正念場

日沖、高谷、元WEC王者エスコベドを倒した柔道家・小見川vsラドウィックを破ったエルキンス

小見川は柔道出身で、もともとライト級で戦っていた選手。しかしライト級では今一つ実績を残せず、UFCにも参戦したが1勝も出来ず2連敗して契約解除された。しかしその後、適正体重のフェザー級に落としてからは破竹の進撃を見せ、現DREAMフェザー級王者の“喧嘩番長”高谷裕之をTKO、戦極フェザー級王者の日沖発にも勝利し、昨年9月にはWEC初代フェザー級王者のコール・エスコベドに一本勝ちするなど強豪を撃破してUFCに舞い戻った。しかし前回2月のUFC126ではチャド・メンデスに判定で敗れているので、今回また負ければ後がない。

対するエルキンスはレスリングをバックグラウンドとする選手で、小見川と同じくもともとライト級で戦っていた選手。UFCでは、かつて須藤元気を破ったドウェイン・ラドウィックにTKO勝利したが、昨年8月にはブラジルのシャールズ・オリヴェイラに十字で一本負けしている。

小見川としては、ここでエルキンスをサブミッションで仕留めるか、パンチでKOするかしてUFCでの初勝利を飾りたいところだ。正念場の一戦。