- 車・自動車SNSみんカラ
- まとめ
- その他
- 眩しい!ライトとランプの使い方間違ってませんか!?
- 複眼 AUDI A6 のヘッドランプも個性的だ。
まとめ記事(コンテンツ)
徳小寺 無恒さん
2011/09/07
複眼 AUDI A6 のヘッドランプも個性的だ。
2011年09月07日
このところの AUDI のフロント周りのデザインを見ていて、A6 も同じような流れで出てくる筈だと思っていたが、まったくその通りにリリースされた。
帯状の「ポジショニング・ランプ」は当然だと考えていたが、さらにオプションであるが、フルLEDで出てくるとは思わなかった。
他所のLEDランプのデザインは、基本的に旧来のヘッドランプのデザインの枠を逸脱していないが、AUDIの場合には、まぁ好き嫌いはあるが、「光点」の流れを自由自在に操り、これまでのヘッドランプの形に囚われないデザインで、次々と挑戦してくる。
新しい A6 の場合は、標準車は、バイキセノンを主眼としているが、

こちらが標準車のヘッドランプ。バイキセノンのプロジェクターで目新しさはない。
この標準車のデザインは、正直、目新しさとか斬新と言うイメージは存在しない。これが オプションの フルLEDヘッドランプになると、状況は一変して、

オプションのフルLEDヘッドランプになると、これまでにない独創的な雰囲気が醸し出される。
帯状の「ポジショニング・ランプ」と「ウインカー」は、驚かないが、9個のLEDが並ぶ「ロービーム」のデザインには他にはない、独創性と雰囲気が見る者を圧倒させてしまう。
その構造は実に凝っていて、

実に複雑な構造と、熱処理に苦心した様子が伺える。
複眼のLEDの効率の良い配列と、それらの熱の処理に苦心した様子が見て取れる。デザインの自由度が高いという事は、裏を返せば、それを実現するために他のヘッドライトとは異なった、生産技術が要求され、コストも合わせて大いに努力したに違いない。
さらに感心したのが、LEDと言うと、一般的には「長寿命」、「省電気」、「低発熱」なんて言われているけど、実際には、それなりの明るさを求めると、恐ろしいくらいの「発熱」があるし、悪いことに、LEDは余り「熱」には強くないので、入念な「熱対策」、「放熱」が考慮されていることが見て取れる。
省電気と言う事からは、最初のLEDヘッドランプを採用したレクサスなんて、明るい事は明るいが、消費電力は約50Wと、従来のヘッドランプとあまり変わらなかった…と言うのが実態であった。
最初のLEDヘッドランプから月日は流れ、この A6 の場合には、これだけの LED を使いながら約40W にまで消費電力を減らすことになった。
そうそう、熱対策について追記だが、AUDI は、厄介者の「熱」について、逆に積極的に利用する方法を編み出した。それが、

「毒を持って毒を制す」か・・・熱を積極的に利用する方法を編み出した。
つまり、これらのLEDモジュールなどから発生する熱を集め、それを正面のレンズへ導き、レンズの曇り防止や、冬季のレンズ面への「凍結」や「着雪」を防止しよう・・・というモノである。
これであれば、キセノンでも問題になった、冬期間のレンズ面の曇りや着雪を防止でき、さらに排熱にも貢献できるという、まさに一石二鳥のアイディアを AUDI は実現してしまったのあった。

センサーによって、配光パターンが変えられる。(画像は欧州仕様)
デザインの自由度や、将来的にさらに消費電力が少なくなり、省電力という観点からも注目される LED だが、実は、それ以外にも積極的に LED にシフトしたい、カーメーカーや、ヘッドランプのメーカーも思惑がある事をご存じだろうか。
次回は、少々難しい話だが、そのあたりにも触れてみたいと思う。
このところの AUDI のフロント周りのデザインを見ていて、A6 も同じような流れで出てくる筈だと思っていたが、まったくその通りにリリースされた。
帯状の「ポジショニング・ランプ」は当然だと考えていたが、さらにオプションであるが、フルLEDで出てくるとは思わなかった。
他所のLEDランプのデザインは、基本的に旧来のヘッドランプのデザインの枠を逸脱していないが、AUDIの場合には、まぁ好き嫌いはあるが、「光点」の流れを自由自在に操り、これまでのヘッドランプの形に囚われないデザインで、次々と挑戦してくる。
新しい A6 の場合は、標準車は、バイキセノンを主眼としているが、

こちらが標準車のヘッドランプ。バイキセノンのプロジェクターで目新しさはない。
この標準車のデザインは、正直、目新しさとか斬新と言うイメージは存在しない。これが オプションの フルLEDヘッドランプになると、状況は一変して、

オプションのフルLEDヘッドランプになると、これまでにない独創的な雰囲気が醸し出される。
帯状の「ポジショニング・ランプ」と「ウインカー」は、驚かないが、9個のLEDが並ぶ「ロービーム」のデザインには他にはない、独創性と雰囲気が見る者を圧倒させてしまう。
その構造は実に凝っていて、

実に複雑な構造と、熱処理に苦心した様子が伺える。
複眼のLEDの効率の良い配列と、それらの熱の処理に苦心した様子が見て取れる。デザインの自由度が高いという事は、裏を返せば、それを実現するために他のヘッドライトとは異なった、生産技術が要求され、コストも合わせて大いに努力したに違いない。
さらに感心したのが、LEDと言うと、一般的には「長寿命」、「省電気」、「低発熱」なんて言われているけど、実際には、それなりの明るさを求めると、恐ろしいくらいの「発熱」があるし、悪いことに、LEDは余り「熱」には強くないので、入念な「熱対策」、「放熱」が考慮されていることが見て取れる。
省電気と言う事からは、最初のLEDヘッドランプを採用したレクサスなんて、明るい事は明るいが、消費電力は約50Wと、従来のヘッドランプとあまり変わらなかった…と言うのが実態であった。
最初のLEDヘッドランプから月日は流れ、この A6 の場合には、これだけの LED を使いながら約40W にまで消費電力を減らすことになった。
そうそう、熱対策について追記だが、AUDI は、厄介者の「熱」について、逆に積極的に利用する方法を編み出した。それが、

「毒を持って毒を制す」か・・・熱を積極的に利用する方法を編み出した。
つまり、これらのLEDモジュールなどから発生する熱を集め、それを正面のレンズへ導き、レンズの曇り防止や、冬季のレンズ面への「凍結」や「着雪」を防止しよう・・・というモノである。
これであれば、キセノンでも問題になった、冬期間のレンズ面の曇りや着雪を防止でき、さらに排熱にも貢献できるという、まさに一石二鳥のアイディアを AUDI は実現してしまったのあった。

センサーによって、配光パターンが変えられる。(画像は欧州仕様)
デザインの自由度や、将来的にさらに消費電力が少なくなり、省電力という観点からも注目される LED だが、実は、それ以外にも積極的に LED にシフトしたい、カーメーカーや、ヘッドランプのメーカーも思惑がある事をご存じだろうか。
次回は、少々難しい話だが、そのあたりにも触れてみたいと思う。
Posted at 2011/09/07 01:58:24
イイね!0件
オススメ関連まとめ
-
2021/07/22
-
2021/11/03
-
2025/04/19