DIATONEサウンドナビのイコライザー調整でパーフェクト(Perfect)を試す
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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ダイヤトーンサウンドナビの最上級スピーカーSR-G400を導入しています。有名なパーフェクト(Perfect)と呼ばれる設定を、31バンド調整できるこのナビで行なってみます。スピーカー自体が良いのでほぼフラット設定のまま2年間使ってきましたが、せっかくなのでイコライザー調整を試してみました。
パーフェクトの設定ができると、そこから派生したイヤガズムエクスプロージョン(eargasm explosion)という設定もすぐ試せます。
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このダイヤトーンサウンドナビのイコライザー設定はフロントが31バンド、リヤが10バンドと調整幅が細かいので大変です。つまり計41箇所もポチポチする必要があると…
このナビは1ステップ(1目盛り)の変更で0.4db上下に変化します。
パーフェクト設定はこの形に全域で音をプラスします。しかしこれだと増やし過ぎになるので1dbに対して単純に1目盛(0.4db)増やす形にしました。
32Hz:+3dB → 3目盛(1.2dB)
64Hz:+6dB → 6目盛(2.4dB)
125Hz:+9dB → 9目盛(3.6dB)
250Hz:+7dB →7目盛(2.8dB)
500Hz:+6dB → 以下同様に
1KHz:+5dB → ...
2KHz:+7dB → ...
4KHz:+9dB → ...
8KHz:+11dB → ...
16KHz:+8dB → 8目盛(3.2dB)
実際にこれを荒めに設定すると左から目盛はこんな感じになります。31バンドの最初を0にして、残り30ヶ所を10分割して3つずつ設定するイメージです。
この写真の例ではこうなります。
0 3 3 3 6 6 6 9 9 9 7 7 7 6 6 6 5 5 5 7 7 7 9 9 9 11 11 11 8 8 8
※このナビでdb数をパーフェクト設定に本当に合わせるには例えば+3dbなら3を0.4で割り7.5、つまり7〜8目盛り増やします。しかしそれだとスピーカーによっては音割れするかもしれません。
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荒く合わせた後は、細かく調整してこのように最終の形にもっていきます。
フロント31バンドは左からこの分目盛をプラスにしました。
それぞれのエリアの真ん中の数字はパーフェクトのdb数に合わせていて、全体をなだらかに繋がるようにその左右の目盛を上げ下げしました。
【フロント】
1 (20Hzエリア)
2 3 4 (32Hzエリア)
5 6 7 (64Hzエリア)
8 9 10(120Hzエリア)
8 7 6(250Hzエリア)
6 6 5(500Hzエリア)
5 5 5(1kHzエリア)
6 7 8(2kHzエリア)
9 9 10(4kHzエリア)
10 11 9(8kHzエリア)
9 8 7(16Hzエリア)
一行で上記フロント31バンドの設定を書くとこうです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 8 7 6 6 6 5 5 5 5 6 7 8 9 9 10 10 11 9 9 8 7
【リヤ】
3 6 9 7 6 5 7 9 11 8
リヤは10バンド調整なのでパーフェクトの目安の設定をそのまま使えます。
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パーフェクト設定の感想は、やはりドンシャリ設定のため低音高音がそれぞれ強調されてくっきり。
ヴォーカルや高いギターの音、ベースやドラム音が強調されてフラットとは全く別物に。
フラットで音量14で聴く音楽が、パーフェクトだと音量12でも十分なほど全域で音が大きくなります。
一方、ポジション設定がフロントR(自分定位)だとパーフェクトではドンシャリ過ぎて高音がキンキンと耳障りに聞こえてしまうこともあります。
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そこでPremDIA RealPositionの設定画面で定位をずらします。パーフェクトの設定に合うのはオールかフロントですね。
オールはライブの最前列(生音が聞こえる感じ)のイメージです。歌手が目の前にいるような感覚になります。
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フロントもパーフェクト設定と相性が良いです。フロントはライブの前列めの席(PAを通した音)に近いです。
まるでライブのような、臨場感あふれた感じになります。私はイコライザーをかける時はこちらの設定にしています。
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フロントR(初期設定)は運転席に定位が合うのでヘッドホンをかけた時のような感じになります。
停車している時はこれが良く聴こえるのですが、走行中はフロントRでなくフロントの方が聞こえやすいですね。
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高音がきついと感じる時は4kHzエリアを4目盛り程度に下げて高音域を削ります。
これがパーフェクト設定から派生した、イヤガズムエクスプロージョン(eargasm explosion)と呼ばれる設定になります。
リヤも同じように9→4程度へ下げます。
ヴォーカル含め高音の強調が少なくなり、他の楽器が聴きやすくなります。
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ネットで参考にした他の方の31バンド設定例も備忘録として(写真はダイアトーンの取説で設定と関係ありません)
【パーフェクト】
1 2 3 4 5 6 7 8 9 9 8 7 7 6 6 5 5 5 5 6 7 8 9 9 10 11 11 11 10 8 6
【イヤガズムエクスプロージョン】
1 2 3 4 5 6 7 8 9 8 8 7 7 6 6 6 5 5 6 6 7 6 5 4 6 8 11 10 9 8 6
イヤガズムの方は4kHzの高音エリアが5 4 6で、パーフェクトの9 9 10に比べると抑えられていますね。
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イコライザー以外の設定は、サウンド設定の1番下の方に初期設定があり、車種とスピーカーを元に設定ができます。
フォレスターとダイヤトーンG400スピーカーを選び初期設定をして、そこから自分好みに変更していきます。
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他の設定はこんな感じです。車速連動でボリューム調整を1にしておくと一定速度を超えると自然に音量が上がって良いです。
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イコライザーをかけずにフラットで聴く時はバスブーストを1へ変更して低音を強調しています。私は楽器かじってましてベーシストなので、ベース音が欲しいからです。
2へ変更すると空間的に低音が広がる形に音響が変化します。1に比べると締まりがなくなってしまうので、ベース音をちゃんと聴きたいなら1の方が良いです。低音をボワーっと出したいなら2ですね。
ただ、イコライザーを使う時は0に戻します。そうしないと低音がボヤけて他の音を邪魔してしまうからです。
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