エンジン組立:クランク〜バランサ〜フライホイール

クランクのシールパーツ来ました。
これでやっと組めます。
たったこれだけのパーツで1万円くらいするんですからねー、ホント高いよなぁ。

再度2ストオイルで潤滑しまくり、写真右側のケースに忘れずにサークリップを組んでベアリングの突起をクランクケースの溝に嵌めていきます(赤丸)。

クランクケース上部にヤマハボンド1215を塗ります。目立たないグレーです。
なお、この接合面は上下クランクケースともオイルストーン#400で均してあります。

真ん中の8番だけシール付きです。

手順通りトルクレンチで順番通り2回に分けて締め付けていきます。

組み上がり〜！
この状態で変な抵抗がないかクランクを回してみます。大丈夫、クルクル回ります。

バランサーを組んでストレイトキーを嵌め、青丸内の合いマークを合わせて組みます。

バランサーは55Nm、ドライブシャフトは90Nmで締め付けます。回らないように5mmのアルミ材を回転方向逆に噛ませます。

ウオポンのインペラですが、ゴムシールを抜く時にクランクケース側に傷を付けてしまって入りません。慎重にリューターでバリを削ります。

スコッと入ってクルクル回るようになれば、シール自体はゴムシールが頑張ります。「Water Side」が外側になります。
とるときは苦労しましたが、嵌める時は周りにシリコングリスを塗って手で押し込めました。

ウオポン組立、ワッシャーとサークリップ組付、2mmワッシャーが奥、1mmワッシャーが手前、最後にサークリップです。

CDIマグネト取り付けです。難しいところはないですが、ピックアップコイルの端子はせっかくなので磨いておきましょう。
ネジはみなネジどめ剤が必要です。トルクはコイルが10Nm、ピックアップが5Nmなのでだいたいの手トルクで締めます。
フライホイールも錆びてるところは磨いておきます。コードはステーで抑えますが、ステーが上側に来ます。
フライホイールの締め付けは93Nmです。

手伝ってもらいましたが、手持ち93Nmは無理で、延長噛ませて脚で抑えた上でエンジンは回らないように手で押さえて、何とか93Nmを実現しました。良かった〜。