2010年07月01日
生き物ってすごい!!『ダーウィンが来た!』が来た
7月最初のブログは、どうしても下ネタ で始めなければならないという謎の義務感に襲われ、帰宅途中の地下鉄で、溢れ出る妄想と今だから言える若気の至りがシナプスを占拠し、隣のOLさんに「実は、稲荷おとしってさ、、、」と極めて下品なカミングアウトしそうになるのを何とかこらえて家に到着。
食事の前に、さっさと掻いて、、、いや、書いておこうかとPCを起動していると、書斎の上に紙袋が置いてあるのを発見。
中を見てみると、随分前に予約しておいたNHKでお馴染みの『ダーウィンが来た!』 の創刊号が入っているではありませんか。
それを見た途端、先ほどまで渦巻いていた煩悩の中でも極めて低俗な部類に入る下ネタメモリアルが雲散霧消し、「おーい!!○○、ちょっとお出で。」と息子を呼びつけ、早速、観賞開始。
この創刊号、以前、見逃した上に録画も失念していた、もっとも見たかったコンテンツ2本が収録されている、私に取っては、まさに盆と正月、カウンタックと512BB、デラベッピンとスッピンが一緒にやって来たような、お宝とも言える号なのです。
前編は、映像の少ないシロナガスクジラの、10メートルにも達する巨大な口でオキアミを飲み込む、世界初の捕食映像に息子ともども戦慄し、後編はスズメバチを捕食するクマタカ『ハチクマ』の生態にひたすら感心いたしました。
折角のいいコンテンツなのに、どこかのバラエティタレントがダラダラと耳障りなコメントをするような民放と違い、そのような無駄も一切ない、学術的ながら平易な解説と見事な映像美は、これならNHKの受信料を払っても全然惜しくないと思わせる、数少ない秀逸な番組だと改めて認識。
なにがいいかって、ヒゲジイの「クジラだけにホエール(咆え~る)。あ、今のギャグ、聞きながすクジラ。」と、畳みかけるオヤジギャグが、いちいちツボに(笑)
観賞後、興奮冷めやらぬ息子は、丁度、学校の宿題だった作文に、このDVDのことを書いておりました。
そして、起動してしばらく放置していたPCに向き直り、さて、萎えた下ネタどうしようと、ググッていると、偶然とは出来過ぎな、生き物ニュースをAFP通信で発見!!!
なんでも、リバイアサンとも言うべき、巨大な古代クジラの化石が見つかったとのこと、全長は14メートル、歯クジラの代表格マッコウクジラのご先祖で、その歯は1本が人間の腕ぐらいになるほど巨大とか。
--------------以下、抜粋-----------------
≪クジラもぺろり、古代の巨大マッコウクジラは「海の殺し屋」≫
【7月1日 AFP】巨大なあごと歯を持ち、自分の体の半分ほどの大きさのクジラを捕食していたと考えられる新種のマッコウクジラ類の化石をペルーで発掘したと、ベルギーの研究チームが1日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。
ベルギー王立自然科学博物館(Royal Belgian Institute of Natural Sciences)のオリビエ・ランベール(Olivier Lambert)氏らは、ペルーのピスコ(Pisco)でマッコウクジラ類の頭とあごの骨を発掘した。あごの上下には、人間の前腕ほども長く太い歯がびっしりと生えていた。
名作「白鯨(Moby Dick)」の作者名(ハーマン・メルヴィル)にちなんで「レビアタン・メルビレイ(Leviathan melvillei)」と名づけられた全長14メートルのこの巨大クジラは、1200~1300万年前に生息していた。象牙のような頑丈な歯で大きな獲物をしっかりととらえ、鋭い歯先で体を引き裂いて捕食していたとみられ、海における食物連鎖の頂点の座を巨大サメと分け合っていたと考えられるという。
「最も頻繁に食べていたのは、体長7~8メートルのヒゲクジラではないか。ヒゲクジラは非常に強力な尾びれを持っている。あごの中でもがいた時の負荷は相当なものだっただろう」とランベール氏。生態としてはシャチに似ているが、体格はシャチより3~4倍大きい。
現在のマッコウクジラも恐るべきハンターだが、歯は比較的小さく、下あごにしか生えていない。イカを主食とし、獲物は吸い込んで捕食する。
--------------抜粋ここまで-----------------
発見者は、自分の名前を付けたがる傾向にあるにも関わらず、このネーミングセンスは素晴らしい!
巨大クジラがこれまた大きなクジラを食べる、そんな哺乳類、今でこそ、シャチぐらいですが、メガロドンといい、古代の海に生息する巨大生物にはワクワクさせられます。
さてさて、ついでながら、最近、年間パスポートが期限切れになったのと野球が忙しくてめっきり水族館に連れて行ってない息子と、YOTUBEで見つけて、親子揃って、怖れおののいた映像を二つご紹介。
まずは、とっても可愛いペンギンさんの、そういえば見たことがなかった口の中を映したもの。
VIDEO
非常に機能的だと分かりましたが、まるで地球外生物が中にいるのかと思っちゃいました(汗)
さて、こちらも意外と知られていないペリカンさんの悪食ぶりと、嘴の機能について。
VIDEO
てっきり魚ばっかり食べていると思ったら、すれ違いざまに口にパックリとだなんて、鳩さんも私と同じような先入観を持っていたとしか思えない油断ぶりです。
ペリカンさんの体内でバタつく鳩さんの末期の姿に、少し目をそらしたくなるところもなくはないですが、息子はしっかりと目を凝らして、「本当はこうして生きてるんだね。」となんだか悟った風に見入っていました。
『ダーウィンが来た!』で、当初の主旨より、180度転換した生物学的な内容になってしまった7月最初のブログ。
次回は、人間も同じ生き物ということで、青年期という特殊な時期に芽生える行動性向と心理状態、そしてその発露と周囲への直接的かつ間接的影響について、経験則を踏まえて、そのヘテロタイプなワンシーンを書いてみたいと思います。
ま、要するに、下ネタですけど。。。。
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Posted at
2010/07/02 11:35:31
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