脂パーツ、ワイパーなど補修、フィラーボルトを撤去とギア、デフ、トランスファー、エンジンオイル交換等行い、走行の不具合の多くが改善。
(イマココ)
今がこの子にとって良い期間だといいですが…
Posted at 2023/11/21 09:36:15 | |
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