年末を前に、頭皮が痒い方居ますか？～今ならまだ間に合いますよ～

おはようございます。

クリスマスを過ぎると、そろそろ今年も終わりに近づいてますが、そんな最中にあえてこんなお話をさせてもらいます。

はっきり言ってつまらない長文です。今頭皮の痒みに悩んでいる方以外には響かない内容かもしれませんし、また細かく検討すると十人十色の治療かもしれないので、タイトル見てつまらないと思う方、スルーしてください。この時期に１分でも貴重と思いますので。

最近、（と言っても今年の夏以降）頭皮湿疹に効くお薬のＣＭ流れてまして、それこそ、この傾向はここ数年で増加していることと、日常生活の忙しさになかなか皮膚科に行けない（潜在的治療者）方が多いことも物語っていますが、私の場合そんなレベルではなくなったこともあり、諦め秋口から定期的に皮膚科通院をしていました。

現在は、治療薬がなくなるまでは通院しなくていいと言われ、初めて４週間おきの通院からは逃れていますが、完治まではまだ時間がかかるものの、そこに行くまでの経過と、これを読んで同じ症状を抱え、気になる方、まだ年内中に病院へ行く事が出来るなら、下手に市販薬で済ませず（直そうとは思わず）、何とか一度皮膚科の門を叩くことをお祈りしての内容がここから下のものです。

私も思い起こせば、それまで刺激の強いシャンプーでの洗髪（年柄年中トニック系）。不規則な生活までとは行かなくとも、バランスの悪い生活習慣（圧倒的な運動不足）、おまけに一番悪いのには食生活（甘いものや肉類に偏った嗜好）ですね。

本来なら規則正しい生活で、規則正しい食生活、そして頭皮に良い事をすればいいかと思いますが、そうはいかないのも事実。

そんなアンバランスな生活を続けた結果、夏頃から、仕事以外では、あまり外に出ていないにもかかわらず、頭皮全体が赤く、やけに頭皮が痒くなり、時には頭皮部分を触ると、まるで何か吹き出物が収束しつつあるような分泌物の塊がポロっと落ちる事があり、結果痒みでほぼ一晩中眠れない事もあって、思い悩みつつ、皮膚科に行くことに。

一番心配していたのは、私の頭皮の状態が、一緒に生活している息子とかに感染等の悪影響を及ぼさないかという事（本編には関係ありませんが、皮膚科患者の他の病気だと完治するまで、決して私生活においても、社会生活においても、他人と共有するようなタオルや手拭き類は使ってはいけない、入浴後の汗取り（足ふき）マット等も触れてはいけないなどの制限がありますね。）

ちなみになんですが、ある程度健康で他に薬等を飲まない方であれば、一般的なステロイド系を処方する医療機関で間に合いますが、免疫力低下等他の処方を常時受けている方だとあまり即効性のあるステロイド処方をするよりも、昔からの治療薬を使う医療機関のほうが最終的に直り早いことと、実は治療にかかる費用も少ないです。（一般的にわかりやすくいうと、お兄さんお父さん先生のところではステロイド処方が大半を占め、おじいさん先生や院内処方（病院のそばに調剤薬局のないところ）だと、昔からの院内（調合）処方というのが、医療機関選定の目安ですかね）

初診の結果は、『脂漏性皮膚炎』つまり、頭皮に生活環境の悪影響にて、本来なら常駐していても悪影響のない細菌が、異常活性化して、それの影響で痒みが出ていたこと。

まあ、細菌といっても、何処から飛んできて移るとかではなく、誰でも持っているものだそうで、当然他者への感染もなく、生活環境の変化と、頭皮によろしくない事（各種刺激）をしていると、頭皮を保護するバリア形成が失われ、それを補うために、頭皮の脂ですら、悪さをするというものです。頭皮の脂は一定数は出て問題ありませんが、例えば皮膚状態が悪化（極度な乾燥）するとそれを補うため、必要以上に皮脂を増産するようで、それこそ『洗っても洗っても脂出るようだし、痒み収まらない』となるそうです。

そうなると、市販薬では一時的に痒みは押さえても、完治（悪さをする細菌を冬眠状態まで追い込む感じ）にはいかないのも現状で、下手な民間療法は本来の病気の治療の妨げになるかもしれません。

という事で、初回の処方は治療薬側では、ステロイド系塗薬と１日２回程度の飲み薬。

これで大体の方は収まるそうですが、実は脂漏性皮膚炎の主な原因の一つにビタミンＢ系の不足と言われ、これが意外とやっかい。

食品の他に栄養補助とかスポーツ系飲料のほとんどが、ビタミンＣの増量はあってもビタミンＢのみの増量が少ない。

簡単に言うと、ビタミンＢ自体も不足しやすいのに、ビタミンＣのような手軽に摂取できるものの社会全体としての蔓延化と比較的誰でも買いやすく、口にしやすいおかげで、余計に偏った不足が目立つことになりました。

これを踏まえ、回復というか予防側薬として、ビタミンＢを一時的に補う薬の処方も並行して受けました（後からセカンドオピニオンの検証もお願いし、それについては錠剤という薬処方ではあるものの、特に身体に大きな影響与えるとか、速攻で回復に貢献するものではないが、飲んでおいてもバランス調整という面で問題ないという変なお墨付きをいただく）

という事で、最初の２週間で痒みはかなり抑えられ、また自宅治療においてはどうしても家族の協力が必要であるため、毎晩頭皮チェックしてもらったところ、治療前は痒みが誰でも予見できるほど頭皮全体が真っ赤であったものが、痒みの鎮静化と共に、赤みが減ってきました。

ただし、ここからちょいやっかい。

ステロイド系は湿疹の末期状態では即効性の効果発揮されるものの、その副作用として、とにかく少しでも痒みがあると塗りたくなる慢性化された薬事性を持つのか、人によっては完治どころか、逆に薬の副作用で、逆に薬事副作用とも言える症状を表す方もいます。

概ね２週間で一般的な状態が回復され、４週間でほぼ塗薬が必要なくなればそれが完治でしょうが、私の場合、副作用があって、結果ますます痒みだけ残ることに。

それからが大変でした。４週おきにきっちりと診察と継続治療を受けようと思い通い続けるも、最初の処方で快方しないとわかると、最初にかかった主治医からは首をひねりつつ、ステロイドの増量指示があり、それでも直らないと更なる増量の指示が。ちなみにここで使われている薬はステロイドの濃度からすれば、かなり強力なものでした。家族に塗ってもらってましたが、その家族もその薬を使うとピリピリと皮膚が刺激されて大変だったと後から聞かされた。

この時点で鈍感な私も、この医療機関の治療方針を疑うようになり、息子も通っているどちらかというと旧来の処方をする皮膚科に相談に行くことに。

結果、最初の医療機関の処方では、１週間程度は即効性もあり、有効であるが、常時投与するべきものではなく、かえってステロイドの多量塗布による副作用が出ているので、今すぐやめなさいと言われた。

所謂薬害との事でした。さすがその道のスペシャリストは違うなあと思いつつ、ここでの今後の治療方針まで聞かされ、１週間後も再診察の指定はあったものの、処方料金も聞くと、診察料金も処方された塗薬も圧倒的に安い。

医療に精通した方だと大抵理解しやすいかと思いますが、診療報酬上、院内処方の方が、国（各県国民保険団体連合会）に対する医療費請求単位が小さい為、結果製薬会社から納品された処方薬をそのまま患者に投与（販売）することなく、院内配合の薬を出すところが多く、そうなると副作用の低い、自然に近い薬効成分を小分けでいただく形を取るようです。

最初の１週間程度では大きく回復しませんでしたが、２週間目からは徐々に直りだし、只今８割程度まで回復し、頭皮状態もかなり改善され、さらには私だけでなく、塗薬を塗布してくれた家族への副作用もなく日常生活が出来てます。

ということで、続き（治療を効果的にするめるためのスキンケアの一部）は運よくば来週、もしかすると来年に持ち越しとなります

が、これを読んでやっぱり気になる方、まだ大丈夫です。医療機関はまだ年内は数日開院してます。（大型総合病院は除きます、地元の開業医中心の医療機関です）

理想を言えば、これを読んで本日中（２５日の金曜日中）に病院にいって診察を受けること。（もし初回処方でも週末痒みが収まらなければ他の疾患もありますので、年内に再度診察を受けられます。）

今日が無理であれば、明日土曜日もしくは週を空けた月曜日か火曜日に一度皮膚科の診察を受けてみること。（年末に近くなればますます患者で混みあいますけど）

医療機関は大抵３０日からの年末年始の休診に入るので、一般的なお勤めの方でも、２８日が御用納めで翌日から休みとなる方であれば、十分間に合います。

出来れば一人でも、同じ悩みを持っている方なら、痒みのない状態にて年を越していただきたいと思います。

では、お仕事多忙だとは思いますが、今日もよろしくお願いします。