CTRピラーのへこみとキズを補修#7(完結編)
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こんにちは。モデラーNです。
またプログレ当番が回ってきました…が、引き継ぎ早々に問題が発覚しました。
昨年の10月に私が補修した、運転席側センターピラーの塗装に細かなクラック(ひび)が入っているじゃないですか!!
よく見ると、ドアが閉まる際に力が掛かる(であろう)ストライカー周囲にクラックが発生、その後広がっていった模様。
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そしてパネル内側のウエザーストリップ部にまでクラックが到達しています。もうこうなると、塗り直しが確定なので、思い切ってゴムハンマーでパネルを叩いてみました。
すると予想に反し、ハンマーで叩いた程度ではクラックは発生せず、また塗料が欠けて剥がれることもなかったです。「う~ん、塗料はちゃんと下地に喰いついているのに、なぜひび割れたのか?」市販の塗料やスプレー塗装については「素人なり」に理解してる「つもり」だし、塗装手順もセオリー通りに行いました。
なのにこの有様です。正直、予想外の結果ですから原因が分かりません。原因が分からないと対策は打てないので、さっさと素人補修を諦め、プロの鈑金屋さんに再塗装してもらいます。
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はじめは昨年事故修理をしてもらった鈑金屋さんも考えましたが、うちの近所でずっと昔からやってる(聞けば創業は昭和34年とのこと)鈑金屋さんが以前から気になっていたので、今回はそちらにお願いしました。
(お店のHPもあるけど、ホントに近所なんで紹介は割愛いたします。)
で、今回の代車はこれ。平成22年式で走行距離は7万5千キロ。無料なんで文句を言うつもりはありませんが、このクルマはハズレでした…
アクセルオフで惰性走行からの再加速時にCVTから猛烈なジャダーが発生。しかもある程度CVTの油温が上がらないと発生しないようで、店を出て15分後ぐらいでいきなり「ズダダダダッ!」ってなったときはマジでビビりました。
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クルマを鈑金屋さんに出してから2日後に修理完了。結局代車のルークスはほとんど乗らなかったです(笑)
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仕上がりはこんな感じです。
当然ですが、再塗装箇所の色が周囲と合ってます。いくらクリアーコートがツヤツヤでも周りと色が違っていたらお話になりません。この時点で調色ができないスプレー缶塗装の限界が露わに。
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このクルマのシルバーメタリック(カラーコード1C0)は わずかにゴールド味を帯びた、メタリック感の強い色ですが、いろんな角度から見てもうまく調色できてます。
塗料はプロが使用する2液性のウレタン(たぶん)なので乾燥も早く、塗膜も丈夫でドアのウエザーストリップが当たっても跡がつくなんて心配もなし。これも1液性ラッカー塗装では難しいです。
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こちらは昨年10月の私の補修完成時の画像。
シルバーの色が合わないのと、ウエザーストリップに補修塗装を当てたくないためにこんな塗り分けラインが出来てしまったのですが…(まさに上記の素人補修の限界による苦肉の策)
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塗り分けラインもスッキリとキレイに無くなりました!
今回鈑金屋さんには、スプレー缶塗装の部分だけ剥離して最低限の範囲で再塗装してもらいました。つまりあの塗り分けラインのあたりで塗装がボカシてあるのです。すごい。ボカシたところが分からない…触っても段差が無くてツルツル。これぞプロの真骨頂。
で、気になる料金ですが、こんなマニアック(?)な箇所の修理なんてサンプルもないので皆目見当がつかなかったのですが、なんと私が補修塗装で使った材料代+消費税分ぐらいしか掛かりませんでした。(気になる方は該当の整備記録をお読み下さい)
こんなに安く、しかもたった2泊3日で修理完了するなんて…最初からプロに頼めば良かった…ってちょっと思いましたが、いろいろ苦労しながら1/1プラモを作る感覚で補修作業を楽しめたのであまり後悔はしていません。
それよりもプログレがきちんと直ったことにホッと胸を撫でおろしています。(だって、頼まれてもいないのに好き勝手に修理し、それが失敗したまま放置するなんて失礼すぎるでしょ 笑)
#いやいや、みんなの実験車なので気にしなくても良かったのにー、と言いつつ、自力補修編とプロ補修編の二本立てで楽しめたのですから私はオッケーです。ありがとうございました!
修理期間 2022年3月29日~3月31日
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