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2025年12月07日 イイね!

Marshall STANMORE ⅡとPioneer DEQ-2000A

Marshall STANMORE ⅡとPioneer DEQ-2000A今日は壊れたBluetoothスピーカーの改造修理のはなしです。

我が家にはMarshall STANMORE ⅡというBluetoothスピーカーが2台あって、ノートパソコンに有線接続で使っていました。

4年前にノートパソコン用のBluetoothスピーカーが欲しくて宇都宮のヨドバシに行ったときに、STANMORE Ⅱがあって、とにかくカッコよく、かつ他のスピーカーと比べて音が良かった(僕の好みに合っていた)ので、値段は高かったのですが、このスピーカーに決めました。

購入後、家で聞いてみるとやっぱりいい音がして大満足です。
音がいいのは間違いないのですが、1台だけだと一応ステレオ再生しているものの、モノラル感が強く2台目が欲しくなり1年後に2台目を購入しました。

2台あると、いい音がさらにいい音になってさらに大満足で使っていました。

ところが、今年の11月末に1台の電源が入らなくなりました。

コンセントを抜き挿ししたりいろいろ試してみるものの、うんともすんとも言わなくなりました。

引き続き使いたかったので、輸入代理店、家電修理屋さんにメールしてみるものの修理不可ということで、修理はできなさそうなことがわかりました。

そうなると選択肢は以下の4つになります。
①STANMORE Ⅱひとつで使い続ける
②STANMORE Ⅲを新品購入する
③他の製品に買い替える
④自分で修理する

普通の人は①~③を選ぶと思いますが、どれも壊れたSTANMORE Ⅱを捨てることになります。

まだまだ見た目は新品同様で、音も変わらずいい音がするものを捨てるのは忍びないので、今回は自分で修理することにしました。

とは言っても電気回路は自動車の配線くらいしかわからず、基板の修理はできません。

そこで、外部アンプを使ってスピーカーにケーブルを直でつなぐことにしました。

STANMORE Ⅱは中低音用のスピーカー1つと高音用のツイーターが2つ付いています。

恐らく、基板にクロスオーバーネットワーク相当の回路が入っていると思うので、アンプからそのまま配線をつなぐとツイーターが壊れる可能性があるのと、音的にも良くないと思い、低音をカットできる機能のついたマルチアンプを探すことにしました。

すると、現在はホームオーディオ用にそのような製品がないか、あってもやたらと高価なことがわかりました。

しかし、カーオーディオではDSP(Digital Signal Processor)機能を持った製品がありました。

今回は、いろいろある製品の中で僕の使い方(特性のわからないスピーカーを組み合わせて使う)に最も合ってそうなパイオニアのDEQ-2000Aという製品を買うことにしました。

STANMORE Ⅲの新品はAmazonのブラックフライデーセールで50,000円くらいで購入できるところに、DEQ-2000Aは40,800円します。

しかもちゃんと直る保証もありません。

うちの奥さんにこの話をしたところ、新品スピーカー買った方がいいんじゃない?と正論を言われましたが、壊れたSTANMORE Ⅱを捨てたくないというのと、スピーカーが壊れる以前から見ていたYOUTUBEでオーディオ関連の動画でイコライザーがオススメされており、イコライザーが欲しかったので、DEQ-2000Aを購入しました。

早速、壊れたSTANMORE Ⅱをバラします。
中はこんな感じになっています。


使わない配線類を取り外すとスピーカーが出てくるので、そこにスピーカーケーブルを端子で接続しました。


反対側をDEQ-2000Aに接続します。


12V電源はラジコンのバッテリー充電用に30年くらい前に購入した電源を使うことにしました。


配線が終わり電源を入れると”ブー”というノイズが発生して焦りましたが、スピーカー配線のチャンネルが間違っていたので直したら音もしなくなりました。

DSPで中低音と高音用にチャンネル設定を行い、壊れたスピーカーひとつだけで音を出してみると、以前とはやや異なるもののやっぱりいい音が出ました。

2つあるツイーターについては1つでも2つでも音量がほとんど変わらず、DSPアンプで個別に音量調整ができるのと、スピーカー~アンプ間の配線が増えるため、1つだけ使うことにしました。

もう1台のSTANMORE Ⅱは普通に使えるので、こちらをDSPアンプのRCA出力端子に接続してステレオ再生で音を出してみると、左右の音量を揃えても少し音が違うせいか、変な聴こえ方がします。

どうせもう1台の方もそのうち壊れるに違いないので、壊れていない方も分解してスピーカーに直接接続してみると、音が揃ってすごくいい音になりました。

その他にも今回DEQ-2000Aと組み合わせることにより、もともとのSTANMORE Ⅱの不満が全て解決しました。

1、無音時に”サー”というノイズが聞こえる→ノイズはほぼ聞こえなくなりました

2、5分くらい無音時間が続くと電源が切れて、本体のボタンで電源を入れ直す必要がある→電源切れない(これ、海外の掲示板でボロクソ書かれてました)

3、各スピーカーに電源が必要→不要

4、ややステレオ感が足りない→ステレオ感アップ↑↑。

たぶん、もともとのステレオ感が足りなかった原因は、2つあるツイーターから音が出ていて距離が少し離れていたことだと思うのですが、今回は片方のツイーターしか使っていないので、それがステレオ感の向上につながったと思っています。

いろいろ試している途中で音が出なくなって奥さんの機嫌が悪くなりちょっと焦りましたが、元の状態よりも音も良くなり大満足の結果になりました。

たぶん同じことをしようとする人はほとんどいないと思いますが、お気に入りのスピーカーが壊れたときに捨てるのが忍びない人にはオススメの修理方法です。
Posted at 2025/12/07 20:07:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2025年08月16日 イイね!

S2000復活!

S2000復活!長らく修理中だったS2000が復活しました。

今回の主な修理内容
1、ラジエーターコアサポート(ホンダ名称ではバルクヘッド、ロアクロスメンバープレート)の板金修復と溶接
2、バンパー、スポイラー、ボンネットフード、右フロントフェンダーの交換と塗装
3、右ヘッドライト交換(HID部品は継続利用)
4、右ロアアーム、アッパーアーム、ナックル、ハブ交換
5、ラジエータ交換
6、左右フロントABSセンサ交換
7、左右シートベルト修理(ロック解除のみ)
8、助手席エアバック撤去
9、スノータイヤへ交換(暫定対応)

ラジエータは社外品の新品、ヘッドライトは中古品でその他は全部純正新品です。
タイヤは左フロントタイヤはフラットスポットができていて、右フロントタイヤはタイヤバリアとフレームに挟まれてかつホイールに深い傷が入っていたので再利用は止めて、4輪とも車検用のスノータイヤに交換しました。

ラジエーターコアサポートについては廃番で新品部品が入手できなかったため、再利用せざるを得なかったという事情はありますが、サイドフレームへの溶接部が千切れてきれいに後ろに曲がったのが良かったらしく板金修理で直りました。

さらにエアコンのコンデンサーやレシーバタンクなども奇跡的に損傷がなくそのまま継続利用できました。

ラジエータについては以前から少し大きめのもに替えたいと思っていたので、今回は社外新品に交換しましたが、ラジエータファンもシュラウドもほとんど損傷がなく、そのまま継続利用できました。

また、右フロントアームが折れているので、ダンパーロッドやスタビライザーなども曲がったのではないかと心配していましたが、ダンパーのロアケースにスタビリンクとの干渉傷があるものの、どちらも変形はなく問題なく継続利用できました。

クルマは夏休み初日に帰ってきたので群馬県と福島県に長距離試走に行ってきました。

今回の衝突では右フロントタイヤに衝撃が加わっていることから、サイドフレームやアーム取付部の歪み、ステアリングラックのギア損傷など目視では確認できない不具合があるのではないかと心配していました。

しかし試走した限りでは以前と全く変わりなく、直進安定性の悪化やハンドルのひっかかりや転舵時の違和感も全くありませんでした。

少なくとも一般公道、峠道を合法的速度、合法的加速度で走行した限りはクラッシュ前同様に直ったように感じました。

ところで、写真見て気が付いた方もいらっしゃると思いますが、以前は赤色だったハードトップも今回一緒に黒に塗りなおしてもらいました。

最初見たときはなんか真っ黒で違和感あるなぁって思ったのですが、3日ほどしたらこっちの方がカッコ良く見えてきました。

せっかくキレイに直ったのでこれからも大事にS2000を乗り続けたいと思います。
Posted at 2025/08/16 23:59:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | S2000 | 日記
2025年08月15日 イイね!

デスクトップPC更新

デスクトップPC更新今日は自宅のデスクトップパソコン更新の日記です。

以前も書いたように、我が家では僕は2023年に購入したノートパソコンを使っていて、リビングに置いてあるデスクトップPCはリビングと共にうちの奥さんが占領しています。

そのデスクトップPCは2013年11月に購入し、途中でWindows10にアップデートして、グラフィックボード追加、メモリ増設などしながらずっと使い続けていて大きな不具合はありませんでしたが、今年の10月でWindows10のサポートが終了すること、マザーボードとCPUは購入からすでに11年以上経っていること、この二つの理由から買い替えることにしました。

デスクトップPCのいいところは、買い替えるにあたりモニター、キーボード、PCケースや電源などは使いまわすことができて、マザーボード、メモリー、CPUのみを買い替えればいいので安上がりで済むところです。

しかも性能はノートパソコンよりも圧倒的に高い。
デスクトップPCは素晴らしいです。

ということで、買い替えることにしたのですが、パソコン事情は詳しくないので、マザーボードのメーカは前回同様にASUS、CPUはIntelにすることにしました。

メーカは決めたのでまずはCPUについて調べてみると、現在は第14世代というのが最新らしく、Core-i5 14400Fというのが2万円以下だったのでCore-i5 14400Fにしました。

そもそも11年前のCPUでも何も不具合なく動作しているので、一番性能の低いCPUでも良かったのですが、前回もCore-i5だったので今回もCore-i5にしました。

ところで14400Fの"F”はGPUが非搭載という意味なのですが、以前のPCで使っていたグラフィックボードを流用するのでFにしました。

CPUとマザーボードのメーカが決まると自ずと選択できるマザーボードは絞られてきて、ASUSのPRIME B760-PLUS D4にしました。

メモリーは容量以外は全くわからないため、容量はとにかく大きく売れ筋のものを価格ドットコムで調べたら、CrucialのDDR4 PC4-25600 32GB 2枚組というのがやたらと安く売れ筋だったので、これにしました。

今まで使っていたデスクトップPCのメモリは16GB、2023年に購入したノートPCも16GBなのに対して、今回は64GBです。 なんと4倍、これならモニターの左右分割で2つ同時にYOUTUBEを見るうちの奥さんの使い方でもあと10年は余裕で対応できそうです。

最後にストレージを選びます。
今までのPCではWindowsは2.5inchのSSDにインストールして、エクセルファイルなどは全て別のHDDに保存していたためSSDをそのまま流用しても良かったのですが、不具合があると元に戻れなくなってしまうため、新規購入することにしました。

昔はストレージと言えばHDDで、IDE接続とかSATA接続でした。
ところが、2023にノートパソコンを購入するときに調べたら最近はPCI Express接続のSSDがあるということを知りびっくりしましたが、確かにその方が通信は速そうな気がするので、起動時の高速化を目的として今回はPCI Express接続のSSDにしました。

ここで肝心のOSですが、”もしかして、Windows7からWindows11にアップデートできたら、Windows11買わなくても済むんじゃない?”などと考えて試しにWindows7をインストールしてみました。

しかし、インストール開始後すぐに"Starting Windows"という文字が表示されてからインストールが止まっていまいました。

ネット検索すると、かなりヘビーな対応をしないとインストールできないことがわかったので、諦めて夜の8時半にヨドバシに行ってWindows11を買ってきました。

Windows11はサクっとインストールできたので、キーボードやマウスをモニター側に接続しなおしたところ、どちらも使えなくなってしまいました。
(在宅勤務時にリビングのモニターを使ってPC作業をするので、キーボードやマウスはモニター接続して使っています。)

ネットで原因を検索するもののさっぱりわかりません。

結局その日はあきらめて、翌日も4時間くらいあれこれ試して半ば諦めかけたとき突然使えるようになりました。

もっとも怪しかったのはWindows Updateなのですが、アップデートした直後は治らなかったので、何が原因だったのか今もってわかりません。

ということで、ややモヤモヤの残る状態ではあるものの無事にデスクトップPCの更新が終了しました。

もともと使っていたデスクトップPCもストレージをSSDに変更した時点で起動がやたらと速くなったので、今回の変更でもあまり違いはありませんでした。

試しにサーキットシミュレーションの計算もしてみましたが、これもあまり違いはありませんでした。

Windows11もWindows10からあまり変化がないので、せっかく性能アップしたはずなのにいまいち実感がありませんが、とりあえずこれでWindows10のサポート終了対応はできたのと、主要パーツは新品になったので、しばらくは安心できそうです。
Posted at 2025/08/15 22:22:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2025年07月06日 イイね!

2025年 F1イギリスGP レッドブル ドライバー比較

今週はイギリスGPです。

昨日の予選では角田選手は12位ということで、いい順位とは言えないけど最悪の状況から抜け出して良かったです。

というわけで、今日は昨日の予選データを決勝前に確認すべく、がんばってグラフ化しました。

まずはセクタータイムの比較です。
今回も条件の同じQ2での比較です。



セクター1と3が0.215秒と0.225秒でセクター2は0.07秒ということで、セクター1とセクター2で遅れており、セクター2はほぼ同等に走れていることがわかります。

次に走行データ全体を見てみます。


スタートラインから1コーナまでの直線と15コーナとその後の直線区間で差があることが確認できますが、その他はぱっと見ではあまり差がないように見えます。

さらに各コーナごとに確認します。

コース図と走行位置






走行データ
【1~5コーナ】


スタートラインの時点で約6km/hの差があり、その差が1コーナ手前までに徐々に少なくなっています。

ここで予選後の角田選手のコメントです。(オートスポーツより
「最後のアタックに入る直前の最終コーナーの立ち上がりで、少しパワーを失った感じがしました。それでターン3まででコンマ1秒ロスしたと思います」

角田選手のコメントどおりであればスタートラインの約6km/hの速度差は最終コーナ(17、18コーナ)立ち上がりのパワーロスが原因ということのようです。

3コーナのブレーキ開始区間、3コーナと5コーナ中央からコーナ出口区間で差があり、セクター1では0.215秒差あるため、スタートラインから3コーナまでで0.1秒差とすれば、3コーナと5コーナの遅れは約0.1秒ということになります。

【6~7コーナ】


6コーナは全体的に角田選手の方が速く、7コーナは角田選手の方がコーナ入口区間が遅くなっています。

【8~14コーナ】


シルバーストーンと言えば必ず出てくるマゴッツ、ベケッツ、チャペルはそれぞれ、10~12コーナ、13コーナ、14コーナの名称です。

10、11コーナは角田選手とタッペン選手の差はほぼなし、12コーナは角田選手の方が遅く、13、14コーナは角田選手の方が速く走れています。

走行データを見るだけだと、6コーナから14コーナまでのセクター2は角田選手の方が速く走れているように見えるのですが、実際は0.07秒遅れということなので、走行距離がどこかで長いのかもしれません。

いずれにしても、セクター2は走行データ上もほぼ同等に走れていることがわかりました。

【15~18コーナ】


15コーナはブレーキ区間は角田選手の方が速いのですが、冒頭にも書いたように、15コーナは最低速度も低く、コーナ出口からその後の直線区間でも遅いため、ここで大きく遅れています。

16コーナはブレーキ開始区間はやや速いものの、最低速度が低くその後の17コーナも遅くなっています。

この15~18コーナの区間はセクター3区間で、合計で0.225秒の差があるわけですが、その理由は15コーナと16コーナの最低速度から出口までの速度が遅いためだということがわかります。

ここで18コーナ出口後の直線区間を見てみると、コントロールライン位置では速度が同じになっているため、角田選手のコメントの「最後のアタックに入る直前の最終コーナーの立ち上がりで、少しパワーを失った感じがしました。」というのは本当のことだろうと思います。

全体を通してみると、3コーナ、15コーナ、16、17コーナと明らかに差のあるコーナもありますが、他のコーナはほぼ同等に走れているので、前回も書いたようにセッティングなどでもう少しだけ改善できればQ2のタッペン選手とはほぼ同じタイムで走れるようにはなると思います。

今日の決勝ではぶつからないように走れば10位以内も目指せると思うので落ち着いて走ってポイントゲットできることを願ってます。
Posted at 2025/07/06 21:14:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | F1テレメトリー分析 | 日記
2025年06月29日 イイね!

2025年 F1オーストリアGP レッドブル ドライバー比較

先日のF1オーストリアGPですが、またしても角田選手Q1敗退、決勝も完走全車中最下位ということで厳しい状況になってきました。

スペインGPとは異なりフェルスタッペン選手と車輛の仕様もほぼ同じになっているということなので今回も走行条件の近いQ1の走行を比較してどこが遅いの確認します。

まずはセクターとラップタイムの比較です。


セクター1は0.2秒遅れ、セクター3は0.155秒遅れとなっていますが、セクター2は角田選手の方が0.1秒速く走れています。

では走行データを見てみます。

【1~3コーナ】


【4~6コーナ】


【7~10コーナ】


【コース図と走行位置】


まずスペインGP予選で差のあったブレーキですが、今回はブレーキ開始含めてほぼ差がありません。

3コーナのフルブレーキ区間が若干手前で4コーナのブレーキ開始減速Gが若干低いようにも見えますが、十分同等と言えると思います。

また、スペインGP予選で見られた謎の加速悪化もないわけではなさそうですが、結果的にタッペン選手と比べて全開加速区間で遅れていないので問題なさそうです。

ブレーキ区間、全開加速区間は全体的に良いものの1コーナではコーナ入口から出口、その後の直線区間で大きな差がついています。

1コーナの最低速度が低くすぎるため、その後の直線も影響を受け、1コーナとその後の直線だけで0.2秒遅れています。

予選直後の無線でも「フロントのグリップがなかった」と言っていて、これはまさに1コーナのこと指していると思われます。

ところが3コーナはフルブレーキ区間が微妙に手前な程度でブレーキ開始からコーナ出口までほとんど差がありません。

さらに4コーナではブレーキはほぼ同じで最低速度は若干低いものの加速始めが手前になっているため4コーナ後の直線は角田選手の方が速く走れています。

その結果セクター2は角田選手の方が0.1秒速いという結果になっています。

セクター3の7コーナ、9コーナはどちらも最低速度付近のみ遅く合計で0.155秒の遅れでした。

ほぼ同じように走れているコーナもあれば、大きく差がついているコーナがあるので、その理由を考えます。

コーナの種類で分けるのがわかりやすいので、各コーナをV字、直角コーナの二つに分けて、コーナ中の最低速度を確認しました。



結果としては、V字コーナは差が小さいまたはほとんどないのに対し、直角コーナは差が大きい傾向があることがわかりました。

10コーナも直角コーナなのですが、10コーナはタッペン選手と同じように走れているので、必ずしも遅いとか苦手というよりも、なにかのタイミングが微妙にズレたりすると途端に曲がりづらいとかそういことがあるのかもしれません。

結果だけ見ると惨憺たる状態ではありますが、スペインGPで差のあったブレーキはほぼ同じになり、V字コーナもほぼ同じように走れています。

その理由がフロアの変更などの仕様変更なのかわかりませんが、とにかく同じように走れています。

本当にフロントのグリップがなかったらタッペン選手と同じように減速できないし、コーナの種類によらず遅いはずなんです。

でも、V字コーナは同じように走れているのでタッペン選手の車輛と比べてグリップが低いわけではなくて、操作またはセッティングの差が原因と思うのでとにかく担当エンジニアとよく話をして、まずはタッペン選手と同じように走れるようにがんばって欲しいですね。
Posted at 2025/07/02 21:12:49 | コメント(3) | トラックバック(0) | F1テレメトリー分析 | 日記

プロフィール

サーキットで車を速く走らせるために必要なこととはなにか?を研究するのが趣味です。 日光、TC1000、茂原、を毎年走行してます。 2010年まではもてぎで開...
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