
清里ミーティングが終わって4日が経ってのブログになってしまいました。年々、開催後は精神的にも体力的にも脱力感が強くて、ご挨拶もなく放置したままになってしまってすみません。
遅ればせながらご参加いただいた皆さま、ご協力をいただいた皆さま、今年もありがとうございました。
もうすでに複数の方がイベント報告をされていますので、ちょっとした裏側を交えて回顧録的にお話したいと思います。
今年はイベント告知にもあったように東日本大震災へのチャリティオークションをメインに動いており、例年と違った趣旨になるため、スタッフ同士で煮詰めておりました。
講演会がないのであれば、私も下準備やら構成やら進行やらを考えなくて済むので?
今年はすっかり隠居気分!? でノンビリするつもりだったところ、
事態が一変したのが開催10日前になってのことです。
ERFCと姉妹&協力関係にある「クラブJ58G広島」のS会長さんから携帯に一報が。
「田中さんが行きたい言ぅとるんよ」
その「田中さん」とは、NAロードスターやセンティアのデザインを手がけた
元マツダデザイン本部の田中俊治さんです。
自ら行きたいと申し出てくれたことで、良い意味で事前準備がぶっ飛びました(^^;
ここ数年、講演会をお願いしたくお声をかけており、
参加への快諾はいただいてはいたものの、
マツダ在籍時代以上に仕事やプライベートで多忙を極めていて、
その動向が極めて難しい状況が続いておりました。
それがようやく最近になって落ち着かれたことでジックリ話せるようになったとのこと。
去年までの開催直前になってのキャンセルは彼自身にとっても不本意であったし、
それらのお詫びも兼ねて、今まで話せなかった“本当の話”をゼヒ清里でしたい!!
という強い要望で、これまでの予定を変更して急遽、お越しいただける運びとなりました。
やっぱりマツダの方々、あるいは居られた方は本当に義理堅いです!!
彼自身もこれまで発行された数々の開発ストーリ本では、
どうしても伝え切れていない、あるいは事実と異なる!?
さらに言うと、せっかく書いてもカットされてしまった部分が多々あり、
そんなところも納得が行かず「事実」に正す狙いもあったようです。
「開発は決して一枚岩でなかった…」とハッキリ証言されていたように、
これまでずっと魂が全くない方だけがよく目にする、あるいは耳にするようなことで、
ここ数年「間違った神格化」が一人歩きする傾向が強かったことも事実です。
田中さんのお話をジックリ聞くたびに思ったことは、
例えば「神様が乗ってない神輿を担ぎ上げてる」とか、
はたまた「神無月に神社に行ってお参りしてるようなもん」とか、
そんな状態が一部ロードスター乗りの間で続いていた…とでも言えばいいでしょうか!?
今回、開発者として本当の“魂の叫び”が伝えられたことで、
田中さんご自身も満足していただけたようです。
まさに「J58G 22年目の真実。」といったところでしょうか。
おおまかな内容については、すでに参加された方々が書かれていますが、
詳細については会場に来られていた方々の特権!? としてナイショにしておきます(^^
参加された方が少しずつでも伝えて行っていただければ良いとも思ってますし。
ただ、2時間程度の講演会では、それはとてもとても、まとめられるものでもないし、
伝え切れるものでもありません。
実は、あれでもご自身が用意してきたレジュメの半分も話されていない状態です。
続けて来年もまた来られるか確約はできないものの、
また改めて清里で話す気マンマンですので、楽しみに待っていてください。
(S会長さん、ゼヒとも宜しくお願いします 笑)
さて、本来午前中に開催予定だった、新しい試み
「チャリティオークション」は想像以上に盛り上がってホッとしています。
そこはやはり、商品を提供してくださった
協賛者の方々のお陰以外の何ものでもありません。
元デザイン本部長の福田さんご夫妻のおなじみお手製の
イラストやクッションなどをはじめ、
ナカマエ製作さんの純正以上のクオリティを誇る新作
「ソフトトップカバー」などをご提供いただきました。
普段はじゃんけんで勝ち残れた人のみが手にできた商品が、
今年は“大人買い”で手に入れられることができ、
ヒートアップした部分もあったかと思います(笑)。
おかげさまで募金の金額はなんと約15万円にもなりました。
開催前には数万円程度いけば良い方か…!?
と消極的に考えていたものですから、スタッフ一同驚いております。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
牧草地での車両の並べ方は
おり~ぶ じろうさんや、
24gontaさんの名案で、
とても良い配列でキレイだったし、
終わってみれば今年は例年以上に充実した年となりました。
これで雨さえ降らなかったら完璧に近かったかと。
天気ばかりはどうにも出来ないことではありますが、
完璧目指して来年以降も頑張りたいと思っています。