【アトランティックシティー（米ニュージャージー州）時事】当地で9日に行われる世界ボクシング協会（WBA）スーパーバンタム級タイトルマッチで対戦する王者の下田昭文（帝拳）と同級1位で挑戦者のリコ・ラモス（米国）が8日、計量に臨み、両選手ともパスした。下田は55．1キロ、ラモスは55．3キロでリミットを下回った。
　下田はラスベガスなどで最終調整を行い、予定通りに仕上げてきた。計量が無事終わり、「ほっとした。あしたやるんだなと、気合が入った」と意気込みを示した。
　19戦全勝と勢いのあるラモス相手に、日本選手として米国本土で初の防衛戦に臨む。敵地での一戦に向け、「自分の持っているものを全て出し切る。熱い試合を米国のファンに見せたい」と闘志をみなぎらせた。