今日もアンダーステア

今日は書き始める前から眠い・・・。

昨日の続きですが、プロドライバーの隣に乗って思ったこと。
”猛烈に減速しながら猛烈に曲がってる”
これはびっくりしました。
タイヤのグリップは前後方向と横方向を同時に使ってはならないと小学校で教わっていたにも関わらず、全く違う走り方をしています。
もはや荷重移動とかそういうことではなくて、減速しながら曲がることそのものが目的な印象を受けました。タイヤのグリップで横方向に使っていない分は全部減速に使っているという感じです。
コーナの入り口では、ほとんど横方向に使っていないので、ほぼ全部減速に使っていて、段々横方向に使う量が増えた分だけ、減速に使う量を減らしてました。
つまり、タイヤの摩擦円の縁に沿ってタイヤを使っていました。
次に、ＧＴカーのロガーデータを見てというか、分析してわかったこと。
”猛烈に減速しながら猛烈に曲がってる”
これはびっくりしました。
なんと１Ｇで減速しながら曲がってました。

つまり、レーシングドライバーは意図的に減速しながら曲がっていて、レーシングカーは、減速しながら曲がったときに安定性が保てるようにロングホイールベースで低重心にしているってことです。

ということで、あとはタイヤのグリップ限界で減速しながら曲がった方がラップタイムが良いということが確認できればつじつまが合います。

最初の問題に戻ると、何を持ってアンダーステアと言うのか？
減速時に限って言えば
「旋回中の最低速度に達するまでの間、最速の走行ラインをタイヤのグリップ限界で減速しながら曲がったときにアンダーステアが出る場合に、その車はアンダーステア傾向の車と言い、減速が足りない状態で曲がったときにアンダーステアが出る場合は、走り方がアンダーステアである」
ということになると思います。

文章で書いてもあまりにもわかりずらいので、明日はグラフで説明したいと思います。