[CBR250Four] 後編・クランクケースカバーRHを開けてクラッチ系の点検（カラカラ異音調査）

前編（https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/6173744/note.aspx）からの続きです。
# この記事のアップ：2021年01月11日

画像は、クランクケースカバーRHを外して動力伝達系（クラッチ部品一式）を取り出したあとの、車体側の様子。

こちらの部品がクラッチセンター。スプライン（凹凸溝）の両側面に、多板クラッチとかみ合う部分に打痕が付いています。

その叩かれ摩耗痕の摩耗量は致命的なものではありませんが、ホンダ純正の代替品（CBR250Fourの後継機種であるホーネット250用）の在庫がまだ入手可能だったため、現品は組み戻し（復元）はしないで新品に交換することにしました。

クラッチ一式を取り外したあとのクランクケース右側の空間。オイルポンプ駆動チェーンが見えます。

底部には（調査目的である カタカタ異音の原因となるような）破片や異物片は見受けられません。

オイルポンプ駆動用のチェーンと、オイルポンプドリブンスプロケットが写っています。
このへんも、イレギュラーや異常は特に見受けられません。

中央下部には、クランクシャフトのギヤ部分や#4コンロッド＆キャップが写っています。

このあたりの部品にも、目視上の異常は見受けられません。

クラッチ系部品のとなり（車両前方方向）には、フライホイールCOMPやステーターCOMPが位置しています。

※ホーネット250cc用など、CBR250Fourに流用できるホンダ純正部品の在庫がまだ残っていて入手可能な場合は、将来に向けての予防交換という意味で新品に交換しておきます。

手前はニードルベアリング。奥に写っているのは、クランクケースカバーRHとステーターCOMP。

どちらも再利用は可能な状態だと考えられますが、ベアリングはメーカー在庫があるので、この際、予防安全として新品に交換します。

※カタカタ異音の原因が不明となった場合は、摩耗した部品などを新品にリフレッシュ交換するメンテとなります。

こちらは（ステーターCOMPを取り去ったあとの）フライホイールCOMP。

この画像を撮影したとき（2020年9月）には気がつかなかったのですが、いま（2021年01月）改めて画像を良く見直してみると、四角い黄色で囲った部分に破片？のようなものが写っていることに気がつきました（※ショップでの依頼作業だったため、結果として見逃してしまっていました）。
ただ、90°おきに同じような出っ張り？の痕跡が見られます（黄色の楕円で囲った部分）。

先ほどの黄色い四角で囲んだ部分に写っている、破片？のようなものは、一体 何なのでしょうか…？？

「MC31型ホーネット250用クラッチ一式の移植…に必要な部品リスト」に続く。→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/6177959/note.aspx