続々TZRレストア物語再開:エンジン下ろし準備

安定のエンストです。
片道50kmの道のりをさあ出発と思ったら、たった10kmでエンストしました。
毎度JAF呼んでますので、そろそろブラックリスト入りか？山葉ブイくんはここ一年で4回積車に載ってますw
雰囲気としては、エンジンから異音がして、2ストだからこんなもんか？と思ってたら止まりました。
雰囲気としては焼けついた感じに似てますので、重症化する前に積車に載せます。
止まって直ぐは張り付いた感じでキックが降りず、冷えたら降りるという感じが以前の焼きつきに似ています。

手慣れた感じで準備に入ります、オイルポンプ、クーラントリザーブタンクはビニール袋に入れて吊るします。
キャブ、YPVSを外し、ドライブシャフトのナットを外して、クーラントとギアオイルを抜き、エンジンに組みついているクーラントのホースを外します。
あとはリアカウルを外して、ニュートラルやダイナモ関連のハーネスを外せば大体準備完了です。

抜けたギアオイル。前回までと異なりキラキラがありません。ミッション修理は上手くいった様子。

クーラントも良好。オイル混入はありません。しかしウオポンのシールも30年ものですので、先日買ったKTCのスナップリングプライヤーで奥まったスナップリングが抜けるはずですから、今回はウオポンシールも交換しましょう。
ちなみにクーラントは右下シリンダーのM6ドレンボルトを抜いて、ラジエーターのキャップを外すとピューとほとんど出てきますが、最後にウオポン側の左ホースを抜くとこのくらいの残りが出ます。

純正のドレンを使っていますが、何度かマグネット付きに入れ替えようとして忘れていました。M10でピッチ1.25です。

右下のプラグです。2ストオイルが来てません…カラカラです。オイルポンプは稼働している様子、ネジ部にオイルがちゃんと付いています。焼けは悪くない感じですが、電極の溝に何かのカケラが挟まっています。
もちろんこんなところにゴミがあるわけないので、何かが起こったと考えるべきでしょう。
ちなみに左上プラグはキレイでした。が、左上シリンダーに関しては、場所的に何かあっても症状としてプラグに出るのは焼け具合くらいです。開けてみるまでは分かりませんね。

カケラをピッカーでほじくり出してみると、磁石にくっつく…つまり鉄製の何かです。
シリンダーの中に落ちる鉄のカケラといえばピストンリングでしょう。
仮説が正しければ、横振れが基準値を超えていそうだったコンロッドが暴れてピストンが不正稼働し、焼けついたのではないかと思われます。
詳しくはエンジンを下ろしてバラせば分かるでしょう。