目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
夏用のサスペンション、指定セッテイングではちょっとしたストロークでフェンダーに干渉、全長式車高調ではないので、プリロードを掛けて車高UP・・・。
しかし、このままではいかんので、サスペンションのアッパーマウントの上にかますスペーサーを作ることに。
15mmプリロードで使用していて更に10mm程車高を上げたかったので板厚は25mm
今回の部品には圧縮応力しか掛からないと思いますが、大事を考えて材料はジュラルミンの『a2017』
2
今まで利用させていただいていた作業場が閉店。
新しい作業場候補を難波で1軒見つけ下見に行ったのですが、万力が固定されている台が前後左右に動くので、鋸をかけたらいらつくこと確実です。
(しかし工具の類いはそこそこ揃っていました)
しゃあ無いので手持ちの道具を駆使して、こんな風に。
これはこれでなかなかえらい。
3
クランプがやわだったことや、金鋸の逃げ代が欲しかったので道具を買い足します。
しかし、25mm厚はなかなか手強い。
4月下旬だというのに季節外れの暑さと戦いながら4つのブロックへ切り分けます。
4
続いては中心部の円形抜き作業です。
持ってて良かったプロクソン製フライス盤
10年程前でしょうか、MTBのキャリパーとディスクのアダプターを作るのに必要で購入した物です。
細かく3mmドリルで円線上を穿っていき、その孔を細い糸鋸で切り繋いでいきます。
5
いよいよフライス盤の本領発揮です。
板に罫書いた線に合わせてエンドミル刃で削っていきます。
テーブルの稼働方向と罫書線を合わせて部材を固定させるのが一苦労ですが、この作業が次の仕上げ作業に大きく影響を与えますので丁寧に行います。
(2軸加工はとても手作業では無理なので、1軸加工です。)
6
金鑢、回転砥石、回転サンドペーパー等々を駆使してやっとこさここ迄こぎ着けました。
耐水ペーパーで綺麗にRを付けたり、不要な傷を消していきます。
反省その1
フライス盤で回転サンドペーパーを使用する時にはモーター以外の稼働箇所を養生しましょう、削れ飛んだ研磨剤が稼働部に入り込んで動かなくなりました。
(そもそも本来の使用方法ではありません。)
反省その2
耐水ペーパーが水を吸って軽く反っているのを無視して使っていたら以外とバカにならない削れが・・・
7
取付けた後はほぼ目に入るパーツでは有りません。
こういった物はどこまで仕上げるのか落とし所が難しく、極端な話し、鋸で切り落とした状態でも100%機能するのでええっちゃーええんですが。
製作開始当初は1000番ペーパーで仕上げようと思っていましたが、400番で妥協しました。(挫折?)
8
いよいよ最後の工程、白アルマイト加工。
と言ってもこれは外注しました。
僅かに表面が白っぽく変色します。
カラーアルマイトにすると費用がかさむのでこれでいいのだ!
はっきり言ってa6000系なら不要やと思いますが、今回のは加工中にけっこう表面が変色していたので。
(実際にMTBキャリパーアダプターの2個目はアルマイト加工せんでも腐食せなんだ)
そこそこ近所の『(株)竹内電化』さんへご相談、私の言い値でやって頂けました。
私が近くの住民だと言うことで施行していただきましたが、遠くの人だと万が一の時のやり取りがスムーズにいかないこともあるので基本お断りさせていただいてます、とのことでした。
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