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イイね!
2014年06月18日

どうなんだろう、この5年

どうなんだろう、この5年 2010年に始めた脱サラ人生が、危うい瀬に
達しているような気がする。
いろんな問題が心を責めており好きな車が
楽しめない感情が包んでいる。

私は本をよく読んで、少し逃避する傾向がある。

でも誰にも迷惑をかけない方法としては、ネットのやりとりより
上かなと思う。

早川義夫という人がいて、その人の近著の文庫版が出ていた。
大昔ジャックスを作って、「サルビアの花」という曲を書いた人だ。

この人は音楽ビジネスの転換期にすっかりいやになり、本屋を20年以上
やっていた。その時に書いた「ぼくは本屋のおじさん」という
一冊の本に若い頃の私は出会い、そうか、仕事は自己犠牲までしなくても
良いのかと甘い解釈で、しばらく支持していた頃がある。

ところがこの早川さんは、今は本屋をやめて歌手だ。
1990年代に20数年ぶりに、やっぱり表現の仕事がしたいと、本屋を閉店して
音楽業界に復帰する。
そのときのカチコチぶりが、おかしいくらいに書かれている。

ジャックスに憧れて、バンド「四人囃子」をつくった佐久間正英、
先日惜しい才能を闘病の末に亡くされたが、超有名プロデューサーに
後年なった彼が、早川さんの再デビューを強力に援護していたことを
知った。
その1990年代から、もう20年になるから、やっぱり早川義夫は
表現の人であり、この文庫本は作家本であるより、歌手の手がけた本だと
思った方がよいと感じた。



もう一冊は、秋山ちえ子さんが90歳の時に時に出した本を昨日、
夕方に人とあう前に古書店の前にあった篭から買って来た。
ラジオアナウンサー、パーソナリティーの大御所である。
このとき90歳でもう本は出せないと思っていたのに、うまく乗せられて
書いてしまったとあとがきにあるが、(2008年)いまも存命で
96歳くらいになっている。

この人は真実の戦争体験者だから、「9条の会」のなかでも最も説得力の
ある語りべである。

僕はこの5年間、真の自由になれたのに、反戦運動も東北復興も
手伝っていない。忸怩たる思い以前に、自分が人生に翻弄されて疲れて
もう歩けなくなる手前に来ている。

情けない男だが、もう逃げも隠れも出来ないが、風の中に立っている。
この先輩方の5年間に較べられるものでもないが、みんからを書きはじめた
のは、ちょうどこの歳月に重なる。

思い起こせば2009年に民主党が政権交代を実現して、日本の政治は
大きく変わると思っていた。
いま民主党の3年間に民衆が採点すればゼロだろう。
でも私は評価の前に、民主党時代が終わってしまったと思う。
株価が低迷し続けたのは、外国人投資家がプラス材料を判断する時期まで
続かなかったこと。
経済音痴と断定することより、3.11が起こってしまったことは運の尽き
であった。

今は2014年になるが、3.11以降の時代を生きることの、最大の空しさを
感じている人が多いだろうと思う。

3.11に失われた人命や、故郷と共に、未だに止まらない放射能禍に
無力感を抱えて生きざるを得ない。健康被害もどうなるのか。

そして自民党がスタートして3年、アベノミクスと言う言葉が踊り
企業は収益を回復して、そちらに目を向ければ、文句は当然減る。
大きな福祉から小福祉、適正規模な福祉が叫ばれて、それも黙って従う。

何でもかんでも反対するのは、古いサヨク、それは私も思う時がある。
一体何を見て行けば良いのだろうか。

株価と言うのは確かに影響が大きいが、これの最大の貢献者は、選挙をやる
と言った捨て身(実際そうなってしまったが、)の勝負に出た野田幹彦首相の
おかげだと僕は思っている。
あれで堰が止まっていたのが溢れて流れるようにやっとなった。

そこしか評価のない民主党だが、勝てないでも、何かが動くと言うのが
感じられた。
それからの今までの道のりは、絵に描いたような新自由主義のパラダイム。
日本はこのまま、突き進むのは90年代のアメリカか。
10年後に日本に爆弾が落ちるようなことはあってはならない。

やっと本音が言えた。
このところの社会活動にも、黄信号が点滅している。
もう一度考え直す時間がいるようである。
そして身内のことも含めて。

私がクルマを真に楽しめる日は、いつか判らない。先のようだ。

そして、クルマ社会がかなり急カーブが近いように思える。ガソリン高騰も
今回はもう諦めるムードがある。
ということで、バイクや自転車に行こうと言う気持ちも、起きない。

それなりの幸せって、今はもう、転がっていないのである。




ブログ一覧 | 思うこと | クルマ
Posted at 2014/06/18 12:54:32

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この記事へのコメント

2014年6月18日 14:08
早川義夫が新しい本を出したのですか。

私は高校生の頃甲斐よしひろがホストをやっていたNHK FMの番組の特集でジャックスを初めてじっくり聴き、そしてはまりました。当時ジャックスのレコードはすべて廃盤で、つてを辿ってカセットにコピーしてもらったものを繰り返し聴きました。そして再発された早川義夫のソロアルバムを買いました。CD時代の前ですから当然LPです。それは今も持っています。

大学の頃”僕は本屋のおじさん”を読み、実際に武蔵新城の早川書店を訪ね、店内で早川義夫の姿を見るも、声をかけずに帰ってきました。

高校大学の頃、自分はいろんなことに思い悩んでいたように思っていましたが、今から思うと早川義夫をはじめとした色々なものを追いかけていられたこと自体で、悩みなど忘れられていたのだと思います。

今は当時のように夢中で追いかける何かを持てないだけ、迷いの振幅は広がっているように思えます。


コメントへの返答
2014年6月19日 8:16
お早うございます。
早川義夫を聴かれたのは、NHK-FMのサウンドストリートの金曜日くらいでしたでしょうか。
私も松任谷正隆と森永博志の日も聴いていたと思います。

ジャックスは「からっぽの世界」が有名で、そこから早川氏以外にも有名な人が出ました。
木田高介が80年に早世したので、そのあたりから掛かるようになり、再評価が始まったと記憶します。
これだけ反応して頂けると、こんな内省的な文章ですが、書いてしまったことに気にしてたのですが、ありがとうございます。

新著に近い「たましいの場所」は10年分の項目が書き加えられており、興味深く読めます。
普通は新著を書き下ろすのでしょうが、寡黙な人物ゆえ、これで十分伝わるというメッセージに思えました。

50代にもなって、こんな青臭いことを書いている自分は、アホじゃ無いかと思うのですが、ちょっと前向きになりかけています。
夢中で追い掛けられるものは、歳と共に変わって行き、減るのだと思います。

今朝は妻の弟の奥さんが、Facebookに英国のロックバンドのエイジアが近作を出したことを書いているのに気付きました。
https://www.youtube.com/watch?v=YNcBKWtasrw
この動画を見ていると、3人のベテランミュージシャンは、必要な時以外は群れずに行動して、アイデアが貯って来ると集まる。
今回はそこに20代のギタリストを入れて音楽ワールドを完成させて、エネルギーを充電させたので、ツアーに出ると言っています。

これは生き方として、私は参考になると思いました。

プロフィール

「50cc原付の廃止と元新潟鉄工の破綻 http://cvw.jp/b/176891/48701621/
何シテル?   10/09 14:35
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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