2018年09月04日
最近、若い人クルマ乗らない人が多いらしいですよね。ほしくないし、なくても困らないらしいです。
私なんぞは、やはり気分転換、ストレス解消、または特に意味がなくてもクルマに乗ってフラっと走りたくなるんです。みんカラに来られる皆さんはほとんどそうではないでしょうか。
カローラ購入者の平均年齢が何歳、とか聞くとびっくりします。ほんとに。
あれは1980年代の後半、私がファミリアXLの5ドアハッチバック(3AT、クーラー・パワステなし窓手動)やパジェロICターボXLロング(ウインチ付けてオフロードを走り回り下廻りがボコボコ)に乗っていた頃、よく洗車してWAXかけて、その後ピカピカのクルマであてもなく走るのが大好きでした。とっても気分が良いものです。爽快ですよね。時間があれば飽きずに磨いていた思い出のクルマたちです。
その後のクルマはキャンピングカーでデカすぎて洗車する気が起きなかったり、新車でコーティングかけたらその後は洗車機だけで良かったりして、そして何より忙しかったりもして・・・なかなか自分で洗車をしようという気になれない時期が続いていました。もちろん走るのはずっと好きなのでクルマもバイクも乗り回してはいました。
今回、プリウスαに乗り換えまして。
1ヶ月経過しましたが、今の所なんだかんだで毎日、用事がなくても乗って走っております。
そして久々に磨いてます。なんででしょうね? 自分でも不思議です。
価値観は人それぞれ何でしょうけど、このクルマにはなにか包まれるようなおおらかさを感じます。
走ると「出だしの遅さ」っていうのはどうしても感じるのですが、それ以外のなにかがあるようなのです。
これはいわゆる車を評価する尺度とは違う、感性に訴える何か・・・角が丸いおっとりとしたキャラクターがなんとなく安心すると言うか・・・乗って走ると車の事を考えるよりもいろんな面倒なことをスーッと忘れさせるような、何かが解けてゆくような・・・そんな感じがするんですよね。
上のクラスで感じるようなもっとはっきりとした「高級感」「重厚感」やキリッと走る楽しさともちょっと違う。ノーマルモードでアクセルを踏んだときのびっくりするくらいのエンジン音、路面によっては派手なロードノイズなどハイブリッドの機構が静かゆえに目立つ周辺の騒音など、マイナス評価したいポイントはいくらでもあるんでしょうけどね。私には穏やかで落ち着いた印象がとても好ましいのです。
「ハイブリッド車である」というのも今の非常に興味深い部分の一つです。
「21世紀に間に合いました」というキャッチフレーズとともに、世界のトヨタが世に問うたHVです。その血を引くプリウス、プリウスα、そしてアクアですから、最大の目玉はそのHVシステムですよね。
今どきハイブリッドシステムはあらゆる車種に搭載されていますが、プリウスシリーズは、なんと言っても燃費至上主義の「ハイブリッド専用車」として生まれてきている車、生粋のHV車と言えます。
何かの性格を与えられて生まれてきた車、そこにバリエーションとして搭載されたHVではなくて、ハイブリッドシステムが中心に据えられた専用車。ハイブリッドであることだけが、その存在理由である車。いままでそんな車あったでしょうか。そして、そのHVをしみじみと味わう・・・なんとも素晴らしいじゃないですか。
やはり我が家のクジラ号は「α」であるがゆえ、本家プリウスのような驚異的な燃費は出せません。
でもよく考えれば20km/Lって、とんでもない数字には違いありません。私がかつて乗ってきた車たちは、2000cc前後でもおおよそ8〜10km/Lくらいだったはず。時代は進んで、この30年で車はなんと同じガソリンで倍の距離を走るようになりました。
すごいですよね。
プリウスαって、ミニバンなんでしょうか。7人乗りがあるとはいえ、多分違いますよね。今はアル・ベルに代表されるように、スライドドアのミニバンが全盛です。これはもうずっとそう。でも、この車は違います。
でもセダンなどのいわゆる乗用車、でもちょっとない。ステーションワゴン?微妙に違います。
なんか、どれでもない、「プリウスα」と言う車な気がしているんです。
スタイリングの妙なんでしょうね。見た目大きいんですが走ると普通だし、そんなにトガってないですけどダサくないし。ファミリーカーだと妥協した感じもしないし。
結局理由はわからないんですが、「走る」車じゃないのにとにかく乗るのが楽しいんですよね。
そこそこの高級車も所有した経験があって、もちろんそれぞれ深く満足したわけです。でもこの車はいわゆる高級感とは違う何か。でも決して雑ではない何か。いわゆる「車」としての価値観だけではない何か。
もしかして、これがトヨタ的な超絶バランスという事なんでしょうか。
ま、今日も帰ったらふらっと走りに行くと思います。
Posted at 2018/09/05 19:08:26 | |
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プリウスα | 日記
2018年08月11日
前車はエブリイバン。
自動車は走る曲がる止まる!と言う原理主義車であった私にとって、軽バンはなかなかに乙な選択でした。プロボックスなどもそうでしょうが、しっかりした足回りに無駄のない内装っていうのは、まさに走りに適しているわけです。音もうるさい代わりに、剛性と相まってロードインフォメーションが豊富。MTだったので、路面、車体、それにエンジンと対話をするように走るのがたまらなく楽しかったものです。
で、今度は急転直下ハイブリッド車です。理由は、「乗ってみたかったから」
なぜならば、
・時代はCVTなどAT。燃費もスタートダッシュもすでにATが優れている。
・トヨタのTHS−2の完成度の高さ。どうやらすごいらしい。
・プリクラッシュ他安全装備の発達。技術もこなれてきたし、私も歳だし。
コレ以外に5人乗りが必要、と言う理由もありましたがまあ、それは置いといて。
つまり前車エブリイバンは完璧なアナログ車でしたが、そろそろ今どきの技術がどんなもんだか試してみたい、と言うのがプリウスに至った理由になるでしょうか。
実は私、(愛車レビューでも書きましたが)30プリウスに乗ったことがあって、運転して5分で飽きたことがありました。なんでこんなつまらない車がこんなに売れてんだろうか。自分は一生ハイブリッドには乗るまい、と思いました。車として運転が面白くないのはもちろん、なによりエンジン音とか車の「息吹」「生命感」が感じられない、冷ややかで熱のない工業製品。クルマって、本当はそうじゃないよね?
そう思ってました。
その考えが変わったのが、レンタカーで偶然あたったアクア。
軽を予約したのに、お店の都合でアクアになったと言うもの。で、これに乗ってみたらどうでしょう!
まあキビキビよく走る。
ハンドル小さくてなんかイイ。
足回りも思いのほか締まってる。私の持っていたトヨタ的はイメージではない。
そして最もやられたのが、ハイブリッドシステムのインジゲーターでした。
実は、私は無類のバッテリー好き。ポータブル電源にめっぽう弱くやたら欲しがっては買い求めるほか、その電池を活用する「モノ」全般が大好き。携帯の充電はもちろん、ライト、ジャンプスターター、扇風機、その他諸々。
そんな私がアクアに乗ったときにふと思ったのです。
「ハイブリッド車って、半分電池で動いてんじゃん」
走りながら、モーター回したり充電したり。EVモードならプチ電気自動車ゴッコもできるじゃないか!
これはたまりません。車だと思うからダメだったけど、電池で動くおもちゃだと思えば・・・
これはほしい。欲しすぎる。
ということでまずはアクアを検討、ついで過走行激安の30プリウスを物色。
その過程で中古車店にて30プリウスの横においてあったプリウスαを初めてみて、我が家の使い勝手ならこっちだな、と思った次第。
結局、運命の出会いで今の車両に出会い、発見の2日後に契約に至りました。
プリウスα選びのあれこれは、また次回書きます。
Posted at 2018/08/11 22:14:15 | |
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プリウスα | 日記