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2011年06月29日

粟立つ乙女の柔肌 GTVの夏バテ日記その1

粟立つ乙女の柔肌 GTVの夏バテ日記その1 ピニンファリーナの手によるお手本のようなウェッジシェイプ。
デザイン至上主義としか思えないギリギリまで切り詰めたオーバーハング。
官能性のみ積載を許されたショートデッキ。
抜き去った後続車のドライバーが思わず息を呑むほどあでやかなヒップラインとそこからプレスラインを辿って緩やかな陵線を描く艶めかしいフェンダー。

納車してから1年が経つというのに、GTVを前にすると、そのフォルムをついうっとりと眺めてしまいます。

先日の朝も嫁が玄関の鍵を掛けたのを見計らってから遠回りして駐車場に向かい、アルファ純血ユニットに火を入れて、しばしアイドリングをしながら、倒錯的嗜好と耽美的快楽を脳内ブレンドしつつ、飽きもせずにあれこれ愛でていると、大好きなヒップラインの辺りで、不規則に点いた白濁模様を発見。

この辺りは、二式攻略時に地対空駐車場ボールに迎撃され、その後、諭吉さんカルテットと引き換えに見事なリペアを施された部分の近く。

「雨染みだな。」とタカをくくり、トランクから洗車用ウェスを取り出して拭いてみると、全く取れる様子なし。
少し湿らせてみるも、落ちるどころか、汚れを拭いているという感触すら皆無。
それならばと、1200程度の極細コンパウンドをウェスに染み込ませ、その部分を、いつも一人でしていたようにいそいそと擦り始め、そして、いつも一人で終わっていた頃合いでフィニッシュし、白く付着したコンパウンドを丁寧に拭き上げると、私の自称ビジュアル系フェイスが写り込むぐらいに磨き上げた塗装面が浮かび上がってくるはずだったのが、、、、、
代わりに現れたのが、こちら(号泣)





(※拡大画像です)

あまりに変わり果てたイタリア娘の柔肌に、意識がショーシャンク刑務所の壁を乗り越え、そのまま脱獄すること約3分。
ヘナヘナと力が抜け、座りこみそうになる下半身を、長年のヘッドバッキングで鍛えた背筋と、合コンはじめ謂れなき迫害を受けたメタル人生により培った精神力でなんとか支えて、凝視してみると、白いドットはクリアが剥離していた部分で、それをコンパウンドで擦ったものですから、余計に助長させてしまい、こうなったことが判明。

なにもしなければそれほど目立たなかったのに、後悔先に立たずとはまさにこのこと。

幾度となく人生の崖っぷちに自らを追い込んだ自分の不注意さに辟易し、『ごめんなぁ。』と胸の中で手を合わせながら、ステッカーを貼って応急処置を施しました。

『うちのイタリア娘もいよいよこんなお年頃なのか。』と加齢による不具合を覚悟し、たまりかねて近所の板金屋さんに持ち込むと、今年飛散していた花粉は、クルマの塗装面を腐食するほど酸性度が高いため、すぐに洗車する必要があり、恐らく、花粉が付着したまま放置していたことが原因だと言われました。

平たく言えば、雌蕊を求め、天文学的数量で放出されたあまたの雄蕊たちの分身が、GTVの色香にひかれたのか、その柔肌に降り掛かり、今年は特濃だったことで、肌荒れを起こしたと。

受粉するための涙ぐましい努力とはいえ、手当たり次第とは、同じオスとして非常にうらやま、、、いや、けしからん限り。

他にもないとかボディをくまなく探してみると、同じように点々となっている箇所を一箇所発見しましたが、軽微だったため、全塗装するまでそのままに。

今回の衝撃、かつてのE36M3が大陸からの飛来物によってうろこ車と化した時以来・・・・

植物と甘く見ていたばっかりに、しつこく受粉されかかったイタリア娘のあんまりな肌荒れでした。

これから繁殖期シーズン真っ只中、諸兄の皆さまにおかれましては、ご自身含め花粉の飛散にはくれぐれもお気を付け下さいませ。

ブログ一覧 | GTV | 日記
Posted at 2011/06/29 19:26:03

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この記事へのコメント

2011年6月29日 21:11
こんばんは。

見たくないものを見てしまったような感覚ですね。
私のE46もところどころ出ていますので、塗装に関してはBMWもさほど丈夫じゃないように思えます。
一応部分塗装はしました。
コメントへの返答
2011年6月29日 23:09
コンタさん、こんばんは☆

そうなんです、退色してアルファピンクになるとは聞いてはいましたが、まさか帯状疱疹になるとは、目を疑いました。。。
E46も同様の症状が出るんですね。
前車の並行E36M3もエアコンが本国仕様で効きが悪かったり、夏場の燃調が合ってなかったりしましたので、やはり欧州車に日本の夏は過酷過ぎるのかも。

これ以上進行するようでしたら、部分塗装してみます!
2011年6月29日 22:18
車種を問わず、レッドは塗装が弱いみたいですね。

私も、依然ファミリアのGT-X(GT‐Rのレボ前の型)のレッドに乗っていたのですが。
ボンネットのクリアー塗装は、ボロボロでした。
ファミリアのレッドはRX7のレッドと同じで、友人の話だとフェラリーのレッドと同じらしいです。
コメントへの返答
2011年6月29日 23:20
ガン茶さん、確かにレッドは塗料の硬度が低いと言われてますよね~
クリアとの親和性も低くて、こうなってしまったのかもしれません。。。
ファミリアGT-Xもお乗りだったとは、あの熱かった90年代J'Sをまさに肌で感じられていたということ、、羨ましいです。

当時のマツダのレッドがフェラーリレッドだったとは初めて知りました(驚)
ユーノス系列のV6はポルシェが設計していたりと、塗装はフェラーリ、心臓はポルシェと、今では考えられないほど開発資金を大盤振る舞いしてたんですね。
う~ん、リアルタイムで乗りたかった!!
2011年6月29日 22:31
火傷みたいになっちゃうんですね。恐るべし花粉の威力。
コメントへの返答
2011年6月29日 23:26
ZiLLさん、いやもうどこに何個花粉が付着していたか、GOOGLEMAPよりも正確に位置情報が取得できます(笑)

腐食していたのはクリア層だけみたいですので、塗装自体のダメージは少ないながらも、見た目がなんとも痛々しい感じに(泣)
うちのは青空駐車で降り注ぐ太陽光線全てを浴びて、かなりダメージも蓄積していたはずですから、ちょい古グルマ、花粉の季節のこまめな洗車は欠かせません(猛省)
2011年6月30日 18:07
うふふふ 自分の変な病気うつしたんじゃないですか?(笑)

コメントへの返答
2011年6月30日 22:39
にゃーじさん、ダメじゃないですか、花粉ここまで飛ばしたら(笑)
でも、じゃーじさんの桃色プライマリーフェロモンでしたら、フェンダーを貫通しているはずですから、恐らく、カウ○ーのほうですよね??

今日も少し広がってましたので、スピロヘータ系の病気でないことを祈るばかりです。。。
2011年6月30日 18:58
いやはや、これは恐怖ですね…(T ^ T)

ソリッド色はメタリックに比べて弱く、アルファロメオとはいえ、メタリック系だった156の塗装はマシだったような。
汚れの目立ち方も影響があるものの、gtvは圧倒的に洗車回数が多い…
近所でも変人扱いですが黄砂や花粉が気になって、最低でも2週に一回は洗ってます。
これからのシーズンは虫害との戦いです…
コメントへの返答
2011年6月30日 22:45
遼介さん、はい、ひさびさに膝が折れるところでした(背汗)

パール系でこの弱さじゃなくて良かったです。ソリッドだとなんとかタッチアップで誤魔化せますから、筆でソフトタッチしておきました。
156はメタリックだったとは知りませんでした~
そうですよね、、埃が少しつくだけでもネロは目立ちますモンね。
黄砂も最近増えましたし、花粉もダーウィン的に酸性度を強めていますから、週一洗車はありかと。
うちもちょっと走っただけで、フロント周りの虫凄いです(汗)
おまけに蛙さん一人一匹のノルマつき・・・

ところで、GTVで笠岡ゼロヨンいかがですか??
私は完走目指して出走します(本気)
2011年6月30日 20:48
普段はシャッターガレージなんで汚れないんですが、サーキットを走ると、タイヤカスまみれになるので、
汚れは見ないようにしてます^^;

いつも一人でしていたように、磨きが激しすぎたんじゃないですか♪
コメントへの返答
2011年6月30日 22:50
namachaさんのご自宅は、ブルジョアの象徴、シャッターガレージなんですね!!
うちなんぞM3はなんちゃってガレージ、GTVに至っては自然一杯の青空駐車ですから、塵埃どこからでもウェルカムです(涙)

サーキットの汚れや傷は戦った男の証、GTVのこれはサボった証ですから、天と地の差が・・・

磨き加減とタッチは絶妙だったはずなんですが、感じすぎたみたいです(爆)
2011年7月1日 9:38
さすが愛人は手がかかるようですね。
しかも対策も「しっかり」とは、Vさん、扱いが手慣れてますね。
いろいろと出るお年頃、うちのもドア回りでギシギシ文句が五月蝿いwです。
コメントへの返答
2011年7月1日 13:08
はいぺりおんさん、本当にそうです。。。
気を遣うし手も掛かる、経済合理性からしても、リスクに対して、リターンがこれほど見合わないものはないですね。。。
減損会計でも適用しておかないと。

いやいや、対策とは言っても急場しのぎですから、後からもっと大変になるのはいつものパターンでして、、、いつも振りまわされてばっかりです(滝汗)
ドア回り、低級音が出る箇所ですね~
うちのはKURE556で黙らせてますよ。

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