その頃，倫敦（ロンドン）では…

その頃シリーズ第２弾，今回は倫敦（ロンドン），愉快な倫敦，楽しい倫敦，倫敦倫敦です！（笑）

今日，日本時間で 19h00 から（現地時間お昼前 11h00），倫敦のウエストミンスター大聖堂で

エリザベス女王の後を継いで英国の新国王となったチャールズ３世の戴冠式が行われます。

現在の英国王室は「ウィンザー朝（ちょう）」ですが，このドイツの血筋を引く王朝，

第１次世界大戦で敵国となったドイツの血筋を引くことがバレバレな王朝名「ハノーファー朝」を

掲げていると国民の受けが悪いと判断した当時の英国王ジョージ５世が居城にしていた

「ウィンザー城」を王朝名に改め，以後「ウィンザー朝（家）」と呼ぶようになった由。

そしてその元々のルーツ，ハノーファー朝のはじまりが上の動画で紹介する音楽の

作曲者ヘンデルがドイツのハノーファー（ヴァー）で仕えていたゲオルク王。

この方が英国王室の血筋にあたるということで担ぎ出されて新たな英国王ジョージ１世

（位 1714-1427）として英国に渡り「ハノーファー朝」の祖になったという訳です。

さてこのジョージ１世は英語があまり得意ではなかったご様子。

しかし家来だったヘンデルの方は国際派，若くしてイタリア留学，長じては英国に渡り

倫敦で自作のイタリアオペラ，後に宗教劇オラトリオの大家として大成功を収め

名前もドイツ流の Georg Fridrich Händel から

英国式の George Frederic Hendel に改め現在もこちらの表記の方が一般的です。

さて今日のチャールズ３世の戴冠式ではどんな音楽が演奏されるのでしょうか？楽しみです！