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イイね!
2013年06月04日

眼の保養と耳の毒

眼の保養と耳の毒 昨日の夜にかけて少しテンションが
上がりかけて来たのですが、人の日記など
見ていると、私も終わった人間なのかなあと
考えたりしています。

自分の幸せなんて、それで良いのだろうし、
てな感じでしょうか。


昨日は、後輩のお母さんが亡くなられて
お通夜に行ってきました。
母一人、子一人の家族。

後輩君は大きな会社のけっこう上のポストまで行きましたが
まだ結婚していないので、妻子と言うパートナーが居ません。
その上司が、僕が前の会社で若い頃に担当者として遭遇していた人で
昨日は久しぶりに再会。後日に一献しようという約束を申し込まれました。

今 僕は人生とは何だろう、人生の財産とは何だろうと、考えています。

後輩君は10年くらい東京に行ってたのかな。
その間お母さんは元気に過ごされていた。
1年前に東京から大阪に戻る辞令があった。

この間のお母さんの淋しさとか、子供を思う気持ちとか、衰えて行く
自分の体力とか、その家にはその人にしか判らない哀しみがあった
のだなあと、棺に眠られるお母さんを見ると込上げる物がありました。

やっと息子さんが帰って来て、安心するかの様に眠りの国に行かれた
お母さん。
1年間の水入らずの時間は何よりも神様がくれた最後の黄金のとき。
これから天涯孤独になった彼は、収入ポストの面では不足はないでしょう。
遊び友だちもたくさんいます。
僕のような悪い先輩も居るので、遊びの道は心配要りません。
ただ、やっぱり、これからの人生、迷った時には先輩風を吹かそうかと
思いました。

よく考えると、僕らの30数年、いろんな釜の飯を食って来たことって、
半分以上過ぎた人生の、今後の糧にするためだったのだろうと、思います。

男ってときどき思うのです。
女でもそうかな。
全てを投げ出してしまいたいってこともあるよねって。


私は明石まで急いだので、池田ー川西能勢口(阪急)、
川西池田ー尼崎ー明石(JR西日本)というルートを使いました。

尼崎の駅の改札内に、ちゃんとした書店が出来て、1年以上。
乗り換えの数分間に本を探して求めるのは、本好きには痺れるような
快楽があります。
昨日はなんと、林真理子女史の「野心のすすめ」という変わった
タイトルの本を、直感で購入し新快速に飛び乗りました。

これが面白い。
林真理子と80年代と言うショートストーリーが書けそう。
電車の中で往復道中に3/4くらい読みました。
最後の方はアグネス論争に彼女が火を付けて大やけど したけど
後悔していない決意も載っています。

アマゾンの書評を読むと、本文中でも彼女が何回も言っているのに
まだ、ネガティブな批判否定ばかりが並んでいます。

この本を読んで思ったのは、80年代という時代にトントン拍子で
幸運をつかんだという実際の裏には、もちろん努力もありますが、
今に見ていろよ、必ず大きくなってみせるからという、野心や野望、
それからチャンスをつかむ為には何でもやると言う決意、あと
そういう場面や出会いに、積極的に参加してみると言う、当たり前
のことが書かれています。

林さんの場合は、戦前に出版社に勤めていたお母さんの血を引き
さらに書店の娘という文学的素養は在ったのですが、器量とか、
成功者の子供らを友だちに持つなどの、恵まれた環境ではありません。

反対からいうとコンプレックスの固まりになっても、おかしくない状況でも
いつかは成功できると信じてずっと努力(好きな道にいそしむ)して
きたという、単純な真理しかそこにはありません。

実はこの本には秋元康氏の名前も出て来ます。
私も年代が少し上の秋元さんについては、才能は評価しますが、
天才的詐欺師だと思う感情もあります。しかしこの本は面白かった。


「さらば、メルセデス」




70年代後半のラジオ投稿少年だったころの話から、芸能界の裏方
デビュー。作詞家のチャンス。稲垣潤一との出会い。
ドラマティックレインのヒットでE30の318を買って、嬉しかったこと。
自分を美化し過ぎなのは、鼻白むのですが、報酬で買った愛車を
「ドラマティックレイン号」と名付けるほどの思い入れと幸福感が伝わってきます。



林さんの本の一般人書評で、やっぱり秋元さんの名が出て来るところが、
不愉快とか、そんなことを書く人がいます。それに対してイイネを付ける人。

これってイイネじゃないですよね。最近多い韓国人を嫌った人が実は
一番「ハン(恨)の文化」に毒されているようにしか思えません。
人の成功を妬むことは、どうしてこんなに増えたのでしょう。

林さんの本に一環して書かれているのは、そんな風に醒めてしまって
いいの?、あなたの人生は一回しか無いのだし、夢や目標に向かって
いつかはなれると思いこまないと、何ものにもなれないよ。
50になって、ユニクロばかり着てても安い服は中の人間も安くしか
見えないのよ、と、これはウチの嫁によく言われたので、ファションは
わりと良いものしか着ないように努めていますが、今の怠惰な人生を
送っている私に取り、耳の痛くなる言葉ばかりが並んでいました。

これに対する反論は、、もうやめましょう。そんな社会には僕は飽きた。

というところで、今朝はこんな話を書いてみました。ではまた。(来週/笑)








ブログ一覧 | 振り返る80年代 | クルマ
Posted at 2013/06/04 09:04:35

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