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2011年12月20日

『独裁君』

『独裁君』 数年前に入手し、出張帰りの新幹線車内で笑いをこらえきれず隣のサラリーマンから何度も顰蹙を買った、日本一の社会風刺漫画家 業田良家による『独裁君

10年以上定期購読しているSAPIOの『ガラガラポン』で鋭い筆を振るう氏の、代表作になるであろう本作。

昨日のニュースを観た11歳の息子から、「ねえ、どんな人なの?」と聞かれ、弱腰かつ利権が絡んでほとんど真実を伝えないマスゴミに代わって、「これ読んどけ。」と手渡しておきました。

もちろん、前提はフィクションながら、シャルル・ド・ゴールと独裁(&臭い)を掛け合わせた主人公の『シャルル・ド・クサイ』はどこからどう見ても、某国のあの人に間違いなく、秀逸なギャグタッチで展開される4コマは、ノンフィクションすれすのかなり際どい部分を抉っています。

実際にやっていることもギャグと紙一重ですから、1周回って真実を書いてしまったと見る向きもあるやもしれません。

他にも、支援国家の政治家達やちょび髭のあの人物も登場し、主人公との狂気を孕んだ軽妙なやり取りが、笑えないけど笑ってしまう。。。

中でも、シリアスタッチの短編、『シャルルの男』『シャルルの女』は某国の日常を、そして『慈悲と修羅』では、チベット浄化政策の実態を残酷すぎるほど象徴的に描写したもので、ギャグ一辺倒の本編との落差にショックを受けること必至。

息子もかなりツボに入ったようで、ゲラゲラ笑いながら、読み進めておりましたが、巻末近くの『慈悲と修羅』を読み終えた後、しんみりとした顔で
「最後のお話って、マンガの中の出来事なんだよね?」と言ってくるではありませんか。
「なんで?」
マンガなら入りやすいと渡したつもりが、11歳の感性には少し早かったかと一瞬思うも、
「そう思わないと、辛くて読めない。。。」と本を閉じたところを見ると、それなりに響いたようでした。

その後、「これからどうなるのかな。ミサイルとか大丈夫?あっちに連れて行かれた日本人の人たち帰って来れるの。」といっぱしなことを聞かれ、
「お前も自分なりに調べて考えなくちゃいけない。」とだけ伝えると、今朝、珍しく、番組欄ではなく新聞1面を読み入る息子の姿が食卓にありました。

この週末は、映画『クロッシング』の3回目の鑑賞会を予定しております。

とまあ、不謹慎の謗りを覚悟で、このようなブラックな本を紹介してしまいましたが、もしこの先、ブログが更新されないままだったなら、、、、
息子よ、M3や秘密のイタリア娘、そして、その内分かる謎のあれこれ、お父ちゃんの名誉のため、くれぐれも宜しく頼んだぞ~
ブログ一覧 | 社会 | 日記
Posted at 2011/12/20 11:25:46

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この記事へのコメント

2011年12月20日 12:54
何かしらネタにされるかと思っていましたが案の定…笑
相変わらず素晴らしい情操教育ですね。

この手の国達と外交カードを持たず、モノ言えぬ日本外交では戦いにすらなりません。
領土も拉致も日本に体力があるうちに解決せねば未来永劫解決せぬまま、国益が損なわれます。
人道的観点等ありますが、先日の円租借も含め金で買い取ればと個人的には思います。
コメントへの返答
2011年12月20日 18:56
遼介さん、2011年最後のビッグニュースですから、触れておかねばと思い、真摯に向き合い取り上げてみました。
ですので、決して、、、あ、こういうことをネタと言うのですね(笑)
息子には、まず、自分なりに考えて、そして意見を持つように仕向けてはいまして、これを奇貨として、振ってみました。

外交カードもさることながら、情報機関から出遅れていますので、お話にならないですよね。そもそもあの名物アナウンサーが消えていた時点で、なんらかのリハーサルがされていたと推し量るべきかと。
そうです、領土も拉致も、悠久的且つ国益に繋がるそれらに比べたら根本的に価値が希薄な金で解決できるのであれば安いもの。
もしくは、基本条約を破棄して、賠償を返金してもらうのもありかと。
正攻法でいくならば、国際司法裁判所で判決を採り、国際世論をバックにつけるのも手でしょうね。
2011年12月20日 15:25
タイトル見て吹きそうになりましたw
というのも、SAPIOは10年近く読んでおり(立ち読みですが・・・)、「独裁君」は上手いこと風刺してるよな〜と思いつつ心の中で笑いながら(立ち読みなので・・・)毎回楽しみにしておりましたので。
(個人的には中華風な人の蹴落とすようなツッコミが絶妙でしたねw)

現実の世界では、今後関連各国の動きも(某与党も・・・)注意深く観察しつつ、拉致問題の解決を筆頭とし日本の国益に合う流れに導いて欲しいものです。
コメントへの返答
2011年12月20日 19:05
ユルゲンさん、ええ、まさに時事とのタイミングで、まんまこのタイトル使わせていただきました~
SAPIO、数少ない反共雑誌ですから、このまま頑張って刊行し続けてもらいたいです。
膏血を搾り取った独裁者を単に皮肉るだけではなく、ブレることなく我々への問題提起もしているところが、本書の背骨だと思います。
にしても、面白すぎてたまらんのですけど☆
今、連載中のガラポンも、際どさでは同じぐらいでして、その中華風な方々の厚顔さは秀逸の一言!

今我々が直面している問題は、これからの国家百年にも掛かるところですから、人事ではなく、なんとかしたい気持ちで一杯です。。。
2011年12月20日 17:55
面白そうですね。アマゾンでポチろうかと思います。
拉致、慰安婦(像)と南北(と近隣の大国)あわせて、いろいろとやりたい放題やられて、何も出来ないヘタレ国家が怨めしいw
何でこんな国になってしまったのかと。
ひょっとすると大本からヘタレで、ヘタレた挙句ぶちきれたのが先の大戦で、もういちど変われずにぶっ飛びそうなのが今の日本かとの懼れがあります(旧軍も同様)。
昭和前期の日本の状況を纏めた本は無いでしょうか?w
コメントへの返答
2011年12月21日 10:23
はいぺりおんさん、デフォルメも相当効いてますから、娯楽ものとして楽しめますし、裏側を知るにももってこいですので、マンガながら、お勧めですよ。
柳のようにいなし、そして合気のごとく、相手の力を利用してやわらかくねじ伏せるような感じでもありませんから、まさに土下座外交極まれりでして、諜報機関を持たないとここまで後手に回るかと思い知らされてしまいます。
大本からヘタレ、、、、とは思いたくないものの、まさかのイデオロギーがそことは柳田國男も坂口安吾をもぶっちぎる民族観!!
昭和前期~GTQ占領下に大量の焚書がされたのが悔やまれますね。。。
2011年12月20日 21:14
こんばんは!

取り敢えず、
マ◯ゴミ、日本人なりすましの政◯家、◯教組
反日のN◯K、を何とかしないと始まりませんね!
あ〜みんカラなのでこのへんで.........。
コメントへの返答
2011年12月20日 22:38
アルノスケさん、こんばんは☆

その辺り、一掃しないといけませんね。
利害が相互に一致しているところが、また性質が悪いと申しましょうか、まずは大阪に期待したいところです。
そうそう、ここ、みんカラでした(滝汗)
積もる話は、是非また!!
2011年12月21日 2:10
拉致問題が公になったころ私は息子さんと同じくらいの年齢でした。私の場合は恐怖よりも異様な文化に対する関心が勝ってしまい、耳コピして学校の朝礼台で友人数名と「ウィデハン リョンドジャ キムジョンイル ドンジ マンセー!!!」と叫んだり、運動場でグースステップして教師から怒られました。思い返せば麻原のモノマネもよくやったので、とんでもない反社会的非国民でした。

政治家に拉致問題を解決しようという意志がまったく見られませんね。今日では拉致問題が、威勢がいいのは口先だけのタカ派連中のオモチャになってます。日本国領土から国民が拉致されたのは安全保障上の大問題であり、北朝鮮の人道的犯罪であると同時に対策を講じなかった本邦の歴代政治家の責任です。胸のブルーリボンがあまりにも虚しい。

「拉致問題の進展がないから交渉しない」という日本の方針は、政治家のやる気の無さを示唆していますね。国交が無い国から被害者を奪還するなら日本の場合は外交に頼らざるを得ませんが、日本は自らそのカードを放棄しているのですから。近年、拉致問題の進展が見られないことが日本の無策と方針の誤りを証明しています。にも関わらず政治はアクションを見せず、タカ派議員は北朝鮮に交渉に乗り込むことすらしない(鬱陵島に行くパフォーマンスは出来るのにw)。情けない話です。
コメントへの返答
2011年12月21日 11:09
xenonさん、丁度、その頃、阪神淡路大震災、薬害エイズ、オウム事件と天災、外患内乱の国難が重なった頃ですね。
「マンセー」は、うちのバンドでもパトリメタルとしてアレンジしたものをライブでやらかした覚えが・・・
拉致問題も管が実行犯関連団体から現生を注射され続けていた訳ですし、パチンコマルチ大臣が担当しているぐらいですから、おっしゃるとおり、ポーズは取りつつもやらないよと公言しているようなもので、腹立たしい限りですね。
タカ派も言うだけいって実行が伴わない、結局は予定調和をしているだけかと。
まさに、国家がもっとも担保しなければならない国民の生命が脅かされた安保上の重大事であり、国家犯罪であることは明確なのに、ただ自分の任期中は波風立てないように過ごしてきた厚顔な政治家達の罪は最大の不作為犯。
よど号ハイジャック犯を空港で銃殺できなかったのが、そもそもだとも言われてますが、故小室直樹が著書で書いていた日本の民主主義は心配停止とのメッセージは、憲法を改正できずにいること以外にも、わが国を辱めているのは為政者自身などさまざまな意味を示唆していると痛感しています。

進展がないことを口裏合わせて他人事のように語り、外交でもイニシアティブを奪われ、出遅れる体たらくこそ、この先を暗示していますね。
決して懐古主義ではありませんが、昭和の怪物伝にて語られる、肝が据わり命を掛けて、捨石になってまで国家百年の計を大局的に築き上げられる人物達、急を要します。
日本も議員資格制度にすれば良いのに思いつつ、xenonさんが桧舞台にあがるのをお待ちしています☆
2011年12月25日 2:26
ヨシイエさん、まだ健在でいらっしゃのですね。Amazonでポチしてみます(^^)
コメントへの返答
2011年12月25日 13:58
少年。さん、ヨシイエさん、昔の貧乏漫画ゴーダ君が懐かしいですね。
現在、少年漫画での連載はしていませんが、SAPIOやゴー宣ではかなり鋭い筆を振るっていますよ。
世界発信されていたら、恐らくSPが警護する頬のデフォルメと風刺です(笑)

こちらで収録作の『慈悲と修羅』が読めます。
http://www.geocities.jp/my_souko/goda_01.htm

プロフィール

「キリ番と低能メタラーの無限ループ http://cvw.jp/b/192969/48566641/
何シテル?   07/28 10:41
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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