■ご飯を炊いてみたい
お恥ずかしながら、もうそろそろ50の声も聞こえてきそうなこの歳になって、未だにご飯を一人で炊いたことが有りません。
ある意味で、僕がキャンプに憧れる理由の一つでもあるのですが、「料理ができる男」ってカッコ良く無いですか!?
もちろん某もこ○ち氏の様に、多彩な食材や調味料を使って様々な料理が出来れば良いですか、まずは出先でご飯が炊けるような男になりたいと思い、本日は家人が仕事で出払っている隙に台所にて「炊飯」をやってみることにしました。
■炊飯への道 下準備編
さて、まずは台所にキャンプ道具を持ち込みました。
シングルバーナーにクッカー、あと下に敷いたのがユニフレームの耐熱シートです。
そして、置き場所だけは知っている「あきたこまち」の無洗米。
ネットで調べたところ、本当はメスティンと固形燃料ストーブで作ったほうが簡単らしいのですが、「あるもので何とかするのがキャンプ魂」だという変な信念のもと、これで炊飯していきます。
■炊飯への道 実践編
いよいよお米と水を投入します。
幾らくらい炊こうかちょっと迷いましたが、一合だと少ない気がして、しかも「ある程度量が有ったほうが美味しく炊けそう」という自分のカンで、とりあえずニ合炊くことにしました。
お米はキチンと計量カップでスリこぎ2杯を投入。
水は、「二合なら2センチ浸かる程度」というネット情報から、人差し指の第一関節が浸るほどの深さにします。
そして、いよいよ火をつけます♪
普通だと、蓋を締めて中火で沸騰させる様ですが、あるネット情報だと「沸騰するまで箸でかき混ぜると、焦げずにムラなく炊ける」との魅力的な手法が紹介されていたので、何事も挑戦と、その方法で炊くことにしました。
さあ、沸騰しました。
くだんのネット情報だと、これから弱火で15分煮て、15分蒸らすとのこと。
火加減を弱火にして、タイマーで正確に時間を測ります。
この炊飯中に確かめたいことが一つあって、長時間のバーナーの使用で、五徳兼用のバーナーの脚と使っているガス缶がどれほど熱くなるか、ということです。
結論から言うと、脚もガス缶も全く熱く有りません。
これなら、耐熱シートを敷いておけば、テントの床でも安心して炊飯出来そうです(換気の問題は別途有りますが)。
そうこうするうちに、待望の15分が経過。
お米のいい匂い、とは別に、なんか焦げ臭い匂いも。
本当は開けない方が良いんだろうな、と思いつつ、どうなってるのか覗いてみたい好奇心に負け、この時点でクッカーをオープン♪
んー、よく分かんないけど、一応炊けてそうな感じに。
飼い主の暴挙に呆れる飼い犬。
さて、何となく手近に有ったコップを重石に、大人しく15分待ちますか。
てことで出来上がり♪
■炊飯への道 罪と罰編
さぁ、クッカーにシャモジを突っ込み、とりあえず底からかき混ぜます。
と、底の方に「ガリッ」という嫌な感触が・・・。
状況を把握するために、クッカーから木皿にご飯を全て取り出します。
何だこれ、やっぱり焦げてるじゃん!
しっかも、思ったより量が凄く多いんだけど!
無残にもクッカーの底に分厚くへばりつく黒焦げご飯。
・・・さて、とにかく朝飯分を作った積もりでしたが、どうやら自分が4食分ほどのご飯を炊いてしまったことに、この時点でようやく気が付きました。
※↑お米二合は茶碗2杯分だと思ってた。↑
しかも、肝心の「吸水」という工程をすっ飛ばした上に、通常よりも水が多めに必要な無洗米を使ったため、芯は残っていなかったものの、少しモソッとした食感。
あからさまに、水気不足の出来上がりとなりました。
辺りには焦げ臭い匂いが立ち込め、目の前にはポソポソの大量の白米。
上手くできたら家人に自慢するつもりでしたが、これでは恐らく呆れられ、馬鹿にされるであろうことは容易に想像がつくというもの。
しばし物思いに耽るも、
さ、証拠隠滅だ。
生卵2個を贅沢にあしらった卵かけご飯で、1.5合を消費!
残りは大好きなウィンナー4本と共に、全てを腹の中に収めることに成功しました。
次はコイツだ。
ここで、ステンレス製のクッカーの焦げを取る方法を、懲りずにネットで検索。
どうやら「お酢」を入れて煮立たせれば、簡単に落ちるとのこと。
何だ、簡単じゃないか!
で、
しまってある場所だけ知ってたお酢を取り出し、水と共にクッカーに投入。
強烈な匂いにやられつつ、沸騰後にしばらく煮たあと割り箸で気長に擦る。
が、全然取れない。
良いだろう、お次は重曹でお相手いたそう。
しばらく煮て、
ひたすら擦る。
も、あまり落ちない・・・。
一度で駄目なら、二度三度ぉっ!!!
で、数時間の奮闘の後、何とかここまで落ちました。
これ以上、煮るのも擦るのも飽きた僕は、お酢に付けたまま、クッカーをチェルノ○イリ並の「石棺」に閉じ込めて、問題の先送りに成功しました。
■まとめ?的なもの
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
オットー・フォン・ビスマルク
かの偉人に掛かれば、「やったことがない」事は失敗の言い訳にならない、ということか?(笑)
まぁ、しがない凡夫以下の存在である僕としては、少なくとも経験を少しでも活かせるよう考えることとしよう。
で、デイキャンプでご飯が必要なら、弁当箱に積めて持っていこうと思いました♪
今後の方向性として、基本的には焦げない料理、例えばスープパスタとか、煮物・汁物にチャレンジしていこうかな?
Posted at 2021/01/05 17:53:28 | |
トラックバック(0) |
キャンプ | 日記