BMW Performance Partsの完成度

　さて、土日の特別試乗会の興奮が抜けぬままで･･･今日は一日の仕事がツライ月曜日でした（爆）

　土日に試乗した車は、いずれも特別な5台でしたが、昨日のブログにアップしたとおり、私の感性に一番響いた車は、130i M Sports BMW Performanceパッケージでした。もし･･･仮に手元にどの車も購入できる資金があったとしたら間違いなく、この130iを選ぶと思います(^-^)
　ということで昨日のブログにつづいて･･･記憶があせないうちに、もう少し詳しくインプレしたいと思います(;^ω^A
　装着されていたパーツは、エアロ類、吸排気（エアインテーク、マフラー）、アルミ、サスペンションキット、ブレーキシステム、カーボンタワーバー、内装（シート、ステアリング、シフト+サイドブレーキ、カーボントリム、ステップ）などなど、約350万円。車両の走行距離は･･･約4,000km強だったと思います。

　まず、エンジン関係。130iはノーマルでも排気音が図太く低音が響く感じですが、エアクリ＋マフラーのチューニングだけで、音質はかなり変化しています。ALPINAのNA車のようにまさにエンジンに火をいれる感じ･･･ガスバーナーに点火したようなボンッという音とともにエンジンが目覚め、アイドリングでは静かなものの、アクセルを入れるほどにビートの効いた甲高い音に変化していきます。アクセルレスポンスはかなり良くなっていると思いました。ついついシフトをSDモードにしてしまい、エンジンを回したくなる心地よい音ですo(^o^)o

　そして、足回り＆ブレーキ。市販のサスキットに比べて高額な純正チューニングパーツがどれくらいのアドバンテージを持つのか･･･その一点に興味があったのですが、さすがとしか言いようのないセッティングでしたΣ(ﾟдﾟ;)
　130、特にM-Spoはリアのセッティングに難ありで、タイトコーナーで路面にギャップなどがあるとダダッと跳ねてオーバー気味になりやすいのですが、この挙動がまったくと言っていいほどありません。軽量なアルミの影響もあるかとは思いますが、こんなにも違うものかと思うほどです∑(=ﾟωﾟ=;)
　ただ、うねりが続くような路面では130の特性だと思われる小さくボディが揺すられる感じが残っていたのが残念です。しかし、低速域から高速域まで、総じてしなやかで乗り心地はかえってノーマルよりも良いと感じました。
　ブレーキは、やはり前後装着のためバランスが良いです。BMWらしくリアから効いていく感じがしっかりとありながら制動距離は明らかに短くなっています。鳴きも全くなくコントロール性も抜群です。

　最後に内装＆外装。外装は、フロントバンパー＋カーボンスプリッター、サイドステップ、カーボンリアスポ＆ディフューザーでしたが、仕上げが良く後付け感はまったくありません。フロントは思ったより低く注意が必要な感じでした(;^_^A
　内装は、おなじみのアルカンタラのインテリア。カーボントリムの美しさとステアリングのさわり心地は最高でした。また、シートは思ったよりもサイドの張り出しが大きく、乗り込む際におしりは要注意です。女性はツライかもしれません。しかし、そのおかげでサポートは抜群で、ドライビングに集中できました。
　結局ステアリングの表示がうまく出来なかったのが心残りですが･･･。

　と、良い点をたくさん書いてきましたが、ネックは価格でしょうか。純正の安心感はありますが、社外品だったら2/3位で同じような仕様は実現できると思います。しかし、足回りで感じたとおり元々持っているデータが違うことを感じさせれられるマッチングはさすがと言うしかありませんでしたΣ(･ω･ﾉ)ﾉ

　BMWのエンジニアがやりたいことをすべてやるとこうなる･･･それがBMW Performanceの世界かもしれません。現在、Performanceのデモカーは、325iとこの130iが一台ずつしかないそうですので、機会があれば是非味わってみてください。

　･･･できれば、325iのPerformance仕様にも乗ってみたい（爆）