樹齢400年、神田(しんでん)の大イトザクラ

こんにちは jt です。
※写真をドラッグして他のブラウザにドロップすれば拡大参照(Max横1600縦1200)できます。

この日は(2010/4/17)、朝10:00頃から富士山に出撃したんですが、ご機嫌が麗しくないようで早々に雲隠れなさいました。Ψ(￣∀￣)Ψ
仕方が無いので方針を大転換し、山梨県北杜市の小淵沢町にやってきました。

富士山には護衛雲の大軍が群がっていましたが、北杜市までくるとそこそこ青空が広がっていました。＼(￣ー￣)／

(1) 目当ては神田(しんでん)の大イトザクラです。県指定天然記念物です。

※イトザクラ＝枝垂れ桜(イトザクラの俗称)

(2) 樹齢400年のエドヒガンザクラの変種です。標高820mの高地のため、他より満開時期が遅い。


(3) 残念ながら近年は衰弱化しており、樹勢回復のため平成20年度より防風ネットが設置されています。

※一応この日は今年一番の見ごろのハズなんですが、元気が無いためか花付きはいまひとつでした。

(4) それでも根回り8m、目通り幹囲7m、樹高9mとりっぱな桜です。


(5) 枝張り東西・南北とも20mと、名桜が多い山梨県においてもまれに見る大木です。太陽をバックに。

※ただ、樹勢回復事業の一環で、最近になって一部の枝を伐採したみたいです。

(6) 広角で近づきパースを効かせてみました。


(7) 小淵沢町から見る富士山。小淵沢町は長野県との県境に近く富士山からは遠い(100km前後)んですが、この日はクリアに見えました。


(8) 神田の大イトザクラ×富士山×中央本線。バックの残雪が残る山脈は鳳凰山(ほうおうさん)です。

※左下の雲に混じって顔を出しているのが富士山です。拡大してもわかり辛いですね…(；￣ー￣A

(9) 防風ネット越しに「神田の大イトザクラ×富士山」を狙ってみた

※ちょっと、無理があったか…(；￣ー￣A

(10) マクロで迫ってみる。背景の右上の稜線は八ヶ岳のもの。


(11) これでも近年に比べると花付きが良い方らしいです。早く元気になってほしいものです。

※地元では「花が一斉に開くときは豊年」と言い伝えられているとか。

(12) 屈託の無い青空をバックに


(13) 神田の大イトザクラは、田んぼの真ん中に位置することから見晴らしが良く、周囲の山岳景観が見事です。これは、神田の大イトザクラの北側の山岳景観の南八ヶ岳連峰。最高峰は赤岳です。

※写真右から、硫黄岳 (2,760m)、横岳 (2,829m)、阿弥陀岳 (2,805m)、赤岳 (2,899m) 、権現岳 (2,715m)、編笠山 (2,524m)です。たぶん…(；￣ー￣A

(14) 神田の大イトザクラの南側の山岳景観は南アルプス山脈(赤石山脈)です。＋おまけの貨物列車。右端の一番高い冠雪山が甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ 標高2967m)です。中央付近の僅かに残雪が残る３蓮の山が、右から地蔵ヶ岳（じぞうがだけ 2,764m）、観音ヶ岳（かんのんがだけ 2,840m）、薬師ヶ岳（やくしがだけ 2,780m）です。この三つの山の総称を鳳凰山(ほうおうさん)と呼ばれます。


(15) 「神田の大イトザクラ×八ヶ岳」


(16) 枝のバランス的にはこの構図が丁度いいかな？


(17) 「神田の大イトザクラ×残雪の八ヶ岳連峰」距離が近いこともあり、八ヶ岳がクッキリと見えました。


この日の神田の大イトザクラは、一応見ごろを迎えたのと他の桜スポットが散桜のためか、ひっきりなしに観光客が訪れました。観光バスのツアー客らしい団体も次々とやってきました。
常時50人前後いたでしょうか。でも一眼レフをもったカメラマンは少なかったかな？
人が去るの待ちながらの撮影になったので時間が掛かかってしまいました…。しゃーないですな。

早く防風ネットが外せるぐらいに元気になってほしいです。