今回はひさびさにS2000の仕様変更です。
僕は2年に一回タイヤを新調していて、今年が2年目のため買い替えようと思ったのですが、去年の冠水で半年くらい乗っておらず、さらに今年の4月から電車通勤になり、S2000に乗る機会が極端に減ったため、もう少し引っ張ることにしました。
その代わり、現在のS2000を中古で購入したときに装着されていたオーリンズ車高調をしばらく放置していたので、それをオーバーホールついでにAZURのスーパーオーリンズ仕様へ変更することにしました。
僕の参加している走行会でもスーパーオーリンズを使っている人が何人かいて、具合が良さそうなので、HKSのHYPER MAXを購入するときに真剣に悩んだものの、新品購入すると結構値が張るので、当時はあきらめてました。
今回は中古品があるので、そのオーバーホール、仕様変更代とID65の直巻きスプリング代、CSOのショートロアブラケット代を合わせてタイヤ代+αくらいで済みました。
スーパーオーリンズは用途に合わせて仕様変更してくれます。
僕はサーキットでの性能のみを重視したTYPE-R 100%で依頼しました。
また、よりサーキット走行向けのアズライトSPECなる仕様があったので、ついでにそれもお願いしました。
ただし、TYPE-Rの説明のところに、富士や鈴鹿等の高速サーキットをSタイヤで走る人向けと記載してあったので、日光サーキット等のミニサーキットをダンロップZ3 255/40R17で走ることを前提とした仕様で依頼しました。
日曜日にダンパーを送り、翌週の木曜日に戻ってきました。
その間にID65のスプリングも通販で購入しました。
今まで買ったTEIN、HKSの直巻きスプリングが使えればよかったのですが、残念ながらIDが合わなかったので、ID65の16kgf/mmを購入することにしました。
直巻きスプリングは多くのメーカから販売されているので、どこにするかちょっと迷いましたが、見た目重視でオーリンズのスプリング(たぶんアイバッハ製)に決めました。
黄色がとてもカッコいいです。
さっそく組付けて試走です。
なんだかカタカタ、コトコト音が後ろの右側から聞こえてきます。
今のS2000を購入直後に少しの間だけノーマルのオーリンズで走っていたときに、コトコト音がしたので、ややガタつきのあるリアアッパマウントのピロボールをオーバーホールと一緒に交換してもらっており、なんでだろう??と焦りました。
でも、音のするダンパーを取り外して、確認してみると音のしたダンパーに組み合わせていたアッパーマウントは今回ピロボール交換をした方ではなかったので、もう一度ピロボールを確認したところ、ややガタつきが確認できました。
そこで1本だけHYPER MAX Ⅳに戻したところ、音は消えたので、交換しなかったピロボールが音の原因と判定しました。
もう一度AZURに送ってピロボール交換してもらうと翌週末に慣らし運転に行けないかもしれないという思いもあり、みんカラで情報収集しました。
すると、オーリンズのピロボールはNMBのMBWTD18-207を使っていることがわかりました。
ただ、ピロボールを固定しているプレートを締結しているボルトが六角穴付き皿ビスでいかにもなめそうです。
みんカラを読むと、なめた人はいなそうなものの、手持ちの六角レンチで緩めようとしても、なめそうな気配しかしません。
絶対に失敗したくなかったのでよく考えた結果、ビットソケットとTバーハンドルで緩めることにしました。
六角穴がなめるときというのは、そもそもトルクに対して六角部が弱いときと、レンチが傾いて部分的に面圧が上がったときなので、傾かないようにTバーハンドルで緩めることにします。
そこで工具箱からビットソケットの対面幅4mmを探します。
でもありません。
5mm以上のものはあるのですが、4mmがありません。
トルクスとか三重四角とかそれっぽいビットソケットはたくさんありますが六角の4mmがありません。
よく考えたら、4mmは手持ちの六角レンチで緩まなかったことがなかったから持っていなかったので、速攻で通販購入しました。
金曜日は有休だったので、通販で購入したビットソケットとTバーハンドルで緩めます。
結果、問題なく緩みました。
Tバーハンドルを使うと、ボルトに回転の力しかかからず、かつビットソケットはねじれ剛性が高いので、圧倒的な安定感でなめる様子もなくパキッって緩みました。
ピロボールを組み替えたアッパーマウントを装着して暫定のHYPER MAX Ⅳと交換しました。
コトコト音はなくなりました。
そして、土曜日はダンパーの慣らしがてら横須賀までドライブしてきました。
AZURの取説には慣らし不要と書いてありましたが、不具合チェックも兼ねて往復で450km走行しました。
正直言うと、街乗りではHYPER MAX Ⅳとはあまり差がわかりませんでした。
ただ、なんとなくですが、30km/h以下の低速走行ではほぼ差がなく、60km/h以上の高速走行では少し乗り心地がいいように感じました。
実際のところ街乗りの乗り心地はいいに越したことはないものの、それよりもサーキット走行での違いがとても気になります。
今度の金曜日に日光サーキットを走行するのですがタイヤが2年落ちなので、ベスト更新は無理としても、去年同等のラップタイムで走れて、かつコントロール性が上がるといいなぁって期待してます。