2023年06月07日
初回技能教習
せっかく自動二輪の教習所へ通うし、こんなこと基本的に人生で一度きりだし、
初心や当時のことを振り返ったり、同じような境遇の人が参考にしたいかもだから
番外編として記事を掲載してシリーズ化してみようと思います。
今回取得するのは普通自動二輪です。いわゆる 中免 ってやつ。
仕事で車通勤からバイク通勤へ変更しようと思ったのですが、
どうせなら原付二種で30km/h制限速度や二段階右折から開放されたいな と。
ところがバイクを物色してると125ccでもMT車の欲しいモデルがあって、
差額もわずかだろうからと教習所へ問い合わせてみると小型二輪はAT限定のみ。
だったら差額25000円程度なので、上乗せして普通自動二輪免許を取得して
400cc以下のバイクをMT/AT関係なく乗れるようにしたいと思ってのことです。
笑っちゃいますよねー
このトシでバイクに乗れるようになってもいったいあと何年乗れるの?
ってハナシです。
当初は20万円くらいでビーノでも買おうと思っていたのが、
今回の予算いくらオーバーしてるのよ!?と。
ただね、このトシだからこそ新しい事にチャレンジしたくなったんですよ。
危機的な転職を経て仕事に就いて家族や家を抱えて何かと守るばかりのこの年代に
まだ新しいことを始められるという経験がしたいのです。
それに四輪免許はすでに持ってるので、気持ち的に余裕もありますしね。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、初回技能教習とはいえ
教習所を訪れるのは今日で3回目。
初回の申し込み時は説明を受けて書類に目を通してサインして証明写真撮って
視力測定やバイクの引き起こしなんかの適正検査をして学費を支払って終了。
2回目は入校式で、教習についての方法や注意事項の説明が1時間あって、
残りの1時間で筆記式の適性検査をして終了。
この筆記適性検査がなかなかの曲者でした。
基本的には脳トレやアンケートのような設問なんですが、
まさか3桁の引き算で繰り下がりが出てくると妙に疑心暗鬼になって、
脳がフリーズしてしまうとは思ってもいませんでした。
小学1年生からやり直さないと ですね。
そんなわけで今日は待ちに待った初回技能教習です。
もうずっとドキドキとワクワクの毎日でしたよ。
余裕をもって自宅から15分ほどの距離なのに、40分ほど前に到着。
入校式で説明された通り、掲示板でお知らせを確認して
教習手帳のバーコードを使って配車手続きと原簿の取り出し。
それから二輪車用の控室へ行って荷物をロッカーに入れて防具類の確認。
さらに物覚えの悪すぎる自分のために掲示してある卒検のコースマップをしっかり撮影。
それから時間になるまでコースが見えるカウンター席に座ってスマホいじったり
イメージトレーニングしてたんだけど、窓の外を見ると夜間なので暗くて
コースや標識がちゃんと見えるか不安だし、
バイクが走ってるのを見ていると結構なスピードで走ったりもしてる。
指示速度や急制動の教習なのかな?自分もあんなふうに運転できるんだろうか?
と不安になる。
で、ようやく定刻になる少し前にロッカーへ戻って防具をつけて
ヘルメットとグローブや提出書類を持って待機。
3人ずつ同時に教習が行われるので、他の2人とも軽くご挨拶。
その後すぐに教官が来て挨拶程度の説明があってバイクの待機所へ。
車体各部の説明があって「はい、跨って」と言われて可動範囲の狭くなった右脚を上げると
そのままバランスを崩して初っ端から初ゴケです。
さらにウインカーの説明を受けて操作しようとすると、そのすぐ下にあるスイッチ押しちゃって
1人ピー!ピー!とたまにホーンを鳴らしてました。
指が短い上にグローブしてるもんだから操作しにくい・・・。
センタースタンドを上げて跨ってからはシフトチェンジの練習です。
最も懸念してたニュートラルに入れられるか?ですが、教習車のCB400(?)は
とても素直なのか、ちゃんと入れたいときに入るイイ子ちゃんでした。
そしてようやくコースでの走行です。
1人ずつ教官の後ろに乗って走行中のイメージを重ねてから
自分1人で乗り直して初の単独走行!!
思っていたよりもバイクの半クラッチってシビアじゃない上に
たとえアクセル開けてなくてもちゃんと発進してくれる。
「ここでもしできたら2速に入れてみて。」と言われてたポイントがあったので、
何周か走ってシフトアップして2速へ入れてみる。
おお~ちゃんと繋がる。
慣れてくると、直線でシフトアップしてコーナー手前で1速にシフトダウン
なんてそれらしい走りをイメージしながらトレースしていく。
「あと3周したら発着場に停めて。」と言われたので、次停まるぞ!っていうタイミングに
目の前で先行者が派手に転倒してエンジン回しまくってちょっとしたパニック。
その復旧を待っていると、今度は後続者が後ろで転倒&エンジン回しまくり。
前後の復旧が終わって「ようやくコース内でまだコケてない俺様の出番か」
と思って発着場へ寄せようと思った途端バランスを崩してコケて慌ててキルスイッチ押しました。
お腹の出てる教官が汗をかきながらみんなの復旧を次々にしてくれました。
「もう、1人コケるとみんな釣られてコケるんや。」と笑いながら
嫌な表情もせずに対応してくれました。
ずっと周回を重ねて思ったのが、
バイクってスピードが出ていなければハンドルを回して方向を変えるけど、
スピードを出してニーグリップしながら車体を倒して曲がるほうがスムース。
でもそのためにはある程度速度を出さないとダメ。
でもその速度がどれ以上必要で、どこまで出して良いか?
っていうのが現時点ではまだわからない。
教習が終わってグローブを外そうと思ったら汗でなかなか抜けない。
ヘルメットをとって3人顔を合わせて「変な部分が筋肉痛ですね」と苦笑い。
実際その後も次から次へと普段痛まないような部位に筋肉痛が出てくる。
教官からは締めの言葉として
「公道では失敗できへんけど、今のうちに教習でたくさんコケてたくさん失敗してください。」
と言われて嬉しく思いました。
説明受けて失敗することなく実技をこなして卒業しないといけない
と、どこかそんなふうに考えていたのかもしれません。
「お互いこれからも頑張りましょう。お疲れ様でした!」と1時間の戦友たちに挨拶して
クラブマンを運転しだすと、改めて四輪の快適さが沁みる。
コケる心配なし。エンストする心配なし。ヘルメットやプロテクターも不要。
それでも次の教習が楽しみです。
・・台風が通過するっぽいけど(;´д`)
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普通自動二輪教習 | 日記
Posted at
2023/06/07 22:57:03
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