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イイね!
2013年02月08日

巨大ケヤキと夕日の記憶

巨大ケヤキと夕日の記憶 里山の保全運動の一環として、昨日は炭作りの原材料の
クヌギの木を伐って、その後の処理までしに豊能の山中で
丸一日作業をしてきました。


寒さの方はそれ程でもなく、炭作り教室の一環で、私の方は授業料を払い
山林作業に従事し、山の方からみたら、ただでしかもお金を払って働きに
来てもらっているのだから、こりゃ有り難い話でしょう。
しかし、閑を持て余す高齢者や、これからの自然と環境に興味を持つ人にとり、
僕は英国的にこれは素敵な自然への恩返しと捉えました。



昼食を挟んで朝の10時から午後3時まで、さすがに一日の肉体労働は
終わると身体のあちこちが、少し疲れてきました。
ちょっと真っ直ぐ帰るにも、私の町までは15キロ足らずで、時間も早いので
久しぶりに能勢妙見に上がってみました。



山の上は寒すぎることも無く、広い駐車場には1台軽のワンボックスが来ており
父娘連れが帰ったあとは私1台だけになり、メールの返信を打ちながら寝てしまったり、
夕暮れが12月より大分遅くなったので、野間峠を越えて反対側に下りてみることにしました。

写真の黄色い花はロウバイと言います。
新聞記事で取り上げている頃は、何の感動も無かったのですが、
残り時間の短くなった今は、2月に真っ先に樹に花をつけて、良い香りのする
この黄色い花を見つけると、嬉しくなります。


峠を降り切って野間の交差点に出ると、左折をすれば川西方面に直行ですが、
この樹が見えたので、真っ直ぐ行くことにしました。



交差点の向こうに見える高木は、野間の巨大ケヤキと言い、推定樹齢1000年以上の
老木です。天然記念物にも指定されています。



車を近くに停めてみていると、近所に住まれているであろう男性が、車に興味を
持たれたようで話しかけて来られました。
しばらく車のことを質問に答えたあとに、今度はこの大ケヤキと、この村のことを
聞くと、今はすっきりした風景ですが、長い間、この巨木の下に人々は家を建てて
住んでいたと言うのに驚きました。



今は樹勢がずいぶん衰えて、樹木医がかかりきりのようです。
変な話ですが、御神木を取り巻くように村人が住んでいた頃の方が風よけにもなり、
適当な生活ゴミなどが栄養分になっていたのではと思いました。
私の今のボランティアみたいな環境保全も、自然と人間との共生に戻る運動です。
木の根を人間が踏み過ぎるのも問題ですが、少し考えさせられてしまいました。



ケヤキの回りを回っていると、むこうの方に、何やらバスの廃車体のようなものが
発見されました。



傍に寄ってみると、何とフロントにDAIHATSUのエンブレムが!
これは大発見と、カメラを取り出します。少し庭の一部に入ってカシャ!
勝手に写真を撮っていると声がしたので「ごめんなさい」
ところが声の主は先程の男性でした。
この樹のすぐ傍で自動車販売と修理を長年手がけられているようです。

中にもこんなものがあるので、というので見せていただいたのがこれです。



バーハンドルミゼットは珍しい。でも僕はつい先日のNYMで見たばかりなので
何だかバスの方に気が奪われてしまいました。



これは珍しいです。ダイハツ製のこの型のバスの第1号車だと、言っておられました。
家に帰って資料を探すと、昭和30年代後半の、ダイハツ ライトバスSV35Nという
形式の様で、排気量も2500で合っています。


自動車ガイドブック1965(自動車交通振興会刊)によれば、全長6100、全幅1910、全高2270
WB3200(mm)で、乗車定員25、エンジン形式FD型、ガソリン4気筒2433cc、95PS、トルク
19.5、2400rpmと言う性能で、ゆるやかに能勢の山道を走っていたのでしょう。



その後は、173号線方面に向かう途中で、旧道に入り珍しいダートの峠越えをして
田尻という場所に下りて、今度は左折して川西方面に直行しました。



途中で一庫ダムがちょうど日没の時間でした。



奇麗な夕陽に感動して記念写真を撮りました。
通勤、仕事で行き交う車は眺めることもなく、走り去って行きます。
私はこの瞬間がなぜ愛おしく思うのだろう。
山中で見つけた春の便りと、下手をするとそう長くないのかもしれないケヤキの樹。
春になるとアオバズクが来ると、自動車のオジサンは教えてくれました。

そして北摂の野山をかけたダイハツ車たちのこと。
なんだかちっぽけなことを、大切に生きていたい命たちが、この里山周辺に生きて
きたのです。

今度の23日には、ダイハツのヒューモビリティワールドが、久しぶりに公開見学の
申込に受け付けています。
私は午後はボランティアの、子供教室に重なっているので、出来れば午前中の見学を
行きたいのですが、どなたか10時に池田に来られる方は、おられませんか。

可能であれば見学を申し込みたいと思っております。



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Posted at 2013/02/08 14:59:53

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車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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