続々レストア物語2:エンジン腰上分解

さてエンジンが降りました、早速、原因と思われる右下から開けてみましょう。
左上のガスケットに付いている冷却水、ここの部分が弱いそうで、液ガスで追加養生必須と習いました。今回はやります。
そして絶望が…と思いきや？
メッキ剥げのカスはついていますが…

あれ？メッキは剥げているのかもですが、シリンダー内に傷はありません。爪も引っかかるようなところがありません。
コレはエンジンストップの後、すぐレッカー呼んでエンジン掛けなかったのが正解だったか？

カバーにはメッキの剥げた後はあるもののそれ以外に問題はないです、洗えば済む話。

ピストン側はスカート部が乾いていて、セカンドリングが動きません。
コレが原因かな？要は燃調が薄かったか？
右下はかなり薄く設定を出しています。そうでなければボコついて乗れたものではなかったからですが、クラッチやらエンジンやらをほぼほぼ全部やり直したため、最初のセッティングをリセットして純正に切り戻すべきだった様です。
こちらもピストンに目立つ傷はありません。ギリギリセーフ…。

対して、左上シリンダーは純正セッティングでめちゃくちゃ健全な状態でした。
井上ボーリングさんで加工してもらったヘアラインまでしっかり残っています。

オイルの潤滑もバッチリ。これが正常な状態とすると、右下は明らかに薄すぎですね。一回全部純正戻しですな。
ちなみに左上コンロッドのガタは確実に規定を超えているので、今回は腰下までバラします。

左右を間違えない様にマーキングしておきます。バラしたボルトとパーツも左右をマーキングします。