[モンキーR改] 路上復帰への道51_エキパイ本体その3(ポート研磨・リューターで段付き改善)の巻
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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画像は、スプレーによる耐熱黒色塗装後に乾燥させたエキパイです。
厳密には、塗膜を完全に定着させるためには 「熱入れ」 をしなければなりませんが、現時点では塗装後に数日間、天日干し(※日中の外気温度は約32~35℃)をした状態になっています。
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シリンダヘッドとの接続部です。
可動式フランジの下に、シリンダヘッドの排気ポートと接続する肉厚のボスがあります(→ 次の画像へ)。
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エキパイの排気ポート(厚肉のボスの内径)を接写したところ。
内径の奥にはカーボンの付着がありますが、その付着カーボン分を差し引いても、ポート内部にはノーマル状態で段付き(内径φのうねり)が見受けられます。
今回、そのポート内径のうねりをリューターで削り込んで、なるべく内面をスムーズ化します(※「気持ち」 程度ですが)。
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リューターでエキパイのポート内径を削り込みするにあたって、最初にポート外面(耐熱塗装面)にキズが付かないよう、マスキングテープで保護しておきます。
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これが手持ちの軸径φ6.0mmの切削用のリューターの刃です。
φ6.0mmの刃は、円錐形(鋭角・鈍角)、先丸(大・小)、砥石などが揃っています。一番上に写っている軸径が細い3本(φ3.0mm)は、ミニリューター用の弾性砥石です。
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切粉が飛散しないよう、エキパイを箱型のダンボールの中に入れた状態で、ポート内径を少しずつ削っていきます。
# 削り用の刃は適時、都合の
# 良いモノに変えていきます。
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エキパイの排気ポートの内径を軽くさらったところ。この状態は、ポート内部に堆積していたカーボンを除去した程度の段階です。
カーボンが除去されると、もともとのポート内部の形状(内径のうねり)が明らかになるので、表面を削りながら 「どの部分が出っ張っているか?」 を都度、確認しながら削り込みをしていく作業スタイルになります。
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リューターの刃で、ポート内径を追い込み加工したところ。一つ前の画像に対して、内壁面のスムーズ化が進んだ状態です。
予想外だったことは、このエキパイ内壁面(ボス部)の材質は意外に硬く、削り込みが少しづつしか進められなかったことです(加工に時間がかかります)。
日没が近づいたので、この日の作業(ドリルによる切削)はここまでとし、続きは後日に持ち越しとしました。
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続きの作業は、翌日に着手できました。ここから先は、「更なる削りによる拡径」 ではなく、「すでに削った表面状態の仕上げを行う」 ことに注力します。
もともと今回のポート研磨の目的は、「エキパイのポート内径を極限まで拡大させる」 ことではなく、「内径のうねり(細径と太径が混在)を解消し、なるべくスムーズな接続面とする」 ことです。出力アップを狙いにいくのではなく、あくまで 「気持ち」 程度の加工に留まる…という認識なのです。
# 確かに当該部は排気系の 「絞り」 に相当
# する部分ですが、この絞りを解消したから
# といって、急な出力向上になるほどの効果
# が得られるとは思っていません。
# (ので、ポート研磨は気持ちの問題かな…と。)
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最終的に、左の画像に示す状態まで、エキパイのポート内径の表面研磨を行いました。
「過ぎたるは及ばざるが如し」…というわけではありませんが、実際にこのボス部分が硬かったこともあり、時間対効果を考慮して、今回はここまでの仕上げで作業を終わることにした…という感じです。
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改めて、エキパイのポート研磨をする前の状態です(比較用ノーマル)。
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