ザ・ウォーク

この記事は、ロッソ147tiさんも観た ザ ウォークについて書いています。

せっかくなので3D字幕で観た。
ロバート・ゼメキスが映像化したかったんだろうね。

ワールド・トレード・センターのてっぺん、地上411mを結ぶ一本のワイヤーロープ。
月面を歩いた人間は12人いる。
直径2.2センチのそのワイヤーロープの上を歩いた人間は1人しかいない。
どうかしてるぜ！って映画。

9.11で崩れる前のWTCを見上げたことがある。
展望台には登らないかったけど、呆れるくらい高いビルで、これぞアメリカって感じがした。
WTCが完成する頃の実話、挑戦というかゲリラ的犯罪行為を映画化。

ただ渡るだけのアトラクション的映像だと間が持たないせいか、主人公が喋りまくって振り返っていく伝記的映画に仕立てたんだな。
映像は綺麗だったけど、3Dを活かしきれてなかった。
割とひょいと渡ってしまって、拍子抜けというか、ワイヤーの上のギリギリ感がなかった。
極限の場にいる主人公の視点や感情が伝わらない映像、上空のカメラで見る傍観者的な感じ。

映画としては、ミッションを達成するためのビル潜入シーンの方がスリリングでむしろ面白かった。
主人公を演じたジョセフ・ゴードン=レヴィットは、ドン・ジョンとかLOOPERとかどうも評価が低い。演技は悪くないんだけどね。
70点。うーん。