[フロント車高アップ] その4・車高を3~4mm上げるためのワッシャ(電制ダンパーは無加工)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
2
本来ならば、「マウントの天面と同等な形状の一体型スペーサー」を挿入したいところですが、それでは市販(社外品)のマウントスペーサーとあまり変わりません。
同様な効果を格安に得るため、今回はワッシャを選定することにします(※マウント1個あたり3枚のワッシャを適用)。
結論から書きますと、左の画像に示すワッシャ(丸座金)をホームセンターで購入しました。
3
これまでの検討経緯(既報の整備手帳「その1」~「その3」、このシリーズ)から、ワッシャの選定は、次の条件を満たすもの…となります。
(1)ストラットマウントのスタッド(M10
サイズ)を貫通させることができる。
(2)外径は、おおよそφ30mm以下。
(3)厚みは 3mm~4mm程度の1枚モノ。
一体成型のスペーサーではなく、3箇所のスタッドに挿入するワッシャであることから上記(1)。
また、マウント本体やボディパネルと干渉しないサイズであることが必須なため上記(2)。
マウントのスタッドと締結ナットの「ねじの噛み合い長さ」を確保するため上記(3)。
…が成立条件となります。
4
選定したワッシャは、次の通り。
・発売元: (株)大里
・名称 : 丸座金
・型番 : JO-872(2枚入り)
・サイズ: 内径10mm×外径32mm
・厚み : 3.2mm
・材質 : 鉄/ユニクロめっき
・価格 : 162円(1パック、税込み)
座金は素材の打ち抜きで形成されるため、型の抜き方向に沿って「エッジが立つか」「エッジが丸まるか」が…が決まります。
左の画像は、ワッシャを上から見たところになります(表面:上面の外周にRが付いていることから)。
5
その一方、左の画像はワッシャを下から見たアングルになります(裏面:下面の外周はエッジが立ち気味になっていることから)。
6
ワッシャの表面を上方向にして重ねたところ。外周にRが付いている(カドがダレている)ことが分かります。
7
ワッシャの裏側を上方向にして重ねたところ。外周が相対的にエッジ気味になっている(カドが立っている)ことが分かります。
ストラットマウントのスタッドに このワッシャを通すときには、表/裏の区別を確認してから設置するようにします。
8
さて、このワッシャの厚み(公称値は t=3.2mm)を手持ちのデジタルノギスで計測すると、3.23mmと出ました。
ワッシャは合計6枚(3パック)購入しましたが、厚みの実測値は他のワッシャもほぼ同等でした。
次回の整備手帳(「その5」以降)からは、実際にジャッキアップした車両に、このワッシャを挿入する作業工程の紹介に移ります。
9
(参考)本品がホームセンターで売られているときの様子。1パック2枚入りで、価格は税込み162円でした(@2024年10月時点)。
10
(参考)ホームセンターには各種ねじ(M2~M10 のボルト/スタッド)の見本があり、購入する前にサイズが適合するかどうかを確認することができる。
11
(参考)当初はステンレス製のワッシャを検討していたのですが、「内径がM10サイズに適合するもの」は「外径が40mm以上のサイズ」となってしまいます。
ワッシャの外径が40mm以上では、マウント本体やボディパネルと干渉するので、このシリーズは購入対象外となりました。
12
(参考)上記とは別のシリーズとなるステンレスワッシャもありました。
左の画像は、内径がM10サイズで外径が32mm のものですが(左端)、厚さが3.0mmでした。
前述のワッシャ(型番:JO-872)は厚みが3.2mmでしたから、0.2mmの厚みの差(→ 引いては、車高アップ量の差に相当)により、このステンレスワッシャも購入対象外としました。
13
(参考)単に価格の安さに注目した場合、28枚入りとか40枚入り…といったお得用のワッシャがありました。
しかし、サイズ(外径)が狙いの30mmよりも小さかったり、適合しそうなサイズがあっても、そもそも「使わずに余る」個数のワッシャを買ってもムダになるので、「お徳用ワッシャ」も購入対象外としました。
14
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( VNレヴォーグ の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク