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2013年10月06日

ブルーバード510回想

本屋でこんな本を買いました。



うちにあったクルマは晩年のA33セフィーロ以外、ずーっとブルーバード。
記憶にあるのは510→910→U13。
途中、バイオレットとか810とか乗ってた時期もあった気がするけど忘れました。
(ラリーモデルのあったU12に乗らなかったのは残念・・・)

その中でも印象深いのが510。
1970年代の我が家のファミリーカーだったのは白の1600デラックス寒冷地仕様。
親父が営業の仕事で使うからと、白のセダンだったのですが、
当時の子供心としては、青とか赤とか、派手な色の方が良かったですね。
それは今でも変わらないかな。

冬の朝に発進準備を良く手伝いました。
積もった雪を落としたり、出口を雪かきしたり、オートドアロックなんてないので、お湯を凍った鍵穴にかけて溶かしてからキーを差し込んだりしてました。
こうしたクルマの存在があったからこそ、今クルマ好きな自分がいるのだと思います。

この本についてですが、昔のモーターファンの資料をまとめたもので、さらに当時の開発者のお話も追加されている貴重な資料本です。当時のカタログもダイジェストで収録されていました。
改めてこの本を読むと、子供のころは知らなかったけど、当時の技術力を結集して作った名車だったんだなあと実感しました。

ここからはこじつけですが・・・
当時の常識を打ち破り、世界をあっといわせた車であり、ベンチマーク的な存在となり、その後の車の開発に影響を与えた510の功績は、なんとなく初代フォーカスに通じるものを感じます。

510の場合
・ライバルのトヨタコロナとのBC戦争。
・310の時代から続いてラリーに出ることを前提に作られていた。
・世界で初めてファミリーカーに4輪独立懸架を採用
・スーパーソニックラインというデザインのこだわり。
・エアコンを改善して三角窓を廃止。
・当時主流だったOHVに対し、SOHCを採用。
・1600SSSは100ps

初代フォーカスの場合
・ライバルのゴルフとの競争。
・ラリーカーであったエスコートの後継
・Cセグメントで初めてリアマルチリンクサスペンションを採用
・外装のニューエッジデザイン&内装のエルゴノミクスデザインのこだわり。
・北米と欧州のカーオブザイヤーダブルタイトル獲得
・2000年、2001年生産台数世界一
・フォーカスの1.6Lは100ps

こういうクルマ作りって今の日本に欠けているんじゃないかなあって思う。
ぶつからないクルマとか、EVなど技術的にはすごいのかもしれないけど、走る楽しさが失われていたり、何かこう、カリスマ性に欠けている。
21世紀になり、いろんな情報や物があふれ、なかなか新しくて惹かれるものを開発するのは難しいのかもしれませんが、日本のメーカーには世界をアッと言わせるようないい車を作って欲しいと思います。

一度運転してみたかったなあ、510。
今となっては叶わぬ夢か・・・
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2013/10/06 15:10:47

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この記事へのコメント

2013年10月7日 0:03
510は自分の中では「ラリーに出たクルマ」位の漠然としたイメージだったのですが、フォーカスとの対比を見ると面白いですね。

クルマ作りだけではないのですが、何だかマンネリ感というか惰性でやっている感を感じます。
確かに燃費とかエコは大事だけれど、クルマの楽しさってどこにあるんだろう?と基本に立ち返ったら、案外ストレートな答えに行き着きそうな気はしてるのですが…
コメントへの返答
2013年10月7日 0:40
当時の日産と1998年のフォードに共通することは、モータースポーツへの情熱でしょうね。
510はラリーに勝つためコストを度外視して開発したそうです。
当時に比べると今の日本のカーメーカーは保守的ですね。採算のとれないものは絶対に作らないし、レースも撤退してしまいました。
欧州車を研究して作りました、とか、世界戦略車ですって謳ってるクルマを見ても、本物の欧州車と比べるとコスト削減の部分がどうしても出てきてしまいます。
国内のニーズがあるので悪いことではありませんが、ちょっと残念です。

物自体はレトロブームというものがあるけど、コストを無視するほどレースに情熱をかけるようなモノづくりの思想も昔のように見直してほしいですね。

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