五体不満足…。

最初に乙武洋匡氏の不倫騒動を知ったときには、やはり残念な気持ちになりました。彼の著書『五体不満足』を読んで、『障害は個性の一つだ』という彼の母親の育て方にいたく感心したし、また『障害は不便だけど不幸じゃない』と言い切る彼の前向きな姿勢に感動を覚えていましたから。

ただ、少し時間が経つと、何となく彼や彼の妻の抱えていた心情が見えてくる気がしてきました。

結局、重度の障害者である彼が生きること、また、そんな彼と生活を共にすることは、彼らにとって肉体的、精神的な負担がものすごく大きいということなのでしょう。

もし不倫旅行が妻公認だったとすれば、それは『妻の介護疲れ』が理由かも知れません。そして『他の女とやっても良いから、少し私をほっといてくれ』と言われた彼が、金を払って介護サービスを受けるのではなく、むきになって不倫という形で相手を探したのは、恐らく彼のプライドの高さによることでしょう。

ついでに言うと、不倫相手の『数』については、どれだけ彼が口説きまくったかの証であると共に、不倫相手にとっても気楽になれる部分かも知れません。

彼と数日間共にすることは出来ても、彼と人生を共にすることは至難です。『モテている』なら、ま、私もちょっと良いかな？と、思えなくもない、といった所でしょうか。


まぁ、当事者では無いので、単なる憶測にしか過ぎません。それに、彼の犯した不貞行為を擁護するつもりも有りません。

ただ、なぜ彼の妻が『私にも責任の一端がある』と言ったのか、その言葉の背景を、ゲスに勘繰ってみましたm(_ _)m