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イイね!
2010年10月20日

エコカー雑記

 ・足跡を見たらこの記事のトラックバックがあったので斜め読み。いやー、日産もGTRとか作ってたけど、マツダも相変わらず酔狂というかやる気ないことやってるなーと感心。ほんと、日本メーカーは(嫌いだがトヨタ除いて)技術力はあっても意志というかオリジナリティーが無いよね。さっさとEVに切り替わってしまえ!と思う。なぜか?

 ・マツダはトヨタからハイブリッドの技術提供を受けて3年後だかにハイブリッドを出す計画がある。自前でエンジンで省燃費も重要かもしれないが、アイドルストップ(重要なのはセルじゃなくて直噴でエンジン回す方なんだが・・・)とか水素ロータリーとか訳分からん開発とかお茶を濁している。で、今度の自前エンジンらしき代物だが、GDIと同じになると思う。

 ・マツダの省燃費エンジンっつたらミラーサイクルとリショルムコンプレッサーで、ミラーサイクルはデミオでちょっと出したけど、アトキンソンサイクルをハイブリッドに組み合わせるトヨタよりずっと前に出してはいた。ただ、この手の省燃費エンジン全体の問題としてドライバビリティーというか出力の幅を持たせることができなかった。だから本当に高効率化するとハイブリッドシステムが必要になる訳。実際問題、内燃機関も定常運転だけさせるなら燃費なんかすごい良くする余地はある

 ・SKYシリーズはガソリンが超高圧縮「比」で効率が良いと言っているらしいが、熱効率曲線を見ると仮に12から13にしても効率は頭打ちになってしまう。14とかもあるけど、もう無駄。単に点火時期が進められないとかノッキング起きちゃうとかだけじゃなくて、メカニカルロスも増えるし、そもそもハイオク指定のエコエンジンとか頭オカシイ。大体排ガス捨てれば燃焼室の温度が下がるって、そりゃそうだが、EGRとか著者は知らんのか?今のエンジンは意図的に排ガス戻して不活性ガスで燃焼温度を下げてNOx対策とかしてるんぞ。ガスを捨てまくるなら、バルタイとかでも出来てるが、そこらへんを嫌って設定範囲というのがある。つまり、SKYとか新型とか言ってるが、ほかのメーカーに言わせれば実験室で現状エンジンの設定だけいじっくて、圧縮だけ最適化しただけになるんじゃないのか?そして、重要なのは圧縮比ではなく実圧縮の方だ。ターボなんか一種の可変圧縮エンジンで、ブーストあげればNAの14程度になってるだろう。

 ・そして記事になってないSKYーDもおおかた予想がつく。同時発表で圧縮比が低くてシリーズ名で記事が併記しているってことは、排ガスを抜ききらず実圧縮を上げて残留ガスにより温度を稼いで燃焼しやすくするんじゃないのか?つまり上で書いたEGRをやればいいのだ。でも、どっちも無理にそこで稼ぐと全域トルクが下がるだろうから、必然的に大きなエンジンを必要とする。燃費はその分良くなるだろうけど。だったらターボのディーゼルという省燃費のお手本を作ればいいのに、なぜか日本のメーカーは海外とかだと出していても国内では作らない。先日もとうとうボンゴからディーゼルエンジンが無くなってしまった。あれにはターボも選べたのに・・・

 ・ついでにカービューの同じ場所の記事で軽自動車を燃費基準で優遇すればいいという記事があったのだが、それって普通車と軽自動車を分ける必然性がないという議論につながる気がする。今回の税制改悪の根本はまさにそこであり、否定は出来ないけれど、「燃費39km/リッターなら今の軽自動車と同じ税率」というよーなことやったら、結局政府の思うままになるのが目に見えている。大体、燃費ってのはJC08だろうが、なんだろうが、カタログスペックは全く当てにならない。たとえばイリプラグにして0W-20入れてエコタイヤのAAA使えば理論上10%燃費が良くなるが、それは税金に反映されるのか?アイドルストップして加速をゆっくりにして省燃費走行すれば税金を安く出来るのか?できっこない。
  一番公平かつ公正な自動車課税は「燃料に課税」に尽きる。これだけが唯一絶対であるのは明白だ(重量税はちょっと別だが)。では、なぜ出来ないのか?まず現在の税徴収は車検制度とセットで、根拠がない税金でもむしれるだけとろうという仕組みである。仮にその税収分を公平に国内の燃料に課税したとすると何が起こるか?運送業者の大量死と、本当のエコカーの普及、そして怠惰なメーカーの倒産だ。ただ、あまりに税金が安いので、逆に市民のエコ意識はちょっと遠のくかも。モーダルシフトとか言ってみても、最終的な毛細血管はトラックであり、あるいは最初からトラックだけで通すやりかたである。そしてトラックは業界的に燃費にはかなり厳しくなってきており、技術的ブレークスルーも望み得ない。知り合いのUDの人に聞くと、ハイブリッドとかも試作したらしいが、4t超えるとハイブリッドを積むために走っているような状況になってしまうらしい。

  ただ、軽バンクラスはここんとこEV化の話題が増えているから、末端部分は一気にプラグインEVが増えるかもしれない(郵便とサンバーとか黒猫と三菱とか)。ちょっと気になるのはEVも増えたら国が基準策定に入り、そこでまた官僚思考が普及を妨げる方向で進みそうな点。国策としてEVは非課税ぐらいでちょうどだと思うんだけれど。
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Posted at 2010/10/20 00:01:34

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